昨年、亡くなられた香田さんの納骨式が京都、徳正寺で開かれました。
前日の宴会の後、若手は木屋町辺りに繰り出すのかと思いましたが、近頃の若者は大人しいですね。
以前、造形大で開かれた学会で講演しましたが、夜は祇園辺りで酒盛りでしたどすえ。
納骨式、当日の徳正寺です。
タクシーの運転手が見かけない喫茶店へと車を走らせてしまい、ほんま京都のタクシーはいけずどすえー。
徳正寺の並びに店を構える写真館ですが、中々古びた佇まいで、よろしおますなー。
ただ、自称、京都観光課、環境保全取り締まり委員会としましては、細かいようですが黄色で囲んだ箇所に問題ありと見ました。
モンドリアン的に申せば、古びかたのリアリズムが足りない、ですかね。
また、東京オリンピックに向けて、自称、取り締まり委員会とては、京都にお住いの皆様に男は普段着として狩衣、祝祭日は烏帽子に直衣の着用、女性の場合は十二単を着て頂きたいと思っておりますし、タクシー業界と話し合い、京都を走るタクシーを牛車に変えることもご提案させて頂いております。どないでっしゃろ。
まー、かなわんわー。
徳正寺の中庭に在ります東大教授、藤森さんデザインの茶室です。黄色で囲みました窓は、徳正寺住職、等さんの労作です。
御覧になって判る様に茶室の壁が曲面ですから、ガラスをはめ込むのに大変、苦労されたそうです。
哲学者、鶴見さんの書です。中々の書と御見受け致しました。
さて、香田さんの納骨式が始まりました。
とり行うのは等さんの息子さんです。以前、京都で開きました『PH、4.5グッピーは死なない』のトーク・ショーに見えられた頃は、初々しい青年でしたが、今は立派な僧侶です。
香田さん、この世は一先ず幕を下ろしましたね。ご冥福をお祈り申し上げます。
私も『ガロ』に、区切りが付きました。
この後、巨匠達の鼎談とアックス若手の鼎談が開かれました。
東京から参加した出版編集氏も加わり、賑やかな座談で幕を閉じました。
これから飲み会になり、章子さんの手作り料理が並ぶのですが、また食べる方に夢中になり撮るのを忘れてしまいました。章子さん、ごめん。
徳正寺での鼎談、『アックス』「追悼、水木しげる」に載っております。
私は気になる水木さんの「ペン画」についてお話しました。
手に取りたい方は『アックス』ホーム・ページへ。
たらふく御馳走になり、これから京都在住の作家、いしいしんじさんと京大裏の焼き鳥屋で飲もうと思いましたが、つながりません。お忙しいようです。それで大人しく、車中の人となりました。
遠ざかる京都の山々から、鐘をつく音が聞こえます。「祇園精舎の鐘の声・・・・」
長井さん、香田さん、安らかにお休み下さい。
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