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雑誌『ひととき』九月号に寄稿。

古希を迎えた、昭和二十年生まれに聞く、と特集が組まれております。

我が国に於いて1945年、昭和二十年は、我が国が太平洋戦争に負けた年であり、新しい国への転換期にあたります。その意味で昭和二十年生まれは、節目節目で取り上げられる世代です。

記憶に残っている取材を上げますと、七十年代に週刊誌で一回り上の世代との違いを特集されました。吉永小百合さんと名を失念しましたがプロ野球選手、それに私が若い世代として選ばれ取材され、ベルリン、ロンドン、ニューョークを漢字で書けとか、パンタロン、ミニ・スカートなどのファッション用語を解説しろなどの問題が出されました。

表紙-1

ファッション用語は私達世代が勝利しましたが、外国の都市の名を漢字で表記せよとの問題は上の世代が勝利しました。

この特集で、上の世代、芥川龍之介の息子さん芥川也寸志さんだったと思いますが、私達の世代は何事にも物の怪になると言っておりましたが、物の怪は宮崎さんで私達の世代ではありません。そう言った世代も、今はあの世へと旅立たれております。

その後は、これも週刊誌の特集ですが、戦後60年記念として、松島トモ子さんや高須クリニックの経営者の方などと取材を受け、この世代の総論を私のコメントで締め括っておりました。10年程まえの記事ですから、私の過去のホームにあると思います。

ページ-2

今回は思い出の旅、これからの旅ですが、やはり国が政策を変え国自体の進路を変えた中国の旅が強く思い出に残っております。

北京空港がぺんぺん草が生えていた軍用飛行場だった時代の王府井街の、夜のコカ・コーラの広告看板だけが輝いていた通りを帰宅する労働者の自転車の群れが走り、その群れにライトも付けづ突っ込んで行く私達の観光バスなど、ハラハラ、ドキドキの思い出が多い旅でした。

また昨年の支倉常長四百周年記念個展で、キューバ、メキシコへ赴いた旅行では、キューバがアメリカとの国交を復活するニュースが飛び込み、私が個展を開いた時代が社会主義キューバの最後の姿だったようで、これも中国と同様、印象に残り、その旅について書きました。時代の転換期に生まれた私には、やはり時代の転換期を迎えた国への旅が相応しいのでしょうか。

余談ですがナショナルキューバ・ホテルが、アメリカだと思いますが、半年間、全室予約で押さえられているようです。また、タクシーの料金が統一された模様です。

まだ個展、旅のお誘いがありますので、残りの人生を変わり行く世界と共に旅が出来たら良いと思います。

手に取りたい方はこちらです。

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