某日、渋谷にて『アンノウン・モータル・オーケストラ』のコンサートを聞きに行きました。
休日の渋谷は混んでいますねー。
会場、WWW Xには、もう若い人が並んでおります。
楽屋へ入りますとルーバン君がちょこんと座って居りました。迷子になった子供の様で可愛いです。
彼等のバントのカテゴリーにサイケデリックとあり、まだ若いルーバン君達がどうして60年代に流行ったサイケデリックなのか問うと、お父さんの影響のようです。
サイケは当時、日本でもアングラと共に流行しましたが、恍惚感を良く表しているのは、グラミー賞を獲得した、ビートルズの『サージェント・ペッパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』ではないかと言う話から、この曲をただ聞いたのではサイケを体感したことにはならない、という話になりました。
この話、判るかなー、判らないだろーな。
、
今、開かれている千葉市美術館の『1968年激動の時代の芸術展』にも、当時のディスコが再現され、サイケ音楽が流れております。当時を体感される良い機会です。
対談を終えて食事をしに街へ出ましたが、ルーバン君は音合わせや何やかやと忙しく、日本食はコンビニのおにぎりだけだそうです。
可哀そうになり、今度、食事をする時間を取り、美味しい日本料理をルーバン君に食べさせたいと、親心ですか、約束して別れました。
ジャニスの伝記映画の中に、自家用ジェットで全米ツアーに出たジャニスが、ハードなスケジュールにプッツンする場面がありましたが、ルーバン君達も明日の朝方には日本を飛び立つそうで、体に気をつけなさいと、また親心が芽生えました。
グッズ・コーナーに私の描いたポスターが見あたらず、あれば100枚ほど買ってルーバン君にサインをもらい、メルカリで売ろうと思っていたのですが・・・残念です。
ライブ会場は満員で、人の熱気で汗が出て来ます。
ルーバン君の声は美しく、サイケの恍惚感を歌い上げる天使の様ですね。
この熱気を共に体感する年齢を過ぎたなと、平成生まれの私はライブ・ハウスを後にしました。
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