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青林工藝社刊 『アックス159号』

ウクライナのアニメ作家や映画祭関係者たちから、助けを求める声が届いております。

ASIFA本部では、ウクライナの人々、特にウクライナのアニメーション関係者と心を一つにするべく、公式サイト  asifa.netに 2つの請願書を掲載しました。

アニメ、映像関係者で無くとも、請願書にサイン出来ます。

 

オタワ映画祭のディレクター、クリス・ロビンソン氏による請願書です。

https://asifa.net/international-animation-community-stands-with-ukraine/

このページ冒頭の、「SIGN THE PETITION」をクリックすると、以下の請願書サイトが開き、署名することができます。

ウクライナのアニメ協会の請願書ページです。

ウクライナを応援したい高校生もサイン出来ます。

 

ウクライナの平和の為、映画祭が2022年、ロスアンゼルスで開かれました。

ウクライナのための平和 – この戦争は悲劇です。この戦争は犯罪だ。この悲劇とこの犯罪は止まるでしょう。 (peaceforukraine.org)

International Animated Film Festival KROK – ホーム | Facebook

ロサンゼルスの MiMoDa Studioにて、2022年、8月26日、27日、28日の3日間上映されました。

各国で開かれる予定です。

ロシアのアニメーターがウクライナの平和を呼びかける(2月24日開始) – ASIFA

ロシアのアニメーターも、ウクライナ侵攻に反対しております。

 

アメリカの大統領選でのトランプ氏のウクライナ戦争早期終結発言。

プーチンさんも行き場が無くなっているので、トランプさん発言を支持しております。

トランプさんがまんまとプーチンさんの軍門に下り、ウクライナの領土とアメリカの二極化を手に入れるのか、ウクライナ問題がアメリカ大統領選にシフトしている様にもに見えます。

 

ウクライナ、慌ててはいけません。

ロシア軍の何が弱点か?一年でも二年でも考え続けなけれはいけませんよ。

 

日本人兵士が亡くなりましたね。義勇兵ですか?

自衛隊に所属していたと報じられています。

ロシア軍に入隊したのですね。へぇーと思いました。

彼の時代感を聞きたかったです。

バブルの80年代にも、僕の様な人間はこの様な時代は苦手だと、中東の紛争地域に兵士として参加したいと、テレビのインタビューに答えていた青年が居りましたね。

 

ラブロフさん、戦争を終わらせるのは簡単ですよ。

ロシアがウクライナ占領地区を無かったことにして、本土から滑空爆弾やミサイルをウクライナに撃たない事。

ねっ、ラブロフさん。簡単でしょう。

 

何方にせよウクライナ国民が決める事です。

 

 

 

青林工藝社刊 『アックス159号』

アックスー8

青林工藝舎 [seirinkogeisha]|雑誌アックス(AX)・単行本・グッズ

 

毎日、暑い日が続いておりますが、熱い雑誌『アックス』の発売です。

ページを捲ると、なんか濃いですよね。

書き手が若くて、ペンに力が入っているのですかね。

 

『アックス』の先達誌『ガロ』を知ったのは、東映動画に努めている頃です。

先輩の永沢さんですかね、動画課に入るなり「面白い漫画本を見つけたぞー」と漫画本を高く掲げて叫びました。

あまり大声だったので、どれどれと動画課の皆が本を回して読み始めました。

『ガロ』は当時、白土さんの作品と水木さんの作品が載っていて、つげさんの作品はまだ載っておりませんでした。

読み終わると、既存の漫画雑誌とは違った読後感があり、動画課の皆ではありませんが、翌月から毎月、購読する様になりました。

大泉の駅前にある書店は大変だったでしょうね。突然、毎月100人近くが『ガロ』雑誌を読むようになったのですから。大きな風呂敷に『ガロ』を詰めて動画課へ運んでおりました。

 

動画課のアニメーターは時々、ブームを起こします。大手、中小企業の営業部とか人事部でも、その集団独特のブームが有るのではないでしようか。

『ガロ』以前の動画課のブームは、中国の紅衛兵運動の『壁新聞』がブームになっておりました。

「紅衛兵?何それ、壁新聞?」と若い方はお思いでしょう。判らなかったら検索して下さい。

 

『ガロ』が注目されたのは『劇画ブーム』です。『劇画?』とまた若い方達は考え込んでしまいますね。検索して下さい。

漫画は私の子供時代は手塚さんや寺田さんなど、子供を対象とした漫画が主流でした。

そこへコマ絵の密度が上がったと言いますか、写実度がより精緻になったコマ絵の作品が登場してきます。

写実が深まりますと、子供だけではなく、青年、大人も描けますし、子供では描けない、青春期の性や大人の性も描けるようになります。

 

これ等の漫画家が活躍していたのが、前にも書きましたが『貸本屋』です。

その劇画を雑誌にして発売したのが『ガロ』です。

 

白土さんが描きたいものがあると出版社の社長、長井さんを説得し書き始めたのが『カムイ伝』で、もう一人の巨匠として『水木しげる』さんも連載を始め、劇画が貸本業界から表舞台へと飛び出したから、貸本屋で劇画を読んでいたファンや日米安保条約に反対する学生たちの支持も受け、『劇画』ブームの先端を走り始めたのです。

当時の読者欄を覗くと「白土の漫画は唯物史観漫画である」と言った今までの漫画論とは違う感想が目に付きますが、私は『ガロ』が漫画を描く青年達に与えた影響は、広く漫画を愛す若者たちの作品に発表する場を与えたのではないかと考えております。

まったく出版界も知らず、師弟関係も無い、唯々漫画を自宅で書いていた漫画オタクの作家を引き付け、公募と言う形で作品を集め、『ガロ』という漫画雑誌に載せ、読者に広めたのではないかと思います。

その良い例が、以前も書きましたが『ガロ』の忘年会がガロ漫画ファンで小料理屋が埋め尽くされたことで、それを見てもガロがもはや貸本屋を超えた広がりを見せたことになるのではないでしょうか。

 

また、『ガロ』の一般公募から作品を集める編集スタイルは、その後70年代に発行された『週刊少年ジャンプ』に繋がり、雑誌タイトルに『少年』とある様に『劇画』で消えそうになった少年層の漫画雑誌の復活と捉える事も出来ます。

また、従来と違う事を掘り返しますと、『週刊少年ジャンプ』で絶大な人気を誇った鳥山明氏が、人気が出てもアトリエを東京に移さず、従来の自宅で作品を描き続けたことです。

今も日本の多くの方が、地方では仕事も無いし、東京へ出て有名になり高級住宅地に居を構えるといった事が『人生出世双六』として知れ渡っておりました。世に言う『東京一極集中』問題です。

処が鳥山氏は住む処を変えず描き続けた作家で、今では鳥山氏に続く作家が多く出ているのではないでしょうか。

また、インターネットの発達で、直接、編集部や印刷所にデジタル原稿を送る作家が出ているのも事実で、作品を描く場所は日本に留まらず世界へと拡大しているのだと思います。

もう一つ、デジタル漫画の革命的な事は、漫画の吹き出しの文字が原稿に書き込まれていて、従来の紙原稿の吹き出しの鉛筆文字を活字印刷し、それを原稿の吹き出しに切り張りしていましたから、私の原稿を見て「うあー、吹き出しの文字の切り張りをしなくても良いのだ」と編集氏が叫んだのを覚えております。

 

『アックス』に話を戻せば、作家の描きたい作品を載せた雑誌は売れるのか?この様な疑問は編集諸氏のみならず多くの方が疑問を持つ問題です。

確かに雑誌の販売数は少数で変わっておりませんが、支持率の数値化で作品の良し悪しで決める世に在って、作家の価値は数値化出来ない、それは其々の作品が持つ永遠の価値と言うものではないだろうかと思います。

 

売れればもっと良いに違いありませんが、売れなくとも作家の価値は価値なのです。

 

久住さん、『孤独のグルメ』の映画化に出演しないのですか?

ヒッチコックさんは自らの作品に、見物人や乗客等で、出演しておりますよ。

久住さんはヒッチコックさんの上手をいって、親族総出演を考えたらどうでしょうか・・。

 

第2回ひろしま国際平和文化祭
ひろしまアニメーションシーズン
日程:8月14~18日
場所:JMSアステールプラザ(広島市中区)ほか

https://animation.hiroshimafest.org/

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