Home > Archives > 2014-05

2014-05

スペイン語版『花に棲む』発売。

大きくて、背の厚い漫画雑誌です。ちょっと日本では見当たりません。

以前、『A ha』という漫画雑誌を出しましたが、それはこの本よりも大きいカラー漫画雑誌でした。

今、思うと、凄い漫画雑誌を日本で出していたと思います。

表紙-1

このページは、先輩が立ち上げた製作会社で、テレビ番組の制作をしているところです。当時は劇画ブームでしたから、某テレビ局のゴールデン番組を制作しながら漫画を描いていました。忙しい毎日でした。
この辺りの事情は、もうすぐ発売になる雑誌に書きました。

本文-2

カラーはジンク版で制作しました。
私位の年齢ですと、テッシュは昔、ちり紙と呼んでおりまして、その包装紙がとても綺麗でした。また、果物を輸送する木箱に、リンゴやサクランボ、イチゴなどの絵入りのラベルが貼ってあって、これも大変、綺麗でした。
戦前のビールのポスターなど、写真のような絵の様な、不思議な画像がありますが、あれもジンク版製版です。
あの当時、消えかかる印刷技法で、ジンク版職人さんと仕事がしたく、お願い致しました。

漫画-3

私の他にも色々、作品が載っております。
外国では、この様な本が出来るのです。

お求めは出版社ホームへ。

 

アックスマンガ新人賞発表

遅くなりましたが、アックス新人賞選考発表です。

ガロはユニークな逸材を世に送り出しております。

NHK番組のレギュラー・コメンテーターを務めました杉浦日向子やコピーライターの糸井重里。朝日夕刊連載漫画を担当しておりますしりあがり寿にタレントの蛭子能収やみうらじゅん等です。

表紙-1

アックスも、これからの時代を面白くする逸材が生まれますか。アックスは太宰が言った、親は無くとも子は育つですから放任主義です。彼らの努力にかかっております。
赤丸は私の個人賞受賞作家ですが、ご両親の躾が良いのか、わきまえた青年です。

個人-2

選考会を終えて、ワインとイタリアンの飲み会です。
人生、長く生きて来ましたが、楽しい飲み会というのは、そう多くない。
今回の飲み会は楽しかったです。皆さんの笑い声が大きく元気です。

宴会-3

 

以前、箱根へ温泉旅行に向かう特急の中で、前に乗っていたオカマさん達に、うるさいと叱られたことがあります。
オカマさん達が集まるとかなりうるさいのですが、そのオカマさん達にうるさいと叱られるのですから、相当、うるさいのでしょう。
今回も店に我々しか居ないようなうるささでしたが、楽しい飲み会でした。

詳細はアックスホームまで。

Lampアナログ盤『ゆめ』発売。

レコードと言えば現在、クラブでキコキコと擦り、ラップの音源として使われておりますが、昔は音楽と言えばレコードでした。

針を落す時のノイズが堪りませんでした。

また、モノラルからステレオに変かわった時など、左右のスピーカーの音量を調節する、ドーナッツ盤の音量調節レコードが付いておりました。ピンポン球の音やジェット機の爆音等が入っておりました。

表-11

『喜劇 駅前団地』で、囲炉裏の前に座った近郊農家の地主、伴淳三郎が、土間にひれ伏す住宅公団の役人や大手土地開発業者を前に、伴さんが後に在るステレオ蓄音機を指して「かーちゃん、シテレオかけろや」と言うシーンは、観客の大爆笑を誘いました。

家にステレオ・プレーヤーが置いてあるのが珍しい時代のギャグでした。

裏-2れ

Lampアナログ盤『ゆめ』、5月24日に、代官山 UNITで開催されるコンサート会場で発売されますが、チケットは売り切れております。
コンサートへ行けないがアナログ盤が欲しい方は、6月下旬に発売になりますから、それまでお待ち下さい。

BSジャパン『昭和は輝いていた』に出演。

放映日時 5月21日 20:00~20:55

 

2度目の出演になります。

テレビ東京さんは20代の頃、事務所で出演の承諾を得るまでは帰らないと粘られ、夜のお色気番組に出演した事があります。

台本-1

テーマは新宿西口で、当時の西口は、現在の東京都庁他、高層ビルが立ち並んでいるのとは違い、人家のまばらな所でした。

私は美術評論家に誘われ、十二社近辺に住んで居りました。
新宿とは目と鼻の先ですから、飲んだ後、下駄を鳴らして帰ったものです。

先日、当時あの近辺に住んでおられた大手出版社の方にお会いし、当時の十二社の話しをお伺いしたところ、あの近辺のマンションに当時、スタルヒンの娘さんが住んでいたとお聞きました。
ジャズ関係者も多かったようです。

シュウマイ-2

ハッピーエンドのファーストアルバムに描いた建物は、この辺りに建っていた工場で、屋根に「ゆでめん」と書かれており、以降、ハッピーエンドのファーストアルバムの題名は「ゆでめん」と呼ばれる様になりました。

メーカーには失礼だか、崎陽軒のシュウマイは、冷めても美味しいと思うのだが、如何だろうか。

雑誌グラビア自画像3

20代の頃に撮られたグラビア記事用の写真です。
お肌ツルツルですね。
詳しくは番組ホームまで。

うちわまき梵網会

日時 5月19日 午後3時より。

会場 唐招提寺

絵-2

毎年、行われる『うちわまき』に、うちわ絵を奉納しております。

以前は高楼から撒かれておりましたうちわ絵ですが、怪我人が出るのではないかと、一人、一人に手渡しで配られる様になりました。

新緑の季節、境内の若葉の匂いを嗅ぎ、散策なさるのも良いかと思います。

九條今日子さん、通夜。

九條さんが亡くなられた事は前回のブログに書きましたが、昨日、通夜が行われ、お別れを告げて参りました。

ポーズ-1

会場から表へと、お別れを告げる人々の列は続きます。

九條 -2

会場の正面に、微笑む九條さんの遺影があり、献花の列が進むにつれ、もう二度とお会い出来ないと思うと、惜別の思いはひとしおです。

九條 -3

通夜の会食は、嘗ての友を呼び寄せ、再会の時でもあります。
画像、向かって左は、7月に封切られる映画で、役所広司さんに殺され、トランクに詰め込まれる役で役者デビューの康さんです。役所さんに殺されるのですから、相当、悪い事をしたのでせう。
オリバー君を連れて来た時には、テリー伊藤さんがつきっきりで世話をしたそうです。
化け物に近い元気さです。

右に居りますのが、一水会会長の鈴木さんです。
70年安保当時は、大学構内を歩いていると、左翼系学生にボコボコにされていたそうです。
鈴木さんも、心優しいモンスターに違いありません。

通夜の会食は、あちこちで歓談の花が咲き、ともすれば湿りがちな通夜の空気を変え、後を追う者の、残された生に命を吹き込んでくれます。
その意味では、通夜の会食は、残された者達への、あの世へと旅立った方々の贈り物なのでせう。

鈴木-4

献花の名簿です。演劇、映像関係者の名が並んでおります。
寺山さんと共に、戦後の演劇界に影響を与えてきた九條さんならではの、各界からのオマージュです。

名簿-5

葬儀委員長の笹目氏の、寺山、九條の最強コンビがあの世でタッグを組んだら、この世で活動をする私達には勝目が有りませんとのスピーチに、通夜列席者から、頑張れとの声援が飛びました。

この世は、生きている者だけのものではありません。死者もこの世に生き続けているのです。
ご冥福をお祈り致します。

昨日の対談。

昨夜、ポスターハリス・ギャラリーにて、榎本氏と対談しました。

トーク-1

不夜城酒場『ひとみ』の並びに青線の建物が残っていた70年代初頭の新宿での、『書を捨てよ、町に出よう』のロケ現場の様子から、寺山さんと九條さんとの出会いと別れのお話し。

会場に見えられた若い方々には、中々、想像が付かない対談でしたが、榎本氏の絶妙なお・や・じ・ギャグで、会場は爆笑の渦でした。

トーク -2

もう、寺山ファンはご存知だと思いますが、当初、対談予定の九條さんが緊急入院、対談の前日にお亡くなりになりました。
昨年、元気なお姿で会話を交わしたのが、最後となりました。

会場の皆様に九條さんが亡くなられた事を告げ、全員で黙とうを致しました。
昨夜、会場に見えられた皆さん、もう、ツイッター、ブログに、昨夜の事を書いても良いですよ。

ご冥福をお祈り致します。

Home > Archives > 2014-05

Search
関連リンク
  • ロッテ 小梅だより
    ロッテのキャンディ『小梅ちゃん』のファンページ。『小梅ちゃん』のプロフィールやパッケージに展開されている『小梅恋物語』などを詳細に掲載しています。
  • 名匠雑貨店
    叙情画の匠が贈る雑貨店
  • 日本アニメーション協会
    林静一が所属する日本アニメーション協会のホームページ。
  • 林静一オフィシャルサイト
    オフィシャルサイトはこちら。
  • 菓匠三全
    林 静一が包装等をデザインする、仙台銘菓『萩の月』の三全のホームページ。
  • 青林工藝舎 アックス
    林 静一が南伸房、水木しげるらと審査員を務める 青林工藝舎「ax(アックス)」のページ。
Feeds
Meta

Return to page top