- 2019-10-11 (金) 11:43
- お知らせ
会期 前期:9月14日(土)~10月22日(火)/後期:10月25日(金)~11月24日(日)
会場 仙台文学館
養父、斎藤紀一が建てた『青山脳病院』の写真を若い頃に見た記憶があり、その建物はイスラム教の『モスク』のような印象であったが、ウィキペディアによると「ローマ式建築」だそうです。大正時代に火災にあい、現在では見る事が出来ない。
同じ様な建物を抒情画家の高畠華宵が建てた自宅写真にも感じたが、こちらも「ローマ式建築」なのだろうか。
この二つの建物は印象深く残っていて、日本建築とは全く異なる建物であった。
仙台文学館のホームに歌人で仙台文学館館長の小池光氏の言葉に、「性格、言動がまた個性的である。その強烈な執着心に、ある種の「過剰さ」が常につきまとい、えも言われぬフモール(※)、おかしみを生んでいる。こんなおもしろい歌人はどこにもいないと思えるほどである。」とあり、その遺伝子は息子の茂太さんや杜夫さんに受け継がれているように思える。
息子の北杜夫さんは、軽いうつ病を患っていたのか、「今日はすこぶる気分が良いから、何をするか判らないぞ」そんな冗談を言って、パーティ会場の編集諸氏を笑わせたと書いているのを読んだ記憶がある。
チラシに載っている蔵王連峰を背にした斎藤茂吉さんのポートレートは中々良い。
六十年代に青林堂編集部で竹久夢二の息子さん、虹之助さんにお会いしたが、その時の言葉に「今は父のファンだった方々にお会いし、その土地の絵を描いて差し上げている」と言い、「山は各地でその形が違い・・・」と日本各地の山の形の違いを話されたと記憶している。
体格が良く、華奢な感じの夢二さんとは違うので、奥様の岸たまきさんに似たのかしらんと思うと、たまきさんはグラマーな女性ではなかったかと思う。
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