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2021-04

いきものたちはわたしのかがみ ミロコマチコ

期間 4月24日~6月6日

会場 刈谷市美術館

チラシ-1

デビュー絵本『オオカミがとぶひ』(2012、イーストプレス)が、「第18回日本絵本賞大賞」を受賞したミロコマチコ(1981-)は、まさに彗星のごとく出版業界に登場しました。

その後も、国内外の絵本賞や文芸賞をたて続けに受賞し、新作が常に期待される絵本作家のひとりです。(ホーム紹介文より抜粋)

 

絵本からはみ出しそうな大胆な絵です。塗った絵の具に質感が在るのが特徴です。
次が待たれるのは、歳と共に画風がどの様に変化するのか、期待感があるからでしょう。
私も期待しております。

『アックス 第23回新人賞発表』

コロナ下で行なわれた選考会です。

チラシ-1

表紙デザイン、中々良いですね・・・・。

多くの新人が巣立って行きました。その後、絵本に才能を見出す人や画家を目指す人など、様々な人が活躍しております。

近頃では副業と称して、大企業に勤めながら表現の世界へ足を伸ばす人も居て、出版不況ながらも漫画界は多様な作家が多くなっております。

これらの作家が生み出す作品が、新たな歴史を刻むことは自然な摂理であり明白な事でありますから、慌てず急がず人生を楽しみながら、描かれると良いでしょう。明日も来年も逃げては行きません。

扉- 2

新しい才能に乾杯しませう。

アックスホームにはまだ、告知は有りません。

 

ライアンさんから、アメリカの漫画作家で目にとまった人のアドレスを送って頂きました。
Joe Kesslerさんのアドレスです。

Dash Shawさんはアニメ作品もあります。来年辺りから日本でも見れる様になるでしょうとの事です。

キューバ・メキシコ交流400年記念個展開催 81

支倉常長さん一行、遣欧使節団がキューバ、メキシコの地に降り立って400年にあたる7年前にキューバ・メキシコで個展を開き、帰国後、ご報告を兼ねてブログを更新して参りましたが、他の要件が多くなり途中で更新が出来なくなりました。

現在、お知らせの多くがコロナ流行に合わせて自粛となり、ブログにてお知らせする事が出来なくなりましたので、その間に支倉使節団400年記念、キューバ日本大使館主催の『トラディショナル・モダンな日本美術 林静一の美人画展』の続きを掲載することにしました。

タイトル-1

コロナ君、仲間を増やし繁栄したいのは人間も同じで判るが、宿主を弱らせ死なせてしまっては、君たちの未来は暗いと言わなければならない。

我々が手本になるから見ていなさい。米国と中国、共に助け合い繁栄する未来を築くから。

ベラクルス大学の『メキシコ交流400年記念野外展と講演』が終わりまして、奥村夫妻と言うと奥様に失礼かな、このご夫婦も夫婦別姓でしたね。

村で行われる祭りを見にゆきます。

記念写真-2

交流ですから色々計画し、より絆を深めなければなりません。
上海電影片から中国の作家を招いた時も、手塚治虫さんのプロダクションからロケバスを借り、東京名所めぐりなどの企画を致しました。
協会費が潤沢では無いから大変です。

デパートでの講演会を終え、二次会会場へと移動する時、新宿の歌舞伎町を通りましたが、扇情的な看板が目立ちますので中国の作家の方々、自らの目を手で覆い見ない様に歩かれたのが印象深く記憶に残っております。

ヨーグルト-4

村に向かう前に『バニラ・アイス』の美味しい店に立ち寄り、アイスを買い求め車中で食べました。美味しいです。
メキシコの方も通勤前に立ち寄り、買い求める店です。ハラパに行かれたら見つけて下さい。ベラクルス大学の近くです。

村に着きますと、キリスト像が棺に入り並べられております。
牧師様が祈りを捧げ、敬虔な村人信者がキリストの棺の周りを囲んでおりました。

サント・マルコ-5

葉や草花で覆われた珍しい棺に目が行きますと、もっとよく観察したいと信者の間に割って入り、写真のシャッターを押します。
近代人の悪い癖です。興味のある物へ直線で行動します。
厳かな儀式ですから目立ち、祈りを捧げている牧師からじろっと睨まれました。

また、山車の様な大きさは無いのですが、自転車ほどの飾りをほどこした山車があり、その美しさに写真に収めたのですが、旅行から帰り確認しましたが何処にもありませんでした。

キリスト-6

以前、このブログでも紹介しましたが、地方の個展でお伺いした時も、雛祭りの人形が何度、撮影してもボケて写りました。
意地になって近づきシャッターを押しましたが、ボケた写真しか撮れず首を傾げたことがあります。不思議です。

では・・・。
「メキシカン・ロック GOGO GOGO」

大・タイガー立石展

会期 4月10日~7月4日

会場 千葉市美術館

1941年、九州・筑豊の伊田町(現・福岡県田川市)に生まれた立石は、大学進学のために上京。63年の「読売アンデパンダン」展でデビューし、翌年には中村宏(1932年生)と「観光芸術研究所」を結成。和製ポップ・アートのさきがけとして注目を集めました。

65年からは漫画も描きはじめ、「タイガー立石」のペンネームで雑誌や新聞にナンセンス漫画の連載をもつまでになります。

60年代末から多くの子どもたちが口にした「ニャロメ」ということばは、赤塚不二夫(1935-2008)と交流があった彼の造語でした。(ホーム紹介文より抜粋)

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私より四歳、年上の方です。56歳で亡くなれたのですか、残念です。

まぁー、色々な事をなされていたのですね。楽しかったでしょう。

その楽しさが溢れております。

画面を埋め尽くす画風は田名網さんと似ておりますね。

御存命なら、『少年ジャンプ』の表紙など担当されていたら、面白かったのに・・・。

 

長編人形アニメーション『JUNK HEAD』劇場公開のお知らせです。

この作品は堀貴秀監督が2009年より、前半30分を内装業をしながら一人で制作し、一度短編作品として2013年に発表した後、投資を受けて数人のスタッフと長編として2017年に完成させたものです。

あれから4年、紆余曲折がありましたが、劇場で公開されることになりました。ぜひ多くの方に、大きなスクリーンで見ていただきたい作品となっています。

アップリンク渋谷、アップリンク吉祥寺、池袋シネマ・ロサで実際に撮影に使われた人形や絵コンテの展示、関西ではアップリンク吉祥寺にてロビーでのメイキング上映もされています。

ちなみに川崎チネチッタは堀監督が外装、内装を手掛けた映画館となっております。

また、劇場パンフレットは堀監督が自費出版したもので、キャラクター設定だけでなく撮影機材の解説含むメイキング資料満載の56ページ、オールカラーとなっています。

公開日時と劇場名が記されておりませんね。

 

アニメは制作時間がかかります。

アレクセイエフの『禿山の一夜』は、七年掛かったとありましたから、アニメは映像の宝石と言われる所以です。

『禿山の一夜』はピン・ホール撮影と言われ、フランスのアヌシーで拝見しましたが、ボーリングの玉ほどの球体が何本も杭に止められ、その球の影を集めて撮影されたと説明しておりましたが、どう撮影したのかさっぱり判りませんでした。

カナダの砂絵で動かす、カフカの『変身』も映像を見ていて大変だろうと思いました。銀髪の綺麗なお嬢さんが制作しておられて、今はおいくつに成られたのでしょうか。

砂絵のカフカ原作の『変身』、完成したのでしょうか・・・。

中里介山「大菩薩峠」明滅するユートピア

会期 4月3日~6月12日

会場 日本近代文学館

チラシ- 1

中里介山の「大菩薩峠」は、日本の近代文学のなかでもたいへん特異な、不思議な位置を占める大長編です。1913(大正2)年から始まって、1941(昭和16)年まで28年間も書きつがれ、しかも未完に終わりました。

理由のない不条理な殺人から始まって、江戸末期、盲目の侍・机龍之助を中心に夥しい数の人物たちを登場させ、終わりのない物語がくりひろげられます。

泉鏡花や谷崎潤一郎らが高く評価し、1920年代半ばにはベストセラーになって演劇や映画にも取り上げられています。

災厄と混乱のつづく21世紀にあらためて「大菩薩峠」を読み返したらどうなるのか、みなさんとともにその文学の可能性について考えてみたいと思います。(ホームページ、編集委員 紅野謙介氏の紹介文より抜粋)

 

面白い企画ですね。六十年代当時の漫画雑誌『ガロ』の周辺に居た、評論家の口から出ていた小説でした。
冒頭の母娘を切り捨てるところから始まる未完の大作は、読みたいと思わせる悪魔的な魅力がある作品です。

戦争へ向かう日本の時代と重なるところも興味深いです。私も処女作『吾が母は』の、続編を書かなければならない状況になるのでしょうか。

私の詩画集『紅犯花』は「目ン無い千鳥の目は何処に・・・」の詩から始まります。

 

同時開催 川端康成と「文藝時代」の人びと。

合田ノブヨ「花ぬすびと」展

期間 4月3日(土)~ 4月25日(日)

会場 Galerie LIBRAIRIE6

 

合田ノブヨさんの個展です。

押し花と絵のコラージュです。綺麗ですね。

合田さんは合田佐和子さんの次女として生まれ、お母様の才能を受け継がれております。

チラシ- 1

お母様とは20代の頃、対談致しました。女手でお子さんを育てあげた力はどこにあるのだろうと、スタイルの良い姿を見て思いました。

お母様とお酒を飲みましたが、楽しい話題が多く、絵を描く同じ立場の仲間として、気が合う楽しい酒宴だったと記憶しております。女性として仕事での苦労話は、同業者ですが男と女では違うなーと驚きもしました。

亡くなる前に電話を頂き、話し方がおぼつかない状態でありましたが、私を忘れずにいてくれたことに感謝しております。

ノブヨさんからお母様の話しを聞きたいです。

「東京TDC賞2021」

期間 4月01日(木)~5月29日(土)

会場 ギンザ・グラフィック・ギャラリー。

 

4月恒例の東京TDC展。昨年はやむなく夏に会期を変更しましたが、今年は4月に戻り2ヶ月間にわたり開催できる運びとなりました。コロナ禍でコンペティション開催が危ぶまれるなか、例年を上回る3750の応募作品(国内1947・海外1803)が35カ国から寄せられました。その成果を披露する本展では、受賞作品&ノミネート作品、122作品が展示されます。(ホーム紹介文より抜粋)

名称未設定 1

最近、見ました詩ですか、平面アートですか、漢字二文字の間を少しづつ変化させて繋げている作品を見ました。
描画ソフトに『イラストレーター』と言うのがありますが、そのツールに違う図形を形を変形しながら繋げるのがあります。
それを使って繋げたような作品で、面白かったですね。

コンピュータの出始めの頃、外国の映画祭で見た作品に、裸で四つん這いになった女性の絵とテーブルや椅子などの絵を繋げて、裸の女性が徐々にテーブルや椅子になる作品があり、コンピュータが動かしますから感情が無いと言いますか、乱暴な動かし方になり、見ている人間からはサディスティックな感情が沸き上がるのを覚えます。江戸川乱歩の『人間椅子』のような物語りが浮かび、感心したのを覚えております。

二つの漢字、『怒』から徐々に変化して『笑』になると、見ている方も顔がほころびます。
タイポも生き物のように時代と共に変化して行きます。

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