- 2021-07-04 (日) 14:29
- お知らせ
友沢さんはフランスに住んでいたのですか。
皆、子持ちのお母さんアーティストと言うのが新鮮ですね。
建築家や編集者等々ワイワイやって、ポンピドゥーの仕事もこなしていた。
そこで「まめおやじ」誕生となるのか。
絵より立体の方が良いです。私もイギリスへ行った時にハイパー・リアリズム彫刻を見ましたが、パワーが落ちていない。人間の皮膚にワラを詰めた作品が在って、これは謎の立体で、不気味でした。
何故なら、イギリスへ行く前に、人体の一部を使った作品が画廊に出品され、問題になっておりましたから、この皮膚も人間の皮膚ではないかと、今も疑惑は晴れておりません。
「まめおやじ」は、3メートル位の立体が面白いです。卓袱台の前に座り、大きなヤカンから水を茶碗につぎ、燻りガッコを食べながら水茶漬けが離乳食の『まめおやじ』なんてどうでしょう。
浴衣で作ったオシメをして、大きなオナラをして熱燗をチビチビ飲んで寝る『まめおやじ』は・・・。
ハリウッド映画の『マシュマロマン』のように東京タワーなどを引っこ抜いて二つに折ってしまい、無邪気に笑う『まめおやじ』です。
亡くなってしまいましたが、青林堂の『ガロ』時代に編集長を務めた渡辺和博が居りました。
彼の仕事に『〇金、〇貧』と言う、業界で働く人を金持ちと貧乏に二極化して描いたイラスト本があります。
今も『金持ち父さん、貧乏父さん』や『金持ちが絶対やらないこと』等々、ありますが、ピケティさんが出てくる前からナベゾーは、70 年代の総中流社会から二極に分けた社会へと移り変わる時代を提示しておりました。
テリーさんが目をつけて、テレビに出演させておりましたが、この番組でもナベゾーは自身の考えに合った風景解説をしておりまして、外国車のブランド名を言い、その車を多く見かけると「〇〇株」が上がる等、値上がり株の予想までしておりましたね。
もう少し生きていてくれたら、時代を読む目が読み解く風景が楽しめたのにと思います。
亡くなる前に私の個展に来て、深々とお辞儀をして病院へ帰って行った姿を思い出します。
さて次は、どんな漫画家の様な画家の様な立体造形家のような映像監督のような、今までの枠に捕らわれない作家が出て来ますやら、期待しております。
つげ忠男さんも作品を寄せております。70年の不思議な青林堂忘年会を体験している方です。
つげさんの作品は映画になっており、実写が多いですね。私はつげさんの太い線で描かれるコマ絵が好きで、アニメーションの方が面白いと思っています。
プロデューサーがつげさんの絵を理解していないのですかねー、チンピラの喧嘩など今までのアニメには無いし、動かすと面白いのにと思っています。
線で表現される風などもアニメになると面白く、大人のアニメ作品にすると良いでしょう。韓国の方に任せた方が面白いですかね・・・。
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