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2019-09

「 シベリア抑留絵画展 冬と夏を描く」

期間 9月25日~10月1日

会場 九段生涯学習館 2階 九段ギャラリー

今回の特別展示は、シベリアの凍てつく冬と短い夏の情景を描いた作品を紹介し、戦後強制抑留者たちが過ごした季節をたどります。(ホーム解説文一部使用)

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企画展『四國五郎展』

期間 10月1日(火)~12月27日(金)

会場 平和祈念展示資料館 企画展示コーナー

近年、注目を集めている画家、四國五郎は、3年間のシベリア抑留を経験しました。

1948年に帰国後、広島に復員し弟の被爆死を知り、これをきっかけに、平和を望む彼の創作活動が始まり、生涯にわたって平和のための創作活動に命を燃やし続けました。(ホーム解説文より部分使用)

チラシ-2

20代の頃、国会図書館にて旧満州についての書物を探したことがあります。特に画家の画集などが在るかと、祈るような気持ちで検索した覚えがあります。敗戦直後の大連の日本橋で、日本人が売っていた品々が当時の売値と共に描かれたスケッチブックを発見しました。嬉しかったです。

平面画家は、紙の上に筆記用具で外界を模写することから始まります。カメラやスマホの動画、監視カメラなどの外界を記録する便利な時代になっても、それらの物が使えなくなる状況は無とは言えません。

ベトナム戦争の時代、報道カメラマンのカメラのボタン電池が無くなる事がしばしばで、戦場にベトナム人が注文を取りに来ていたそうです。ハンバーガー・ヒルの激戦地でも、電池を切らしたカメラマンが困っていたのでしょうか。

その時に画家の手が、言葉と同様に大切な時代を記録する手段となります。旅行の時は、小さな手帳はポケットに入れておくべきでしょう。

ゲットーやアウシュビッツ収容所体験者の作品も、ネットに上がっているのでしょうか・・・・。

コンテンポラリー・アニメーション入門〜現代短編アニメーションの見取り図〜 2019

日時  929()

会場 東京藝術大学 横浜校地 馬車道校舎 (みなとみらい線「馬車道駅」5・7番出口を出てすぐ)

 32回講座 演題:『孤独な動物たち』  講師:ニキ・リンドロス・フォン・バール。

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前回の【第31回講座】 演題:『グロテスクな陶酔』 講師:シュペラさんの告知を忘れておりました。失礼しました。

人気講座ですので、定員を超すと昨年まではロビーで講演内容を見る事が出来たのですが、今年からは、前回と同じく今回も、ロビーで講演をモニターで見る事は出来ないようです。

確認して行かれた方が良いですよ。

フランス漫画雑誌『メタル・ユルラン』がハイパーなリアリズムのコマ絵からゆるい具象のコマ絵までと、多様性がありましたが、アニメ画像のスタイルの多様性は、とうに漫画のコマ絵の多様さを超えておりました。

私も70年代の漫画作品で、絵を切り取って立体にして空間を再構築したコマ絵の作品を発表しましたが、その当時でもアニメの画像の多様さには遠く及ばない状態でした。

舞台美術、映画、アニメ、漫画の異業種の方々も、世界の画像の多様さをチェックしておいた方が宜しいかと思います。

 

「ガロ」と血液銀行:つげ忠男との対談

日時 9月26日(木)午後3時から約90分

会場 東京大学本郷キャンパス法文2号館1番大教室

1960年代から「ガロ」を中心に、戦後闇市の無頼者や、経済発展に取り残された零細企業の労働者などについての作品を多く発表。

ドラキュラ-

作家本人は10年以上も葛飾区立石にあった血液銀行で働いていたため、、戦後史にほとんど語れてない闇の企業の血液銀行を描写する貴重なルポタージュ風のマンガや伝記的文章も残してきました。

今回の対談は、マンガと血液銀行との関係をより深く探るため、時代の生き証人のつげ先生の話を伺います。(紹介文抜粋)

インタビュアーはライアン氏です。誰でも参加出来る講演会です。ふるって参加下さい。

絵は血を売って生活する者が日本に現れれたと聞き、ブラン城から駆けつけたドラキュラ伯爵です。令和元年、まだ血を売って生活する人は居ないようです。

 

 

『せなけいこ展』

会期 9月21日~11月10日

会場 刈谷美術館

せなけいこ(1931~)は、1969年、子育てに奔走する中、37歳で絵本作家としてデビューしました。

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本展では、絵本原画や貴重な資料など約300点を出品。これまであまり知られていなかった、絵本作家デビュー前の幻燈紙芝居の仕事も紹介し、作家せなけいこの創作の全貌をひもときます。(ホーム紹介文より中略し掲載)

デビュー前の幻燈なども会場で映して頂くと楽しいですね。

 

『奥山玲子アニメーション画集』

NHK朝ドラのモデル奥山さんの画集が発売されます。

ジブリでは無くアニドウからの発売です。

東映では、次回作のシナリオが出来上がりますと、原画家其々がキャラクター案を描き、其々が意見を出し合います。

高畑監督の『太陽の王子 ホルスの大冒険』の村人のキャラクター原案を、奥山さんが描きました。エプロン付けた大柄な女性の人物像は、大きくて暖かくて働き者の姿をしており、奥山さんの心を描いたような女性像でした。

チラシ- 1

また奥山さんは、人物像ですと頭から描き始めますから、キャンバスの大きさによっては全身描けない場合もあります。この様な描き方をする作家を他にも知っておりますから、ある人数、同じような描き方をする方は居るのではないかと思います。

機械などの工業製品に強い方も居りますね。子供の頃から車やバイクなどが好きで、好きだから良く見ている。描くと上手い。昔から「好きこそ物の上手なれ」と言われております。

版画-2

それにアニメーターはダビンチと同じで、自然界の動きも描きます。風にそよぐ木の葉や海岸に押し寄せる波に珈琲に入れたミルクの動き等を観察しておりますから、自然科学者と同じです。

これらはディズニーが自然主義アニメを確立する中で育てた目ですから、アニメーターという職業は怖い目を持っております。この画家、漫画家が描いた人物の動き、波は正確かと、つい見てしまいます。

東映動画には関東の美術大学を出た方が多く居りました。彫刻、油彩、日本画、デザイン、其々デッサンの取り方が違って面白く、その方々が絵を描くのを間近で見る機会を得たことは、私の財産になりました。

『ヒューマン イン モーション』は人間の動きを、『アニマル イン モーション』は動物の動きを分解した写真集で、アニメーターの教科書です。今も洋書の中で売り上げが高いのではないでしょうか。

版画集はこちらで。

『奥山玲子銅版画展』

期間 9月19日~29日

会場 https://twitter.com/1ichinichi1/status/1166591030029946881

 

 

イメージフォーラム・フェスティバル2019

会期 9月14日~23日

会場 シアター・イメージフォーラム

スパイラルホール他愛知芸術センターと巡回します。

詳しくはホームをご覧下さい。

チラシ-1

ポルトガル他台湾、ベトナムやマレーシアなど、中々お目にかかれないアジアの作家が参加しております。

是非、ご覧になって下さい。

 

韓国実験映画略史

日時 9月21日 19.00より。

会場 シネマハウス大塚

韓国は近い国ですが、あまり情報が入って来ません。広島国際アニメーションフェスティバルに200作品ほど送ってきておりましたから、実験映画、ショートフィルムの数はそうとうの数にのぼるはずですよ。映像制作が盛んな国です。

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路上アートの先駆者、『バスキア』のドキュメント伝記映画を見ておりますと、60年代は詩、映像、絵画、音楽とアーティストが渡り歩くようになり、アーティストにとってそれは自然な事であったと語っております。

裕福な白人層がニューョークから近郊の一戸建て住宅へ大量に流れた時期と重なり、ニューョークの荒廃が進みその荒廃した建物にメッセージや絵を描く路上アートが生まれたと。これはその後、郊外へと移住した日本の中間層の動きと重なります。

また『バスキア』が当時、発売になったゼロックスを使用した作品を発表したり、バブルの象徴のように語られる日本のディスコですが、当時のニューヨークに住むアーティストにとって踊りやコンサートなどの発表の場であったようです。

同時代の現代表現史を生きた当時、若者だった令和生まれの私には、日本も同じ様に表現が多様化し、様々な表現が芽吹いた時代であると思います。

「Sculptural Type」

期間 8月30日~10月12日

会場 ギンザ・グラフィック・ギャラリー

 

2001年以来2度目の登場となるデンマークのデザイン会社、コントラプンクトの展覧会を開催いたします。

国境や文化を超え、時を超えるようなデザインを得意とし、日本の企業のブランディングデザインも多数手がけております。とある。

万葉集編纂過程で、日本にも文字による表記が可能になった事を、著名人を集めた座談番組で語っていました。

中国の漢字に日本語の音を当てる作業は、中々楽しい作業で、現在でも集団の隠語など音を漢字に当てて表記することが自然と行えるのは、書き言葉の成立過程にあったと思う。

私と高野氏の造語『儚夢』(ろまん)なども、その一つと言えるし、詩画集『紅犯花』などは、読者が様々な解釈をし、実在する花に当てはめているのは面白い。

チラシ-1

拙著『夢枕』では、同じ漢字でも中国と日本では意味が違うことなどを書き記しているが、漢字をバラバラにして動かす事をロッテ『小梅』のCFで監督の島村さんが実験している。

文字は不思議だ、そこに居ない人が書いたもの読めば、そこに居ない人の考え方が判るが、ネットは国境を超えると言うが、他言語で書かれた文字を読める人は限られているから、ネットのインフラ整備は、どの国のホームへ飛んでもアクセスした人が判る言語にソフトを起動しなくとも判る様になることだろう。バベルの塔の完成を期待したい。

榎本了壱『線セーション』展

会期 6月29日~9月29日

会場 前橋文学館

 

榎本さんは五人兄弟の末っ子ですか。末っ子というのはどの様な性格になりますかね。ちゃんとクリスマスケーキは分けてもらえましたか?。ケーキの五等分は親にとって難しいです。子供の頃のフォット・アルバムは、長男、長女と同量の写真が在りますか?

こんなことで子供は傷ついたりするものです。長男VS次男の相克、葛藤は聖書や小説、演劇、映画になったりしておりますが、末っ子というのはどうなのでしょう。

寺山さんの映画『書を捨てよ町へ出よう』で美術をご一緒しました。新宿の青線に残っていた和風旅館の一室に絵を描いたり、色を塗ったりと楽しく汗をかきましたね。

その後『ビックリハウス』の編集長時代に仕事を頼まれ、サザエさんとマスオさん夫婦のセックスレス四コマ漫画を描きましたが、ボツになりました。あの時はお騒がせしました。

それから九條さんが亡くなった日、私は九条さんと対談する予定でしたが急きょ、榎本さんとの対談に変更になり、何か寺山ご夫妻との運命的なものを感じました。

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萩原さんと榎本さんの対談日は過ぎてしまいましたが、お二人が出会ったのが青春時代ですから、積もる話がいっぱいあって、頭の回転が止まらなくなったのでは。

荻原朔美さんは詩人、荻原朔太郎さんのお孫さんで、お母様が荻原葉子さんです。このお母様の朔美さんについて書いたエッセイが素晴らしい。

朔美さんがヨーロッパへ旅立つ日、葉子さんは前夜、朔美さんに持たすお弁当を作るのです。小学校の遠足ではあるまいしと思いますが、葉子さんも気付いていて、弁当を作りながら「私、何やっているのかしら」と自分の行動を訝りながら、弁当を作る手は止めないのです。

私の作品『赤地点』に、「母はこの世のはぐれ鳥」と書きましたが、葉子さん「私、何をやっているのかしら・・・・」と思いつつ弁当を作り、息子の飛び立つ羽田へ駆けつけたのです。母は美しくも悲しいもので、子は親にとって、いつまでも子供のままなのです。

葉子さんの名エッセイです。私は涙を浮かべて笑いました。

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