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ポスター類 Archive
『映画ポスターの革命』
期間 6月2日~9月6日
会場 鎌倉市川喜多映画記念館
コロナで自粛に入っているとばかり思っておりました。6月2日から再開していたのですね。
以前、告知しておりますが、再度、お知らせ致します。
副題に『ATGの挑戦』とあります。
『ATG映画館』が新宿に出来た時は、私の様な映像ファンは期待に胸を膨らませました。
まだ十代でしたが、新作が上映される度に足を運びました。
アートの巨匠、岡本太郎氏デザインの映画館は、当時の新宿に異彩を放っておりましたし、見る作品が皆、それまでのアメリカ大手映画会社や日本の映画会社が制作する作品と違い、多くの観客を呼ぶ内容では無いが、映像の実験や身近な問題を描いて心に刺さりました。
また、本編の前に上映した短編が、当時、見る事が出来なかった技法の違うアニメーションで、東映に勤めていた私には勉強になりました。
出来ましたら川喜多映画記念館で、この秀作アニメの特集を組んで頂けたらと思っておりますし、被爆国、日本にとって重要なアニメ作品も含まれております。
その『ATG』から、観客の一人だった私に、作品依頼が舞い込みます。それが上記の赤丸で囲んだ1971年製作、実相寺昭雄監督の『曼陀羅』です。
実は『曼陀羅』のポスターは2点、描いており、上記の作品は映画パンフレットに使用されたのだと思います。
もう1点は、葛井プロデューサーの話によれば、カンヌ、あるいはベルリン映画祭にて、作品上映当日、上映会場ロビーに襖を日本から持ち込み、その襖に2点目の作品を貼り、並べて展示したと聞いております。
このポスターはスチールカメラマンの沢渡朔さんの写真から、出演男優、田村亮さんの顔と女性の乳首をつまむところを撮った写真に、墨で描いた作品を重ねて印刷した作品で、人気が高かったポスターです。
言葉で語っても判りませんから、ネットに上がっている画像を見て頂ければと思います。
『ATG』が起用した映画ポスターは、それまでの大手五社が作る出演者の顔写真ポスターでは無く、作品のイメージをアート化したもので、同じようなポスターはハリウッド映画の『黄金の腕』や『悲しみよこんにちは』、それにミュージカル映画『ウエスト・サイド・ストーリー』のオープニングシーンのデザインを担当したソール・バスの作品と似ておりますが、『ATG』作品の場合は、台頭してきた作家達に場を提供し、従来の映画ポスターの概念に捕らわれない多様な映画ポスターを産みだしたところにあります。映画を愛する『ATG』の思いが伝わります。
以前、『ニューョーク近代美術館』で『ATG個展』が開かれ、そこで私のポスター作品を観たというアメリカ青年にお会いした事があります。
また、記念館では当時、上映された作品の上映も御座います。
映像制作やファンであれば、見逃してはいけません。
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『1968年 激動の時代の芸術』in 千葉市美術館-2
色々な芸術運動が展示されておりますが、私が当時、見聞きしたアートに絞り、お話を進めさせて頂きます。
ヒットラーや世の為政者が大衆操作に重要と考えていたのが「映画」なのですが、60年代になると「テレビ」が新しいメディアとして力を持ち始めます。 佐藤栄作さんなど記者会見の席上、活字メディアの記者をフェイクと言い退席させ、後ろに在るテレビカメラに向かって所信表明を述べました。
現在も似ております。
漫画なども大衆の興味を引く表現物です。活字本は読まないが漫画本は読むと答える人は今も多いのではないでしょうか。うーん、今はスマホで読むかな。
三島さんの文章の中に近未来の小説について語ったものがあり、当時、読んでいて悲観的な文章に驚いた事がありますし、また私も、出版社の人から「小説は駄目でしょうか?」などと質問された経験があります。出版社のオーナーであれば、どちらも本には変わりは無く、出版の新しいジャンルと捉えることが出来るのですが、小説などの言語に携わっていた出版人にはテリトリーが侵される危機感があったのでせう。漫画が小説に取って代わると思われていた時代でした。
ここで登場するのが「××評論家」と言われる人達です。混乱して頭を抱える人に、その運動やメディアを分類し、名前を付けて標本箱に納める仕事をする人達で、鳥瞰的に捉えれば、不安感は減る事はあっても増すことは無いでしょう。
『漫画主義』なる評論誌が登場します。時代をえた雑誌で、さすが石子美術評論家に高野さん達です。これが本格的な漫画評論の評論家と雑誌の誕生ではないでしょうか。
キャチコピーが秀逸です。「戦後20年 泣かずに来たが、漫画にうずめたこの願い 主義を背負って 今 泣いた」上手いでしょう。誰が考えたのですかね。このコピーの「漫画にうずめたこの願い」の一文を、今も貸本漫画研究の高野さんや他の評論家達は続けております。
また前回で載せた高松次郎さんの漫画論文作品なども、上記の評論家と歩む道は同じで、拙著『Ph4.5 グッピーは死なない』『夢枕』や60年代から80年代に渡る漫画作品も同じだと考えます。
このポスターが大判で立派です。しかし当時の新しい演劇スタイルの『天井桟敷』に『唐組』なども、私も描きましたが贅沢なポスターを作っています。ねぇー、ポスター・ハリス・カンパニーの笹目さん。
私も、演劇ポスター『怨霊血染めの十字架』劇団発見の会と漫画作品を出品しております。この演劇ポスターも、シルクスクリーンで仕上がっておりますが、刷り師の方が怖い方でした。印刷原稿の作り方などを教えて頂きました。色が褪せておりません。流石です。
『ガロ』の表紙を集めて展示しても面白かったと思います。
パフォーマンスも当時、流行ったものです。絵画とパフォーマンスは、江戸時代に北斎が浅草寺境内でやっておりますし、露天商が何を売っていたのか記憶にありませんが、龍などを平筆でスラスラ描くのを感心して見ていたのを記憶しておりますから、アクション・ペインティングは日本の伝統芸です。
原平さん達のハイレッドセンターなども、パフォーマンスを街中で繰り広げております。舞踏家の巨匠、土方巽さんも野外で舞踏を展開しておりますし、全裸で踊っております。
舞踏家が裸で踊るのは、何か衣装をまとうとイメージや意味が付き、純粋な舞踏から解釈がズレてゆくからです。舞踏『ボレロ』で名高いモーリス・ベジャールさんも、ダンサーの衣装について厳格な認識をしておりますし、私も70年代に田中民さんの舞台と衣装を担当した折、同じような問題で迷った経験があります。
『万博粉砕共闘派』のパホーマンスです。男のお尻は顔から想像が付かない可愛いさがあります。
また『もの派』の言葉を借りれば、チリや埃を洗い物そのものにすれば、見えなかったモノが見えてくるから、人間も衣服を脱げば本来の人間が現れるは当然であり、『万博粉砕共闘派』のパフォーマンスはこの後、欧米社会では『性解放』へと向かうのだが・・・・。
日本も性解放へと向かい『わいせつ物』が粉砕され無くなるかと思われたのだが・・・、その後の日活ロマンポルノ、それに私の『夜にほほよせ』などの映倫審査を体験した者としては、性解放は無かったと考えるのが妥当であり、若松プロデューサーによる大島渚監督の『愛のコリーダ―』もしかりである。
『日本万国博』のデザインは福田繁雄さんです。
当時の性解放の欧米をエッセイに残したのは横尾忠則さんであるが、私もポルノ解禁のフランスを訪れる機会があった。
ドゴール空港内の書店が無修正ポルノ一色に染まっているのを見て、驚きと共に性解放など無い国の男性観光客が群がっている光景に可笑しみも感じた。また、空港内の大きな壁面に、横長の大きな広告ポスターが貼られてあり、記憶が曖昧だが、黒人青年が全裸で毛皮の敷物の上に横たわる写真で、その前を若い女性がカートにトランクなどを乗せ、そのトランクの上に女の子を座らせ、カートを押す母親の後ろから低学年の男の子が付いて行くのが目に留まった。この風景を写真に取ればピュリッツァー賞が貰えるかもしれないと思ったのを覚えている。
あー、欧米は性解放したのだと、強く感じた。時代が変わった実感は、前の時代も体験してないと判らない。性解放時のドゴール空港の風景を、今のフランスの青年達は知らない。むしろ性解放やフリー・セックスといった言葉から想像というか妄想を膨らませた発言が目に付くし、性解放と女性解放は当時、同列にあり、重なる部分があったのだが、語るのが男性だから、女性解放がすっぽり抜けている。
無修正ポルノ映画『私は好奇心の強い女』を作った国だから、スエーデン人は皆、乱交しているだの、スエーデン女性は性に理解があるから、頼めばすぐホテルへ行く事が出来るとか・・・・。
しかし上記の舞踏など、歩行者天国で裸で踊れば捕まるし、私が映画『書を捨てよ街へ出よう』でデザインした男性器のサウンド・バックなども、公然わいせつ罪で劇団員は捕まってしまう。こうなると出版も自主規制に走り、私が描いた『里見八犬伝』も、獣姦場面を描いた訳でも無いのに犬と交わるのは駄目だとなる。
規制だらけで自由が感じられない息苦しい社会となってしまうのだし、性解放になっても他の流行と同じく、数年もすれば現在の肉食女子と同じで忘れさられてしまうのだから、性解放だから無秩序な性交渉が行われ社会が乱れると思うのは短絡的な考えで、今から思えば皆が忘れずに性解放に励めば、少子化にならなかったかもしれないと言う事も出来るのだ。
鈴木慶則さんの『風景の交響楽』です。収蔵先の静岡県立美術館の解説によると、ジョルジオ・デ・キリコが描いた絵画のモチーフが写され、もう半分にキャンヴァスの裏側が描かれている。いわゆる名画の原物の鑑賞価値は剥ぎ取られ、とり残された図像のイメージが、キャンヴァスの裏地と同等に、作品の一部を構成する素材として扱われている。とある。
鑑賞価値はと穏便だが、最近、一億円で落札された自らの絵を、シュレッダーのように裁断してしまうアーティストの表現行為に近い解説だ。キリコの模写が半端ない。キリコより上手いかもしれない。
鈴木さんとは、石子さんと一緒にお会いした事があります。
確かその時の紹介が「我が国のダリの模写では第一人者」と聞いた記憶が残っておりますが、その後、私の記憶に間違いが無ければ、宮本三郎さんの戦争画『山下、パーシバル両司令官会見図』を、画廊の天井には上から見た絵を、床には下から見た絵を、左右の壁には其々、左右から見た絵を描いた個展を開いたと聞いております。
ダリの模写が出来るのだから精緻な写実はお手の物だと思うが、山下司令官の靴底の減り方の研究など、山下司令官について書かれた書物を読み込み、リアルな立体再現を頭脳でおこなう鈴木さんに舌を巻いた記憶がある。
『山下、パーシバル両司令官会見図』を元に展開したこの作品展は、確認が出来ないと正木さんから連絡が入りました。鈴木さんが『山下、パーシバル両司令官会見図』からえた次回作の構想として評論家に語ったのが流布したとも思えます。
グリコの看板絵を模した、秋山祐徳太子さんのパフォーマンスです。この格好で都議選へ立候補したのですから、可笑しい。
本人の話によると、都議選中、選挙カーを走らせていると、同じく都議選へ立候補している右翼の著名人、赤尾敏さんと、銀座の真ん中で出会ってしまい、赤尾さんから「秋山候補、ご苦労様です。どうですか、骨休めに珈琲などをご一緒しませんか?」と声をかけられてしまい、グリコの格好で都議選立候補者、秋山祐徳太子と書いたタスキを肩からかけ、銀座の喫茶店へ入り、右翼の著名人、赤尾敏さんと共にお茶、したそうです。
『娑婆留闘社』発行の獄中犯罪者との交流絵葉書です。
松田さんが言い出して、原平さんと私が葉書の絵を担当しました。この絵に描かれている拳銃は、当時、連続射殺魔と恐れられた永山則夫が実際に使った手製銃です。
この絵を見た永山は「この絵を描いたのは誰だ。何で使った拳銃を知っているのだ」と不思議がったと聞きました。
何故、描けたか。こう素直に驚かれると、画家、冥利に尽きます。ふふふふ永山君、表現は網に残り美味しく焼けた餅。犯罪は網から落ちて火の中で真っ黒になった餅と、文豪、三島由紀夫は言っております。監獄より娑婆の方がずっと怖いのだよ。
隣の手ピストルの絵は、原平さんが私の漫画のペン画を真似して描いたのではありませんか。私のサインと母印が手の下に在りますが、私が書いた記憶がありません。
連続射殺魔、永山則夫が、獄中で古今東西の名著を読み、書いた『無知の涙』です。文芸評論家の柄谷行人さんが、この本を高く評価しております。
フランスなどでは『泥棒日記』を書いた同性愛者作家『ジャンジュネ』が居りますが、永山則夫は日本版『ジャンジュネ』になるのかと見守るうちに、刑は執行されました。
装丁は赤瀬川原平さんです。
これは、赤瀬川原平さんの『千円札裁判』の法廷写真です。舞台の様で面白いです。裸にトイレットペーパーを巻いたオブジェ作品が在りますが、それが裁判中、法廷内を動き回ったそうで裁判長から「動かないように」と注意を受けたそうです。傍聴していた人達は、思わず笑いそうになったと、裁判を見続けた高野さんは語っておりました。
原平さんが0円札を描いて偽札製造犯人として裁判にかけられました。犯罪か芸術か、現在も過激な路上アーティストなどは、境界線上の表現を確信犯のように狙って制作活動をしております。
『0円札』は今後、外国で色々な表現として展開すれば、原平さんは、欧米芸術家を追い抜き、トップに立つ可能性がありますね。その予兆の様な事がもう、外国で起こっているのではないでしょうか。
千円札裁判の被告人弁護をかって出た滝口修造さんから、ピカソから貰ったオリーブの実を頂いたことがあります。実からオリーブの木を育ててみても良かったと思っております。
「掲載の1968年展会場写真は、千葉市美術館の許可を得て撮影・掲載したものです」
美術館のホームです。サイケのディスコ再現は終わったようですが、観に行かれてはどうでしょうか。
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Unknown Mortal Orchestraツァーライブin日本
某日、渋谷にて『アンノウン・モータル・オーケストラ』のコンサートを聞きに行きました。
休日の渋谷は混んでいますねー。
会場、WWW Xには、もう若い人が並んでおります。
楽屋へ入りますとルーバン君がちょこんと座って居りました。迷子になった子供の様で可愛いです。
彼等のバントのカテゴリーにサイケデリックとあり、まだ若いルーバン君達がどうして60年代に流行ったサイケデリックなのか問うと、お父さんの影響のようです。
サイケは当時、日本でもアングラと共に流行しましたが、恍惚感を良く表しているのは、グラミー賞を獲得した、ビートルズの『サージェント・ペッパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』ではないかと言う話から、この曲をただ聞いたのではサイケを体感したことにはならない、という話になりました。
この話、判るかなー、判らないだろーな。
、
今、開かれている千葉市美術館の『1968年激動の時代の芸術展』にも、当時のディスコが再現され、サイケ音楽が流れております。当時を体感される良い機会です。
対談を終えて食事をしに街へ出ましたが、ルーバン君は音合わせや何やかやと忙しく、日本食はコンビニのおにぎりだけだそうです。
可哀そうになり、今度、食事をする時間を取り、美味しい日本料理をルーバン君に食べさせたいと、親心ですか、約束して別れました。
ジャニスの伝記映画の中に、自家用ジェットで全米ツアーに出たジャニスが、ハードなスケジュールにプッツンする場面がありましたが、ルーバン君達も明日の朝方には日本を飛び立つそうで、体に気をつけなさいと、また親心が芽生えました。
グッズ・コーナーに私の描いたポスターが見あたらず、あれば100枚ほど買ってルーバン君にサインをもらい、メルカリで売ろうと思っていたのですが・・・残念です。
ライブ会場は満員で、人の熱気で汗が出て来ます。
ルーバン君の声は美しく、サイケの恍惚感を歌い上げる天使の様ですね。
この熱気を共に体感する年齢を過ぎたなと、平成生まれの私はライブ・ハウスを後にしました。
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Unknown Mortal Orchestra日本公演。
日時 9月23日
もうチケットは売り切れてしまったのでしょうね。
私も聞きに行きます。
メキシコでも二ヶ所で公演するようです。イングリットさんに聞いてみましょう。
日本食は何が好きなのでしょうか。聞いてみましょう。
画像はツアー用に書き下ろしたポスターです。会場で売っております。
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Unknown Mortal Orchestraツァーポスター完成
Unknown Mortal Orchestraが三年ぶりに新曲を発表。全米、全欧ツアーが始まりました。
そのツアーのポスターを描きました。アジアはこれから大きな市場になりますから、是非、アジアも巡って下さい。
ポスターは会場で売っております。黒髪に酒、江戸切子とジャパニーズテーストを盛り込みました。
美術評論家の正木氏が、ポスターを売っている所を見つけて来ました。ツァーポスター、ここで買えます。バックはグレーに見えますが銀色です。
日本公演は九月だそうです。聞きにいかれたらどうでしょうか。
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山形季央 編集・著『日本のグラフィク100年』
明治から100年です。分厚い本です。
山形さん御一人で編まれたのですか、大変でしたね。
私のは、天井桟敷の『邪宗門』ポスターが収録されております。
女性の下腹部には「大入」のご祝儀袋が貼ってあったのですが、「このポスターいやらしいぜ」と、下校時の小学生が皆、剥がしてしまったと劇団員の方が話してくれました。
まったく都会の子は可愛げがありません。
詳細はこちらです。
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『現代演劇ポスター展』2017
期間 12月21日~2018年1月10日
会場 ヒカリエホールB 渋谷キャストスペース アツコバルーの三会場です。
副題に『演劇の記憶、時代の記憶、デザインの記憶、都市の記憶』とあり、各界の方々が出席、トークショーを開きます。
オープニングパーティーが有りますが、まだ年末のチャリティ作品が仕上がっておりませんので、私は出席を控えさせて頂きます。
詳細ホームはこちらです。
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広島国際アニメーションフェスティバル。
次々とチラシが参りますね。前夜祭とパレードも行われるようです。
以前、フランスのアングレームで開かれる漫画フェスティバルに参りました。
駅を降りると、フェスティバルの大きな垂れ幕が駅舎に飾ってあり、フェスティバル参加者は歓迎されている心持ちに気分が高揚します。
会場までは道の上空に色とりどりの風船が上がり、フランス語が判らずとも会場に辿り着けるようになっておりました。センスのある道案内です。
プレスセンターは市庁舎のフロアーが解放され、インタビュー用の部屋やテレビ番組用の部屋もあり、記者がたむろするフロアーにはバー・カウンターもありました。
来訪客を受け入れる飲食店が少ない印象を受けましたが、市全体がフェスティバルを支援している姿が良く判りました。
観光立国第一位のフランスならではの、行き届いたおもてなし行政です。
日本はまだ、観光客数が世界の10位に入りませんから、伸びる余地は十分にあります。ベストテン好きの我が国民としては、負けじ魂に火が付くのではないでしょうか。
皮肉を交えて述べれば、今は難民大航海時代の大衆大航海時代です。ファースト・クラスで海外視察へ行くのなら、企業誘致ばかり考えず、フェスティバルも重要な観光事業である事を行政は認識しなければならないでしょう。
私の『かげ』『鬼恋歌』『赤色エレジー』も、日本作家プログラムで上映されます。
是非、広島へ足を運んで下さい。詳しくはフェスティバル・ホームで。
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