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美術評論家Ryan氏の『映像マンガ:林静一と佐々木マキ』の続きが『The Comics Journal』に掲載されました。

69年の漫画月刊誌『ガロ』で、次世代漫画家としてマキと対談しました。その英訳文とRyan氏の解説と感想です。

表紙-1

赤瀬川さんの装丁ですね。

ガロ作家の評論集や、私の対談に付き合って頂いた映画監督の鈴木清順さんの作品、高橋英樹主演『刺青一代』のスチールまで載っております。

ガロを築-2

詳細は下記アドレス、コミックス・ジャーナルのホームで。

http://www.tcj.com/singing-our-own-song-hayashi-seiichi-vs-sasaki-maki-1969/

Ryan氏の資料収集はきちっとしてますね。また、重要だと思われる講演、対談には顔を出しております。感心します。

その内、ガロの事はRyanさんに聞けと言われる様になるのかもしれません。

『源氏物語』研究も、外国のほうが活発で進んでいると言われておりますから・・。

明治時代の、これからは神道の時代だ! と、仏像を壊したり放り出したりの時代と、今の時代はそう変わっていないのかもしれません。

しづ心なく 花の散るらむ。日本人かもしれません。

美術評論家Ryan氏の比較評論『映像マンガ:林静一と佐々木マキ』が、『The Comics Journal』に掲載。

石子順造氏の評論を中心に、1969年『週刊朝日』『わからないのが流行する』のグラビア特集も紹介されております。

これが当時『週刊朝日』に特集された記事です。佐々木マキと私ですが、「藤沢光男」さんも取り上げられていたと思います。

この週刊誌の発売、翌日に、NHKさんから密着取材の依頼があり、断ると『ガロ』編集部の高野さんに叱られてしまいました。確かに取材を受けて『ガロ』の宣伝をしないと、弱小出版社は大変ですからね。

扉_1

でも、両極性障害の母を抱えての生活はやはり、お見せする以上の修羅場を抱えておりましたし、カメラマン等スタッフが家へ上がり込むと、母は何が起こったかと不安になり神経が不安定になる恐れがありましたから、今どきの若者のサンプルとしてはお役に立てないと思い、お断り致しました。

写真-2

二十二歳の私と書きましたが間違いですね。69年の『週刊朝日』ですから24歳の私と一つ下のマキです。若いですね、お肌ピッチピチですよ奥様。

今の若者世代は「悟り世代」と呼ばれているそうですが、私達の世代は当時「シラケ世代」と呼ばれておりました。

Ryan氏の評論は下記のアドレスへ。

http://www.tcj.com/a-vogue-for-i-dont-get-it-hayashi-seiichi-vs-sasaki-maki-1967-69/

 

69年の漫画雑誌『ガロ』に掲載されたマキとの対談も、近々、英訳されます。

 

美術手帖 5月号『バルテュス』特集号

東京都現代美術館で開かれております『バルテュス展』に合わせての美術手帖『バルテュス』特集号に、我が国の少女像が特集されております。

表紙-1

蕗谷さん、金子さんと私の少女像が載っておりますページです。
この絵は、三全さんの『萩の月』のイメージ・キャラクターとして描いたものですが、もう少し大人にしてくれとの要望で、現在の女性像に落ち着きました。

金子國義さんとは、ミニの女王・ツイッギーが来日しました時に、『装苑』で対談を致しました。日本の女性はミニを履いているのか?ありゃー、腰巻だとの発言は、前日にパリから戻られた金子画伯らしい言葉でありました。

今回、バルテュスの少女にスポットがあたっておりますが、私はアパートの窓から見たパリの路地裏の、人の居ない風景画も好きです。
これで雨が降っていたら、私はホテルに引き籠り、ルームサービスを頼んで、ベッドの上でシーツに包まり、裸で一日過ごします。

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ゴールデンウイークに彼女、彼と、『バルテュス展』、観に行かれては如何でしょうか。

 

朝日新聞『私のグッとムービー』にインタビュー記事掲載。

9月6日、朝日新聞夕刊、連載コラム『私のグッとムービー』で、ミュージカル映画『ウエスト・サイド物語』について語りました。

記事にあります様に、11回も観た映画はこの映画の他にはありません。また、封切館でこの映画は、3年間のロングラン上映となっております。現在では考えられません。映画が娯楽の王様であった時代の、偉大な記録です。

記事-1

ミュージカルの魅力の一つに挙げられるダンスは、戦前から若者の社交の場には欠かせないものでした。
60年代、ディスコで踊っていますと、先生に引率された修学旅行の生徒さん達が、これがディスコかと、もの珍しそうに覗き、入って来ました。

新宿には雨後の竹の子のようにディスコが開店し、70年代の映画『サタデーナイト・フィバー』やテレビの『ソウル・トレイン』などが流行り、踊りは若者の週末の遊びの一要素となり、新宿には「椿ハウス」など大型店舗も出現し、80年代のバブル期には「マハラジャ」「ジュリアナ東京」が人気となりました。

私が最後に踊ったのは、アニメ作品『源氏物語』の打ち上げで六本木の「トゥーリア」で踊ったのが最後です。
この翌日、この店の踊り場のシャンデリアが落下したことを新聞で知り、胸を撫で下ろしたことを覚えております。

ダンスは今や若者の遊びと言うより、表現、アートとなっておりますし、無心に踊る時、何もかも忘れることが出来、ストレス解消にも効果があります。

京都新聞に切手『日本の歌シリーズ・浜辺の歌』掲載。

京都新聞、8月14日夕刊に、切手『日本の歌シリーズ・浜辺の歌』の記事が掲載されました。

郵政省から記者発表までの一年間、マスメディアにニュースを漏らさないよう、固く口止めをされました。

発売当日、読売新聞から、インタビューを受けたのを覚えております。

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今、若い女性の間で切手がブームだそうですが、当時も、デパート個展のサイン会の日には、サインを求める切手マニアの長い行列が出来ました。

記事は、着物の浴衣にスポットがあたっておりますが、まぁ、若い頃は、友人の結婚式に振袖を着て行く、夏場のデートに浴衣を着る、その位のお付き合いしか着物にはありませんが、30を過ぎたあたりから、着物の必要度、重要性を身をもって知るようになります。
ちょっとハイクラスな、ホーマル着用のパーティーに出席する時などは、イブニング・ドレスと同格のホーマル・ウェアーとして便利で、体のラインが露わになる西欧のホーマルと違って、七難、隠して頂けるのが着物なのです。

西欧のドレスは意地が悪いですよ。逆光になるとボディのみ、裸体が浮かび上がる素材のドレスや、手入れの届きにくい、老いが目立つ背中を見せるドレスなど、列席した男性は、その姿を見ながら、品定めに近い鑑賞を楽しむのです。
あなたは洋装で、戦う自信はありますか。
着物は古くはありません。国際社会で今、必要な服なのです。

我が家の老猫は、入院しました。
ヨロヨロ、倒れたりしている老猫を捕まえ、病院へ行き、検査をしました。
重度の貧血だそうです。
輸血と栄養の点滴治療を受けております。
もう起き上がれるようになり、私を見つけるとニャーンと鳴きます。
ヨロヨロは、老化だと浅はかな判断をした自分を恥じております。
ごめんよ、チャラ。

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  • 日本アニメーション協会
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  • 菓匠三全
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    林 静一が南伸房、水木しげるらと審査員を務める 青林工藝舎「ax(アックス)」のページ。
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