会期 1月7日(火曜)~2月23日(日曜)
会場 刈谷市美術館
当時隆盛した天井棧敷や状況劇場などアングラ演劇を中心に、舞踏、美術、漫画、音楽関連のポスター群を展示。
新進気鋭のデザイナー、イラストレーター、美術家らの強烈な個性とともに、激動した時代の熱気を当館コレクションで振り返ります。(ホーム紹介文から抜粋)
上記の企画展解説文を読めば、個性的な画家が個々の表現で花開いた時代であった事がお判りだろう。
これほど多様な作家群が出現したのはこの時代ならではで、その行く末も作家ごとに個性的であったと思う。
刈谷市美術館がコレクションした作品群は、名古屋に生まれた宇野 亜喜良氏が居たからで、何時もお若く歳を取らない、今も現役で描き続ける宇野さんについ、いくつになったのですかと声を荒げてしまう私ですが、この作品群は宇野さんの容姿に似て、あの時代が画家によって刻印された、日本の青春であったと思えてならない。
坪内祐三さんが亡くなった。飲み屋でお会いする事が多かったが、私などにも気をとめて頂き、『東京人』時代に私の仕事場へ評論家の文章の確認を求めて来た事もあり、その仕事の的確さに舌を巻いた。
この人は違う、そんな確信を私は持っていたから、これから力士のお御練があるけど一緒に行かないかと誘われた時は、こんな私をさそってくれるとはと、男同士なのに胸の高鳴りをおぼえてしまった。
日本の文化にとって大切な人が亡くなってしまった。ご冥福をお祈り致します。
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- 1960-70年代のポスター ―アングラ演劇を中心に― from Seiichi Hayashi Art world