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2018-09

第16回TIS公募受賞作品展覧会

期間 10月4日(木)~10月18日(木)

会場 ギャラリー5610

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本展覧会は2018年5月に行った「第16回TIS公募」で選ばれた入賞、入選作品39点を展示いたします。

 

平和祈念交流展「シベリアの記憶 家族への情愛~香月泰男展」

期間 9月4日(火)~10月28日(日)

会場 平和祈念展示資料館 企画展示コーナー

チラシ1

この交流展では、香月泰男美術館のご協力により、ほとんど館外へ出ることのなかった香月のシベリア抑留関連の作品と、家族の情愛を描いた作品を紹介します。

 

舞踏家 中嶋夏VS吉増剛造による舞踏と対談

期間 9月26日~28日
会場 両国シアターX

舞踏家 中嶋夏さんの舞踏と対談です。
中嶋さんとは70年代、PARCOのオープニング記念の舞台でご一緒させて頂きました。
題名は確か『精霊棚』といい、吉増さんの詩の朗読に中嶋さんとニューョーク大教授の舞踏、それにジャズ奏者の若者と振袖の日本人形に私の美術です。

イケメンジャズ演奏家には、今も頭を下げて詫びております。

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どんな舞台だったか判りますか。判らないだろーな、もう超がつく前衛ダンス舞台でした。
あのような舞台は、それ以降、見たことがありません。

今回も中嶋さんに笠井さんですか、巨匠舞踏家二人と吉増さんが舞台で火花を散らします。
吉増さんの奥様、ファッション・モデルのマリリアさんも、パリから戻って出演されますね。大野さんも映像で参加ですから豪華です。

剛造さんのチラシ、シアターXからお借りしました。

横尾忠則 幻花幻想幻画譚 1974-1975

会期 09月05日(水)~10月20日(土)

会場 <ギンザ・グラフィク・ギャラリー

同時代を若者として生きた感想としても、ずば抜けた才能が横尾さんにはありました。

時代の寵児として先陣を切って若者文化を牽引していた横尾忠則はと、個展企画書にありますが、歯の浮く誉め言葉ではなく、本当の事です。

特に柴田錬三郎氏の『うろつき夜太』に付けた挿絵が凄かった。挿絵と言うと文章を読むついでに、活字を追う目の疲れを休めるような四角い枠の中におさめられ、文章の印象的なシーンを映像化する役目を負っているのが殆どだが、柴田さんと組んだ横尾さんの挿絵は違った。

一言で言えば江戸時代の黄表紙に描かれた北斎の絵を彷彿する様な、ページ全体を画布と捉えて描く挿絵は圧巻だった。このような挿絵を許した編集部も立派だが、作家、柴田さんの度量の大きさにも感心した。

あの時代は、多くの編集者も含めてアートをさり気なく実践していたのだ。戦前の挿絵画家、小村雪岱に並ぶ画家が誕生したのには驚いた。

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戦前から今までの挿絵を私が選ぶとしたら、小村雪岱に横尾忠則に朝日新聞に連載された加賀乙彦氏の『宣告』の挿絵を担当した野田弘志氏であろう。

野田氏の挿絵は、加賀氏の作品内容を伝えるという従来の挿絵の役目から自由になって、ひたすら画家の描きたいものへ拘った挿絵で、挿絵の意味が稀薄になった時代を上手くとらえて見事です。

最後に挿絵の巨匠をもう一人上げれば、時代物小説の挿絵を描いた中一弥氏ではなかろうか。と思って筆を置きたいが、もう一人、『鞍馬天狗』の伊藤彦造のペン画も凄い。

Unknown Mortal Orchestra日本公演。

日時 9月23日

会場 渋谷WWWX

ロック-1

もうチケットは売り切れてしまったのでしょうね。

私も聞きに行きます。

ロック-2

メキシコでも二ヶ所で公演するようです。イングリットさんに聞いてみましょう。

日本食は何が好きなのでしょうか。聞いてみましょう。

画像はツアー用に書き下ろしたポスターです。会場で売っております。

『1968年 激動の時代の芸術』開催

期間 9月19日~11月5日

会場 千葉市美術館

案内に「世界中で近代的な価値がゆらぎはじめ、各地で騒乱が頻発した1968年は、20世紀の転換点ともいうべき激動の歴史であり、日本の現代美術にとっても1968年前後は重要な期間になりました」とある。

チラシ-

様々な視点から時代は読み解かれますが、民主主義の多数による判断は正しいのか、第二次世界大戦を経た敗戦後の日本は、インターネットの普及により以前より多くの人々が発言するようになり、民主主義を巡って揺れ幅は大きくなっております。

表現史に於いても、白土三平氏と長井勝一氏が立ち上げた漫画の表現空間も、上記の問題を含めてきわめて重要な問題を提起しております。

1968年代から70年代にかけての私の作品も展示されております。

矢作さんの個展がメキシコ・ハラパの現代美術ギラリーで始まりました。

四年ほど前、遣欧使節団400年記念個展をキューバで開きましたが、暑いの暑く無いのって暑かったです。

ハバナではタオルを売ってないので、バスタオルを首に巻いて歩いていたのですが、そんな人は一人もハバナには居ず、ダウンしてしまいました。

矢作個展

その後、キューバからメキシコのハラパに行き、メキシコでの個展設営に立ち会いましたが、キューバの暑さが嘘の様でした。

でも今年は、ハラパも日本と同じく暑かったそうで、異常気象は世界的なのですかね。

矢作さんの作品映像です。

ガレリア・デ・アルテ・コンテンポラネオ・デ・ハラパ のサイト

場所が判らないので +52 228 817 0386へ電話して聞いて下さい。

ベラクルス大学の告知ページです。

『浅草文芸、戻る場所』

期間 9月1日~10月6日

会場 日本近代文学館

 

『戻る場所』とは意味深な言葉です。

浅草を描いた小説と言えばノーベル賞作家、川端康成の『浅草紅団』が有名です。不良少年少女が織りなす浅草の裏社会、娼婦ありのポン引きありのと言うと現代の新宿、歌舞伎町の話しではないかと若い方は思われますが昔、浅草は華やかな歓楽街だったのです。浅草ロックと言えば映画館が立ち並び、日本一早く洋画が封切られた繁華街でした。

それが敗戦後、若者を引き付ける街は銀座に移り、銀座みゆき通りの『みゆき族』が脚光を浴び、同時に『六本木族』も脚光を浴びます。浅草紅団と同じく『六本木野獣会』が新しい流行を生み出す若者集団になります。

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その次は『原宿族』です。

しかし原宿は今の様な若者が集まり若者向けの店舗が並んだ街では無く、当時は静かな住宅街でしたから、そこへ休日となると若者が押し掛けたからたまりません。静かな住宅街をぞろぞろ栃木、茨木、湘南、千葉、埼玉から駆けつけた若者が列をなして夜遅くまで歩いておりました。

原宿通りには護送車が並び、列をなして歩く若者を刑事、警官が尋問し、二十歳未満だと護送車に乗せて親元へと送り返しておりました。今思えば、アメリカなどの外国から入って来る若者文化を若者が体感する場所が無かったのですね。今で言うクラブですか、そういった踊る場所も無く若者は悶々としていたのでしょう。

それから若者が集まる場所として『新宿』が注目され、その頃の学生運動も新宿をターゲットとし、『新宿騒乱事件』を起こしております。

テレビも木島則夫ハプニングショーの番組にて、新宿コマ劇場(この劇場は日本一の客席数を誇ったが2008年に取り壊され、現在は新宿東宝ビルとなり、屋上に居るゴジラが外国観光客の人気を集めている。)前の広場から「今日は何が起こっても不思議ではない、新宿、歌舞伎町からの生中継です」と興奮気味に語り、その生放送を見た視聴者が歌舞伎町に詰めかけ、コマ劇場前は人人、人の波で、アナウンサーの木島さんは群集に埋もれ、見ていても身の危険が感じられました。マス大衆の怖さです。

其れでですか、テレビの生中継は問題があると、テレビ自身が生放送を自粛し始めたのもこの辺りではなかったかと思います。新宿も思春期でしたが、そこに台頭してきたメディア『テレビ』も思春期を迎えた時代でした。この後テレビは、局内へ入るのも、受付にて氏名を記帳してからでないと入れなくなってしまいました。

その後は『下北沢』『阿佐ヶ谷』『吉祥寺』に移ったのと『渋谷』へ移ったのと有り、どちらもファッションが中心ではないでしょうか。

それからは其々の街が独自の変化を見せ発展し、スポット、話題を集める街は「住みたい街・ベストテン」のような不動産業界営業物件説明書のようになってしまいました。

そこへ『戻る場所は浅草』とは意味深です。100年程の長さで物事を見ますと、ようやっと流行の癖やら特徴などが浮かび上がるように思えます。

結構、人生100年で見えてくるものが有ります。長くはありません。

 

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