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『寺山修司生誕80年』記念イベント。

寺山さん、存命ならば80歳になるのですね。80歳の寺山さんはどんな感じですかね。

『ジャパン・アヴァンギャルド・アングラ演劇傑作ポスター展』

期間 第一回 11月1日~15日 劇団自由劇場

第二回 11月18日~12月6日 劇団状況劇場

第三回 12月9日~27日 天井桟敷

このポスター群は、世界的にも有名ですね。そして、当時の演劇界は豊かに見えるのは何故でしょう。

黄色の丸で囲んであるのが私の作品です。この他にも私の演劇ポスターはあります。

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ポスター 1

『寺山修司の60年代』

期間 10月6日~2016、3月31日
会場 寺山修司記念館エキジビットホール

60年代、寺山は、テレビ番組で街を歩く人に「あなたは今、幸せですか?」と問いかけます。それから20年後、明石家さんまがテレビのコマーシャルで「しあわせーて、何だっけ、何だっけ?」と唄います。

今、皆さんに問いかけます「あなたは幸せですか?」と・・・・。

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寺山60-2

音楽劇『レミング』公演。

期間 12月6日~2016、1月17日
会場 東京藝術劇場他

寺山の最後の作品です。
寺山さんを看取ったのは慈恵医大の庭瀬先生ですが、私達も庭瀬先生に「お前たちの末路はろくでも無いだろうから、私が老後の面倒を見る」と、大学病院からエコー検査機やらを酒場に持ち込んで、酒を呑みながらの人間ドックを受けました。

これで老後の心配は無い。酒を呑んで路上で倒れても庭瀬先生が手厚く看病してくれると思っていたのに、その庭瀬先生の方が先に亡くなってしまった。
私達は、敗戦後の路上で途方にくれる、戦災孤児になってしまいました。

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レミング-3

実験浄瑠璃劇『毛皮のマリー』公演。

期間 12月16日~23日
会場 豊島区立舞台芸術交流センター「あうるすぽっと」

三島戯曲の延長線上に寺山、唐の演劇はあるように思える。

三島戯曲は日本近代古典演劇への先祖がえりのような「新派」のような舞台であり、古典演劇の骨格を残しているから、シェークスピア劇のセリフを聞く心地良さがある。特に『黒蜥蜴』など、朗々と長台詞が役者の口から流れると、目をつぶり聞くだけでも楽しい。

この古典的な三島の演劇と寺山、唐の次世代の演劇との繋がりは一見、無いように思われるのだが、三島の『黒蜥蜴』の初演は61年で、高度成長期のとば口にあたり、寺山、唐の創作活動も60年代に産声を上げている。

また三島の『黒蜥蜴』は評判になり初演の翌年に映画化され、原作が大衆に支持された江戸川乱歩の作品であり、三島自身も役者として出演、ボディビルで鍛えた裸体をさらすなど、スキャンダラスな大衆化演劇空間が、寺山、唐の演劇へと繋がっているように思われるのだ。そこが寺山演劇ワールドの種は三島戯曲かもしれないと思わせる所以なのである。

しかし三島が舞台を疑う事無く前提条件にしているのに対して、寺山、唐の演劇は、その舞台さえも無用で、役者が演じている場所こそが演劇空間であるとのラジカルな考えとなり、街中での演劇、ハイレッド・センターのパフォーマンスなどと同じで、前衛的な舞台を創りだして行くのである。

それは又、様々な場所、セットでの演技を繋いだ映像作品へと足を踏み入れるのに時間はかからないと思われる。

寺山の演劇活動を荒く素描してみたが、皆さんはどう考えられるのだろうか。

現在、寺山の忠実な舞台表見の演出家は、月蝕歌劇団の高取英であると思う。

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マリ-4

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