- 2014-05-05 (月) 14:44
- お知らせ
九條さんが亡くなられた事は前回のブログに書きましたが、昨日、通夜が行われ、お別れを告げて参りました。
会場から表へと、お別れを告げる人々の列は続きます。
会場の正面に、微笑む九條さんの遺影があり、献花の列が進むにつれ、もう二度とお会い出来ないと思うと、惜別の思いはひとしおです。
通夜の会食は、嘗ての友を呼び寄せ、再会の時でもあります。
画像、向かって左は、7月に封切られる映画で、役所広司さんに殺され、トランクに詰め込まれる役で役者デビューの康さんです。役所さんに殺されるのですから、相当、悪い事をしたのでせう。
オリバー君を連れて来た時には、テリー伊藤さんがつきっきりで世話をしたそうです。
化け物に近い元気さです。
右に居りますのが、一水会会長の鈴木さんです。
70年安保当時は、大学構内を歩いていると、左翼系学生にボコボコにされていたそうです。
鈴木さんも、心優しいモンスターに違いありません。
通夜の会食は、あちこちで歓談の花が咲き、ともすれば湿りがちな通夜の空気を変え、後を追う者の、残された生に命を吹き込んでくれます。
その意味では、通夜の会食は、残された者達への、あの世へと旅立った方々の贈り物なのでせう。
献花の名簿です。演劇、映像関係者の名が並んでおります。
寺山さんと共に、戦後の演劇界に影響を与えてきた九條さんならではの、各界からのオマージュです。
葬儀委員長の笹目氏の、寺山、九條の最強コンビがあの世でタッグを組んだら、この世で活動をする私達には勝目が有りませんとのスピーチに、通夜列席者から、頑張れとの声援が飛びました。
この世は、生きている者だけのものではありません。死者もこの世に生き続けているのです。
ご冥福をお祈り致します。