石子順造氏の評論を中心に、1969年『週刊朝日』『わからないのが流行する』のグラビア特集も紹介されております。
これが当時『週刊朝日』に特集された記事です。佐々木マキと私ですが、「藤沢光男」さんも取り上げられていたと思います。
この週刊誌の発売、翌日に、NHKさんから密着取材の依頼があり、断ると『ガロ』編集部の高野さんに叱られてしまいました。確かに取材を受けて『ガロ』の宣伝をしないと、弱小出版社は大変ですからね。
でも、両極性障害の母を抱えての生活はやはり、お見せする以上の修羅場を抱えておりましたし、カメラマン等スタッフが家へ上がり込むと、母は何が起こったかと不安になり神経が不安定になる恐れがありましたから、今どきの若者のサンプルとしてはお役に立てないと思い、お断り致しました。
二十二歳の私と書きましたが間違いですね。69年の『週刊朝日』ですから24歳の私と一つ下のマキです。若いですね、お肌ピッチピチですよ奥様。
今の若者世代は「悟り世代」と呼ばれているそうですが、私達の世代は当時「シラケ世代」と呼ばれておりました。
Ryan氏の評論は下記のアドレスへ。
http://www.tcj.com/a-vogue-for-i-dont-get-it-hayashi-seiichi-vs-sasaki-maki-1967-69/
69年の漫画雑誌『ガロ』に掲載されたマキとの対談も、近々、英訳されます。