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2021-07

「Creation Kids Lab」開催中。

会場 クリエイションギャラリーG8

2018年から毎年夏に開催している「Creation Kids Lab」は、小学生を対象にデザインの楽しさを体験してもらおうと、クリエイターが講師となって行うワークショップです。

2021年は、7つの多彩なワークショップをオンラインで開催。
展覧会では、ワークショップ作品の展示と、ご来場の方がその場でできるミニワークショップ体験も予定しています。(ホーム紹介文より抜粋)

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オンライン(Zoomを使用予定。パソコンまたはタブレット端末でご参加ください)

小学生対象/定員各回8名/事前参加申し込み(7月1日から申込受付開始予定)参加費1000円・2000円(予価・キット材料費。回によって異なります)

各ワークショップの内容と詳細、参加方法は、ギャラリーサイトをご覧ください。

http://rcc.recruit.co.jp/g8/

告知が遅れましたから、また満員かもしれませんね。

体験出来ない御子達は、展覧会の日までお待ち下さい。その会場でもワークショップが体験出来るそうです。

夏休みは後半が勝負です。日記などは皆さん、どうされておりましたか。

 

私の子供の頃の夏休みの自由課題は、絵や模型でした。二年生の頃、ゴッホの絵を切り絵で再現、ゴッホと言えばキャンバスに絵の具を叩きつける様な作画イメージが広く喧伝されておりましたが、切り絵で細部の色をじっくり見つめると、色々な色が使われている事に気付き、子供心に感心しました。

ゴッホは注意深く色を重ね、絵を描いていた事が判ります。

 

夏休みの宿題で嫌なのは、イーゼル、キャンバスを持って避暑地へ行き、海岸の砂浜にイーゼルを立てて絵を描く事で、こんな恥ずかしい事はありません。

日本の海岸風景は、岬の岩肌が海へと突き出し、夏の木々は重い緑色に覆われております。何処に印象派の透明で軽やかな色があるのか、子供心に悩んでしまいます。

その上、油絵具ですから、絵の具の付いたバレットや筆等を宿に持ち帰り洗わなければなりません。夏休みの宿題は嫌でした。

プールから戻り昼寝をしていると、ラジオから「尋ね人」の番組が流れ、「中国、重慶の○○師団に居られた○○さん、××さんがお探しです」とのアナウンスが、流れていました。

戦争で散り散りになった大切な人を皆が誰かを探す、菊田一夫原作のNHKドラマ「君の名は」の時代でした。

詳しくは下記アドレスで・・。

クリエイション・キッズ・ラボ 2021|展覧会・イベント | クリエイションギャラリーG8 (recruit.co.jp)

 

オリンピック・ランゲージ:デザインでみるオリンピック

会期 7月20日(火)~8月28日(土)

会場 ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)

今夏のギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)は、オリンピック文化遺産財団との共催展「オリンピック・ランゲージ:デザインでみるオリンピック」を開催いたします。

オリンピックのポスターやエンブレム、ピクトグラムや聖火トーチ、メダルは、オリンピックのビジュアル・アイデンティティの一部として大会ごとにデザインされます。それらは開催都市や国の文化や精神、歴史に影響を受けてきました。

本展は、(中略)5つの大会に焦点を絞り、各大会のデザインがどのように統一感と個性を表現してきたかを探ります。(ホーム紹介文より抜粋)

チラシ- 1

昨日の開会式でも、オリンピックで使われるデザインを表現したコーナーがありました。
確かに文字で表示されるより図にして見せてくれると、あー、こっちが男性トイレだなと判ります。

レストランのメニューも料理の写真が載っていると、どんな料理か判りますね。

以前、フランス、アヌシーで、隣の人が食べている料理が美味しそうに見え、ウエイターに隣の食卓を指さし「あの料理が食べたい」と、通訳が英語で伝えましたが、あの頃のフランスのウエイターは、英語は判らないと首を傾げます。

そこで絵を描いたら、奥の調理場に「ここのテーブルのアジア人、絵が上手いぞ」と声を掛けたものですから、調理人が皆出て来て、料理の絵を覗き込んでおりました。

あの頃のフランスのウエイターはコーラを注文しても、聞こえないふりをしておりましたが、その後アングレームへ行き、レストランのカウンターにコカ・コーラがズラッと並んでおりました。

通訳のフランス人に「へぇー、フランス人もコーラを飲むようになったのだ」と皮肉交じりの笑顔で話しますと、「あれはイタリア人が好きだから置いてあるだけだ」と苦々しく答えました。

私はこの様なフランス人が好きです。何処か「武士道」と繋がる処が有ります。

今度のEUへの輸入品に対する関税、やりますね。

循環型社会への取り組み、世界は米国、中国の覇権争いだけでは無いぞと、いち早く躍り出たEUです。首を切られた炭鉱労働者が抗議運動を活発化させておりますが、流石です。

「SDGs×ARTs展 十七の的の素には芸術がある」

期間 7月22日~8月31日

会場 東京藝術大学美術館 本館展示室3・4

 

山村さんは世界的に著名な映像作家です。

展覧会では、山村さんの新作長編作品『幾多の北』(2021年、64分)の原画5点が展示されるとのことです。

アートアニメ系は、ショート・フイルムが一般的ですが、『幾多の北』は長編です。他の制作プロダクションと組まれたのですか?期待しております。

監修は日比野克彦さんです。日比野さん、段ボールアニメは考えられないですか・・。

山村

暑いですねー。学生さん達は夏休みです。この機会に美術館へ行かれて、過去の作品も含めて多くの作品を見る事をお勧めします。

社会人になると、毎日が忙しく仕事に忙殺され、学生時代の様に春も夏も冬も休む事が出来ませんから、才能の熱中症になってしまいます。気を付けませう。

それにしても暑いです。

詳しくは下記のアドレスへ・・・。

SDGs×ART展 十七の的の素には芸術がある。 (geidai.ac.jp)

 

桑原茂夫個人誌『月あかり』発売。

桑原さんが書かれている宝塚歌劇団の劇評ですが、この頃のWOWOW映画に取りあげられるタイ版美青年恋愛ドラマが、どこか宝塚歌劇の男役と重なる部分があります。

タイの美青年恋愛ドラマに出てくる若者達は、今まで思い浮かべるタイ人像を軽く裏切っております。

タイの女性達がキャーキャー騒ぐだけの事はあると思います。

チラシ-1

ハーフの青年は、日本も昔から居りまして、アジア人の顔立ちから抜け出した爽やかさがあり、それなりの人気を得ているのですが、タイの美青年をつくづく見ますと、ハーフとはまた違うアジアの生活が豊かになった環境で育まれた顔立ちが見えてきます。

授業のシーンで主人公の奥に写り込む同級生の中には、あー、タイのDNAを受け継いだ顔も散見しますし、屋台のおばちゃんも私共が見慣れたアジア人の顔をしています。

平均的にこの顔が今のタイ人の顔やスタイルであろうと思いますが、このさっぱりとした綺麗な顔立ちは韓国ドラマが最初で、それに続いて中国、そしてタイと続いているように思われます。

乱暴な繋げ方ですが、このアジアの綺麗な美青年の顔と宝塚の男役の顔が微妙に重なっていると思われます。

都市化し洗練した人生を生きて行く未来のアジア人の容姿がどう変わって行くのか、欧米、アフリカ、中南米とどう違うのか、残念ながら見届ける事は私には出来ませんが、アジア人が素敵になる事は嬉しく思います。

福原愛ちゃんと結婚した江宏傑氏も、スッキリ、アジア美青年の世代に入っています。

「創作活動35周年 千光士義和の世界 動くダンボールアート」展

会 期  7月10日(土) ~ 8月9日(月)

会 場  奈良市美術館

 

千光士さんは、1958年、高知県生まれ。大阪芸術大学卒業後、人形アニメーション制作に携わる。独立、結婚を機に奈良へ移住。

ダンボールの断面の「波模様の美しさに」に魅せられて以来、35年にわたってダンボールの新しい表現の可能性を追求しています。

創作活動35周年を迎えるにあたり、国内外で活躍する千光士さんの足跡を振り返るとともに、「ものづくりの楽しさ」を体感していただければ幸いです。(ホーム紹介文より抜粋)

段ボール

子どもワークショップが有りますが、残念ながら受付終了となっております。

お子様の夏休みの宿題にぴったりでから、お母様も残念ですね。

千光士さんには、多くのファンが付いております。

平木コレクションによる 前川千帆展

期間 7月13日~9月20日

会場 千葉市美術館

前川千帆(まえかわせんぱん:1888-1960)は、恩地孝四郎・平塚運一とともに「御三家」と称された、近代日本を代表する創作版画家です。

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京都に生まれ、漫画家として名を成すかたわら木版画を手がけ、清澄な彫摺と躍動感のあるユーモラスな造形により独自の作風を拓いたその作品は、今なお色褪せない魅力を有します。

また近年、日本のアニメーション草創期に少なからぬ役割を果たした事実も掘り起こされ、マンガやアニメがクールジャパンの象徴として評価される今こそ再検証すべき作家と言えるでしょう。(ホーム紹介文より抜粋)

 

味のある絵ですね。
動かしたくなるのは、前川さんもアニメに携わっていたことが有るからでせうか。

アニメ的な要素は江戸時代前から、絵巻の時間経過的要素から伺い知る事は出来ますが、江戸時代の北斎の『神奈川沖浪裏』で波の高い処が崩れている描写など、フィルム時代の実写撮影機のシャッター・スピード、一秒24コマ中の一コマの映像と重なりますし、結城座がお持ちの『フロ』などのアニメ幻灯機等々などからも、江戸期にその時間経過を更に細分化していたと思います。

もう日本人は、その様に細かい動きの一瞬を認識していたのでしょう。

すると、江戸期の舞踏、地唄舞、上方舞などに影響は出ているのでしょうか、武原はんさんはお亡くなりになっているし、どうなのでしょうか。

 

季刊漫画誌『アックス』発売

友沢さんはフランスに住んでいたのですか。
皆、子持ちのお母さんアーティストと言うのが新鮮ですね。

建築家や編集者等々ワイワイやって、ポンピドゥーの仕事もこなしていた。
そこで「まめおやじ」誕生となるのか。

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絵より立体の方が良いです。私もイギリスへ行った時にハイパー・リアリズム彫刻を見ましたが、パワーが落ちていない。人間の皮膚にワラを詰めた作品が在って、これは謎の立体で、不気味でした。

何故なら、イギリスへ行く前に、人体の一部を使った作品が画廊に出品され、問題になっておりましたから、この皮膚も人間の皮膚ではないかと、今も疑惑は晴れておりません。

 

「まめおやじ」は、3メートル位の立体が面白いです。卓袱台の前に座り、大きなヤカンから水を茶碗につぎ、燻りガッコを食べながら水茶漬けが離乳食の『まめおやじ』なんてどうでしょう。

浴衣で作ったオシメをして、大きなオナラをして熱燗をチビチビ飲んで寝る『まめおやじ』は・・・。

ハリウッド映画の『マシュマロマン』のように東京タワーなどを引っこ抜いて二つに折ってしまい、無邪気に笑う『まめおやじ』です。

 

亡くなってしまいましたが、青林堂の『ガロ』時代に編集長を務めた渡辺和博が居りました。
彼の仕事に『〇金、〇貧』と言う、業界で働く人を金持ちと貧乏に二極化して描いたイラスト本があります。

今も『金持ち父さん、貧乏父さん』や『金持ちが絶対やらないこと』等々、ありますが、ピケティさんが出てくる前からナベゾーは、70 年代の総中流社会から二極に分けた社会へと移り変わる時代を提示しておりました。

テリーさんが目をつけて、テレビに出演させておりましたが、この番組でもナベゾーは自身の考えに合った風景解説をしておりまして、外国車のブランド名を言い、その車を多く見かけると「〇〇株」が上がる等、値上がり株の予想までしておりましたね。

もう少し生きていてくれたら、時代を読む目が読み解く風景が楽しめたのにと思います。

亡くなる前に私の個展に来て、深々とお辞儀をして病院へ帰って行った姿を思い出します。

 

さて次は、どんな漫画家の様な画家の様な立体造形家のような映像監督のような、今までの枠に捕らわれない作家が出て来ますやら、期待しております。

つげ忠男さんも作品を寄せております。70年の不思議な青林堂忘年会を体験している方です。

つげさんの作品は映画になっており、実写が多いですね。私はつげさんの太い線で描かれるコマ絵が好きで、アニメーションの方が面白いと思っています。

プロデューサーがつげさんの絵を理解していないのですかねー、チンピラの喧嘩など今までのアニメには無いし、動かすと面白いのにと思っています。

線で表現される風などもアニメになると面白く、大人のアニメ作品にすると良いでしょう。韓国の方に任せた方が面白いですかね・・・。

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