次々とチラシが参りますね。前夜祭とパレードも行われるようです。
以前、フランスのアングレームで開かれる漫画フェスティバルに参りました。
駅を降りると、フェスティバルの大きな垂れ幕が駅舎に飾ってあり、フェスティバル参加者は歓迎されている心持ちに気分が高揚します。
会場までは道の上空に色とりどりの風船が上がり、フランス語が判らずとも会場に辿り着けるようになっておりました。センスのある道案内です。
プレスセンターは市庁舎のフロアーが解放され、インタビュー用の部屋やテレビ番組用の部屋もあり、記者がたむろするフロアーにはバー・カウンターもありました。
来訪客を受け入れる飲食店が少ない印象を受けましたが、市全体がフェスティバルを支援している姿が良く判りました。
観光立国第一位のフランスならではの、行き届いたおもてなし行政です。
日本はまだ、観光客数が世界の10位に入りませんから、伸びる余地は十分にあります。ベストテン好きの我が国民としては、負けじ魂に火が付くのではないでしょうか。
皮肉を交えて述べれば、今は難民大航海時代の大衆大航海時代です。ファースト・クラスで海外視察へ行くのなら、企業誘致ばかり考えず、フェスティバルも重要な観光事業である事を行政は認識しなければならないでしょう。
私の『かげ』『鬼恋歌』『赤色エレジー』も、日本作家プログラムで上映されます。
是非、広島へ足を運んで下さい。詳しくはフェスティバル・ホームで。
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