Home > 対談
対談 Archive
京都 徳正寺で、香田さんの納骨式②
昨年、亡くなられた香田さんの納骨式が京都、徳正寺で開かれました。
前日の宴会の後、若手は木屋町辺りに繰り出すのかと思いましたが、近頃の若者は大人しいですね。
以前、造形大で開かれた学会で講演しましたが、夜は祇園辺りで酒盛りでしたどすえ。
納骨式、当日の徳正寺です。
タクシーの運転手が見かけない喫茶店へと車を走らせてしまい、ほんま京都のタクシーはいけずどすえー。
徳正寺の並びに店を構える写真館ですが、中々古びた佇まいで、よろしおますなー。
ただ、自称、京都観光課、環境保全取り締まり委員会としましては、細かいようですが黄色で囲んだ箇所に問題ありと見ました。
モンドリアン的に申せば、古びかたのリアリズムが足りない、ですかね。
また、東京オリンピックに向けて、自称、取り締まり委員会とては、京都にお住いの皆様に男は普段着として狩衣、祝祭日は烏帽子に直衣の着用、女性の場合は十二単を着て頂きたいと思っておりますし、タクシー業界と話し合い、京都を走るタクシーを牛車に変えることもご提案させて頂いております。どないでっしゃろ。
まー、かなわんわー。
徳正寺の中庭に在ります東大教授、藤森さんデザインの茶室です。黄色で囲みました窓は、徳正寺住職、等さんの労作です。
御覧になって判る様に茶室の壁が曲面ですから、ガラスをはめ込むのに大変、苦労されたそうです。
哲学者、鶴見さんの書です。中々の書と御見受け致しました。
さて、香田さんの納骨式が始まりました。
とり行うのは等さんの息子さんです。以前、京都で開きました『PH、4.5グッピーは死なない』のトーク・ショーに見えられた頃は、初々しい青年でしたが、今は立派な僧侶です。
香田さん、この世は一先ず幕を下ろしましたね。ご冥福をお祈り申し上げます。
私も『ガロ』に、区切りが付きました。
この後、巨匠達の鼎談とアックス若手の鼎談が開かれました。
東京から参加した出版編集氏も加わり、賑やかな座談で幕を閉じました。
これから飲み会になり、章子さんの手作り料理が並ぶのですが、また食べる方に夢中になり撮るのを忘れてしまいました。章子さん、ごめん。
徳正寺での鼎談、『アックス』「追悼、水木しげる」に載っております。
私は気になる水木さんの「ペン画」についてお話しました。
手に取りたい方は『アックス』ホーム・ページへ。
たらふく御馳走になり、これから京都在住の作家、いしいしんじさんと京大裏の焼き鳥屋で飲もうと思いましたが、つながりません。お忙しいようです。それで大人しく、車中の人となりました。
遠ざかる京都の山々から、鐘をつく音が聞こえます。「祇園精舎の鐘の声・・・・」
長井さん、香田さん、安らかにお休み下さい。
- Comments: 0
- Trackbacks (Close): 0
京都 徳正寺で、香田さんの納骨式。
昨年、亡くなられた香田さんの納骨式が、京都、徳正寺で開かれました。
東海道新幹線に乗るのは久しぶりで、時刻掲示板を眺めておりますと、喫煙マークの車両が目に留まり、何とグリーン車で煙草が吸えるのです。驚きました。
ちゃーんと煙草が吸えました。
京都に着きました。京都は東海道新幹線が開通した当時「なぜにあなたは 京都へ行くのー」との歌が流行っておりました。
今まで東京から大阪まで八時間かかっておりましたが、新幹線はその半分、四時間で大阪へ着きますから、二十代の頃は仕事を含め、よく京都へ参りました。よく来た理由の一つに、その後の日本の風景を変える変化が起こっていたからです。その話は又の機会に・・・。
ただ便利になったと喜んでいる一方で、確かドリフターズのいかりや長介さんが、「大阪の仕事は、従来は一泊二日の仕事だったのが、新幹線で早朝、東京をたち、夕方には本番収録を終え、新幹線に乗って東京へ帰る一日仕事になってしまい、ギャラが半分になり忙しさは倍になった。」とテレビのインタビューで答えていたのを記憶しております。
もう、京都です。
納骨式の前日の会食は七時からですから、拉麺小路で京都のラーメンを頂きました。
チャーシューが懐かしい味で、美味しい。隣の若いサラリーマンが、チャーシュー麺を頼んでおりました。チャーシューが美味しい事を知っているのでせう。
ホテルへ荷物を置くと、徳正寺へと向かいます。
徳正寺は京都大丸の近く、街中のお寺で、多くの文化人が講演やホテル代わりに利用しております。
章子さんが、我が家の朝食は美味しいよ、と言っておりましたので、今夜の会食楽しみです。
皆さんお揃いで、早速、章子さんの手料理が次々と並び、お酒も美味しい。
食べるのに忙しく、章子さんの手料理を写すのを忘れておりました。章子さん、御免なさいね。
京都の夜は更けてゆきます・・・・・・続く。
- Comments: 0
- Trackbacks (Close): 0
『江口寿史全イラストレーション集』で対談。
70年代から80年代の男性漫画家を見ますと、鳥山さんの「アラレちゃん」と江口さんの「ひばりくん」が、女性キャラとして際立っております。
その江口さんの上下2冊の豪華版イラスト集で、ファン垂涎の一冊です。
江口さんはイラスト集を数々出されておりますが、帯に「今まで出た画集は、全部捨てちゃって」とコメントしております。
彼らしいです。まぁ、彼はやはりアーティストですよ。繰り返すのが嫌なのですね。
職人は繰り返して芸を極める人です。たこ焼きなどを見ておりますと手際が良く、何度も繰り返します。これが職人芸なのです。一般ピープルはこれを技と言って驚き、関心し、褒めたたえます。
アーティストは困ったことに同じことを繰り返すのが嫌な人種です。飽きるのです。
村上隆がうまい事言っております。画家は何枚描こうが、その代表作、一番流布した作品1点に絞られると。だから江口さん、貴方はひばり君です。覚悟しなさい。
対談で彼は重要な告白をしております。奥さん、困ったら私に相談して下さい。手なずける方法をお教え致します。
それと私、鳥山さんの三輪車に乗ったおかっぱの女の子のブリキ玩具が欲しいです。
ゼンマイを巻くと、「ぐれてやる」と喋りながら、三輪車に乗ってグルグル回る玩具です。
手に取りたい方はこちらまで。
- Comments: 0
- Trackbacks (Close): 0
[論座]漫画烈伝―ガロとその時代に出席。
第三回 赤色エレジー―初期林静一の世界
日時 8月22日(土曜日)19:00開場/19:30開演
会場 高円寺円盤 杉並区高円寺南3-59-11五麟館ビル2F
TEL/FAX 03-5306-2937
出演 高野慎三(北冬書房代表/漫画・映画評論)
ゲスト 林静一(画家)
1500円(1ドリンク付)
つげ義春さんの『ねじ式』から次世代の若手、佐々木マキと林静一のアート・マンガへ、それから赤瀬川さんの『お座敷』へと、劇画ブームとはまた別の漫画表現を切り開き、牽引した名編集長、高野慎三さんと六十年代とガロについて対談します。
主催者の文言に、本会では林静一初期世界を浮き彫りにしてまいりますとあります。
浮彫ですって、奥様。えっ、奥様は鎌倉彫を習っていらしたのですか。浮彫も良くってよ、奥様。
- Comments: 0
- Trackbacks (Close): 0
NHK『オイコノミア』に出演。
放映日を過ぎましたが、画像が出て参りましたので載せます。
NHK『オイコノミア』で又吉直樹さんと、文壇バー『猫目』にてお話を致しました。
台本を見ていないので何の話をすれば良いのか、テレビ出演、始まって以来の台本無しの対談です。
写真、右手に写っておりますのが美術史家の山下祐二さんで、飲みに来たらテレビの収録会場になっており、戸惑っております。
他のお客さんもカメラが回り出すと、何時もの放談が出来ず困っている様子です。
私も現在、脂ののったキャリアのあるギャラリーの前で対談するのは初めてで、ウインブルドンへ出場する選手のような緊張を覚え、冷や汗が出ました。
又吉さんも以前、朗読会に顔を見せたと言う文壇バー『風花』へ行きましたが、編集部の集まりが終わったのか、多くの出版社の方が詰めかけ呑んでおりました。
そこへ又吉直樹さんが顔を出したものですから、又吉さんに小説を書くよう勧めた『文学界』編集部の方も呼び出され、店に入りきれない状態となりました。
遅くまでご苦労様でした又吉さん。体に気をつけてご活躍ください。また、芥川賞候補、おめでとう御座います。いつか余裕が出来た時でも飲みませう。
- Comments: 0
- Trackbacks (Close): 0
江口寿史さんと対談。
先日、江口さんの画集が出るので、江口さんと対談を致しました。
プロの後輩から対談を申し込まれるのは嬉しい事です。
下の画像は、対談終了後、食事に入ろうとした店です。あまり本題と関係ありません。
タイ料理店で江口さん、編集諸氏、カメラマンさんと食事をしましたが、ここでも録音テープをまわしておりました。さて対談原稿、どの様になっておりますやら・・・。
江口さんが携帯で大友克洋さんを呼び出し、三人で会食です。大友さん、八十年代にフランスから出しました『アキラ』が50万部のベスト・セラーとなり、欧米での日本漫画ブームの火付け役となりました。
今はナノ・レベルの時代ですから、ベスト・セラーの詳細な分析が必要です。『アキラ』のフランスでの購入者は首都パリでは無く、マルセイユなどの地方都市に住む高校生が中心だったそうです。
以前、フランスへ招待されて、見学した日本漫画ブースの『ワンピース』『NARUTO』なども、高校生を中心に読まれておりました。
60年代の『劇画ブーム』の頃は、大学生が漫画を読むとは嘆かわしいと言った論調でしたが、現在の漫画ブームの火付け役は高校生と、ちょっと年齢が下がっておりますね。
「セーラー服を、脱がさないで~」の時代と共にあるようです。
大友さん、フランスから勲章を二つ貰っておりますが、飲み歩くうちにその一つを落したそうです。拾った方は大友までご連絡下さい。
飲み会が終わりタクシーに乗り込むと、娘からのメールが届いておりまして、江口さんと飲んでいた事を羨ましがっておりました。娘は江口さんのファンです。何処かで知った作家を見つけると、すぐにメールが飛び交う時代です。
江口ファン、画集は8月頃の出版予定だそうです。楽しみにお待ち下さい。
今度、江口、大友の若き作家と新宿、恵比寿辺りで飲みますかね。ピース又吉さんも呼び出そうかな。
- Comments: 0
- Trackbacks (Close): 0
『アックス』マンガ新人賞選考結果発表です。
恒例の新人賞選考会が開かれました。
今回、漆部の日常を描いた作品で新人賞を取りました、堀道広さんを交えての選考会です。
10代の作家が応募して来まして、選考委員としては励みになります。
大きく育ってくれると嬉しいのですが。
選考委員の堀さん、伝統工芸の世界に生きていらしたから、諸先輩への礼儀を忘れておりません。お土産をお持ち頂きました。
先日、お会いしたフランス青年も、京菓子をお土産にお持ち頂きました。以前、フランスへお伺いした時も、各国の若者の、目上の人への礼節がキチンとしているのには驚きました。
堀さん、NHK番組『美の壺』へ出演されました。国も今年は伝統工芸、国際化元年と位置付けております。技術の高さではどの国にも負けておりません伝統工芸、世界へと羽ばたきます。
仏師、彫金師見習いなど、まだ多くの人が知らない世界があります。是非、その世界を作品化して『アックス』へお寄せ下さい。
大学出るだけが人生ではありません。特に伝統工芸などは早い内から技術の習得が不可欠です。大学を出てからでは遅いと、匠の巨匠が申しておりました。
選考後の会食は、創作料理店です。料理の世界も激しく動いております。10年、100年後、どの様な世界が広がっているのでしょうか。
今号は、今年亡くなられた辰巳ヨシヒロ氏の追悼号です。
多くの方が弔文を寄せられ、中でもアスト竹本氏の、パリの地下鉄で隣の人が読んでいた新聞『ル・モンド』に、辰巳さんの訃報記事が載っているのを見て知った、との文章が印象に残りました。
詳しくは、漫画雑誌『アックス』ホームまで。
- Comments: 0
- Trackbacks (Close): 0
グレートブリテン及び北アイルランド連合王国へ⑭
セインズベリー日本芸術研究所のご招待、英国旅行の最後の日となりました。
部屋に飾ってある絵が、日本の少年の絵です。誰が描いたのか判りません。
客への心遣いが感じられ、英国風おもてなしに感謝です。
朝食は家庭的なダイニング・ルームで頂きました。テーブル数が少ないのは、オーナーと親しい関係者の客人が泊まるホテルだからでしょう。
目玉焼きが絶妙な焼き加減で、美味しく頂きました。
目玉焼き、あなたは黄身を崩して白身にからめて、或いはパンにつけて食べますか、それとも黄身を崩さず、白身を食べてから黄身を食べますか。
ケンブリッジの街は、中国系の旅行者で溢れております。 ケンブリッジ大学へ入学した最初のアジア人、中国の詩人、徐志摩の等身大写真や、卒業時に書き残した「ケンブリッジをまた去るに当たって」などの詩などが飾られてあるキングス・カレッジは、中国系の観光客を乗せた観光バスが次々と停まっております。
旅行の写真は、絵ハガキと似てしまいますが、観光客の頭が写り込んでいる処が、絵ハガキとは違います。
ケンブリッジとライバル関係にあるオックスフォードは、日本経済バブル期に赤瀬川原平氏が講演で訪れておりますが、オックスフォードも今は、中国系観光客で溢れているのでしょうか。
マルクスの唯物史観「芸術は土台、政治、経済の影響をうける」を、思い出させる光景でしょうか。
英国は水彩が発達した国ですから、カレッジの庭に咲いているバラも、どこか水彩画風です。
ケンブリッジからちょっと歩きますが、バージニア・ウルフがブルームズベリー・グループと通ったティールームへと参りました。
ここは小道が美しいですから、ケンブリッジから散歩がてら徒歩、或いは自転車で行かれると良いでしょう。
昼食を頂きました。パイ包みで焼いた肉をサラダで包んで食べます。美味しいです。辛みのあるマヨネーズ・ソースがあると、口の中で変化が生まれ、二種類の味を楽しめるのではないかと思いました。
迎えの車でヒースロー空港へと向かいますから、英国最後の食事となりました。
ヒースロー空港で時間が有りましたので、ドリンク・バーでアイス・コーヒーを注文しましたが、残念ながら座布団2枚の仕上がりでした。その残念なアイス・コーヒーの写真も、残念ながらバッテリー切れで撮る事が出来ませんでした。
写真はロンドンの書店から出版した書籍を入れて送る封筒ですが、セインズベリー日本芸術研究所で作って頂きました。
渡英中はお世話になりっぱなしで、セインズベリー日本芸術研究所の皆様には心からお礼を申し上げます。本当に有難う御座いました。
また、大英博物館、ニコル学芸員から、反響を呼んだ『大春画展』のカタログも頂きました。有難う御座いました。
キュー・ガーデン所蔵の『イングリッシュ・ガーデン』翻訳本を求龍堂さんから頂きました。 手に取りたい方はココから購入して下さい。
最後にANA機内でまたもやアイス・コーヒーを注文したところ、客室乗務員のお嬢様が缶コーヒーを持って現れ、「これで御作りしても宜しいでしょうか?」と尋ねられ、アイス・コーヒーを作って頂きました。ANAのおもてなし、有難う御座いました。
無事、羽田に戻って参りました。
ノーリッジで行いましたトークイベントの英訳が、米国のThe Comics Journalに載っております。
ハバナ個展の記事です。
Habana(ハバナ歴史事務所)の’Habana Patrimonio’の記事です。
Cuba Contemporánea の記事です。
Habana Times の記事です。
Radio Musical Nacional,の記事です。
Radio Rebeldeの記事です。
キューバの日系の方々のサイト、CUBANO NIKKEI の記事です。
Cuba Cooperation France の記事です。講演の様子ですが私、暑さでボロボロになっております。
Habana Culturalの記事です。洋装のこの絵が人気です。後ろの椰子の木がキューバの方々の心を捉えたのでしょうか。
メキシコでの個展です。
主催のベラクルス州立大学の新聞の記事です。
AGN VERACRUZ Periodismo puntal y con sentidoの記事です。
Organización Editorial Mexicana社の’El Sol de Leon’の記事です。
lado.mxの記事です。
‘DIARIO A・Z XALAPA VERACRUZの一回目の記事です。
‘DIARIO A・Z XALAPA VERACRUZの二回目の記事です。
EL HERALDO DE VERACRUZ’からの記事です。
‘Oye Veracruz CULTURA’からの記事です。
La noticia en caliente’からの記事です。
‘PUNTO Y APARTE’からの記事です。
‘la veracon’からの記事です。
LA GAZETA TVの画像です。
- Comments: 0
- Trackbacks (Close): 0
ホーム > 対談
- Search
- 関連リンク
-
- ロッテ 小梅だより
ロッテのキャンディ『小梅ちゃん』のファンページ。『小梅ちゃん』のプロフィールやパッケージに展開されている『小梅恋物語』などを詳細に掲載しています。 - 名匠雑貨店
叙情画の匠が贈る雑貨店 - 日本アニメーション協会
林静一が所属する日本アニメーション協会のホームページ。 - 林静一オフィシャルサイト
オフィシャルサイトはこちら。 - 菓匠三全
林 静一が包装等をデザインする、仙台銘菓『萩の月』の三全のホームページ。 - 青林工藝舎 アックス
林 静一が南伸房、水木しげるらと審査員を務める 青林工藝舎「ax(アックス)」のページ。
- ロッテ 小梅だより
- Feeds
- Meta