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『1968年 激動の時代の芸術』in 千葉市美術館
仕事が忙しく、オープニングの日に伺えなかったので、正木美術評論家と一緒に改めて拝見しに千葉市美術館へ足を運びました。

正木氏の提案で、「新秋津駅」で待ち合わせです。この駅の周辺は、懐かしい店が残っています。
ほら、フィリッピン・パブなんかが、まだ在ります。「あんたお金ない。無い人ダメよ」なんて一時、さんまさんがモノマネしておりました。
スナックと名を変えておりますから今度、入ってみましょうか。パブと違いますかね。

千葉市美術館へ着きました。古い洋館を建て直しております。古カフェがブームですが、古さを新しく作るのは難しいです。
リニューアルする以前の東京ステーションホテルなど好きでしたし、赤坂プリンスも、建てた当時のレトロモダンな家具、調度品をそのままに使えば良いのにと思います。

新しいものも、いずれは古くなるのですがねー。
GUA発行の『美術ジャーナル』のポスター。田名網敬一さんのデザインです。故石子さんを始め、現在も活躍している作家の名が並んでおります。

高松次郎さんが『サンデー毎日』に描いた漫画です。絵が描かれていない処がクールです。これを見た当時「やられた―」と思いましたね。

高松さんの本業と言うのはおかしいですが、「影」を描く作家として有名でした。あの当時、漫画へも手を伸ばしていたのです。油断も隙もあったもんじぁありません、あの時代は・・・。
ハイレッド・センターのメンバーで漫画を描いて無いのは中西夏之さんだけです。原平さんも『ガロ』に『お座敷』を描いていますから、当時の『ガロ』は、漫画誌というよりアート誌のような側面がありました。

高松さんの影の作品です。壁と床の影は、違います。
貸本漫画から青年向け漫画が誕生し、青年漫画ブームが『ガロ』を先陣として若者に支持されてゆく時代ですから当時、少年漫画誌として発売部数100万部を超えた『少年マガジン』の突破記念広告が、デカデカと新聞の紙面を飾りました。横尾忠則さんにその記念として表紙のデザインをお願いするという、編集部もアートする時代です。

イベントも『マガジンVSガロ』などというトーク・ショーが組まれ、知らない内に私がガロ編集長の長井さんと列席するような告知がされたりもするのです。『ガロ』でしたら白土さんか水木さん、つげさんでしょうに、何で新人の私が出席しなければならないのか、少年漫画誌と青年漫画誌が何を語りあえば良いのか当時、さっぱり判りませんでした。

学生達が安保闘争を繰り広げておりましたが、ヘルメットに角材を持っているのが学生とは限りません。学生の分際で『帰って来たヨッパライ』を出し、ミリオンセラーの大ヒットを飛ばし、北山さんなどはテレビの番組を持つ時代になります。

この番組に、つげさんにマキさん、それに私などが出演しましたが、黙っていないのが東大生です。
大学生の雄といえば東大生だろうと、東京大学生がアートの土俵に上がりました。
駒場祭のポスターを当時、東大生でした橋本治さんが手がけ、東大生がイラストを描いたとマスコミの耳目を集め、注目の人となります。

音楽業界も二匹目のドジョウを狙って在野の若者発掘に拍車がかかり、レコード・ジャケットもアートし始めます。
私も松本さん達のファースト・アルバムのジャケットを描きましたが、『頭脳警察』も三億円事件の犯人モンタージュ写真を使い、これもアートしています。

モンタージュ似顔絵も、また多数の人の像を重ねると、意外と特徴の無い平凡な顔になってしまうのが、『Mr.Xとは何か?』です。柏原えつとむ、小泉博夫、前川欣三のお三方の顔を重ねた肖像画です。
私達は個々人個性がある様に思えますが、宇宙人から見ると、手足が四本に頭が付いた美味そうな生き物としか見えないかもしれません。
タイトルに激動の時代の芸術とありますから、お父さんからこの時代の事を聞いていた若い方は、其々、引っかかるところが多いでしょう。
当時、若者だった私も、霞んだ記憶を頼りに若い方へ、あの時代をつまらなそうに語るのではなく、どの時代も同じく表現は面白いと、伝えようと考えております。続きは次回へと致します。
『アンノウン・モータル・オーケストラ』のルーバン君のように、面白がって読んで下さい。
「掲載の1968年展会場写真は、千葉市美術館の許可を得て撮影・掲載したものです」
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Unknown Mortal Orchestraツァーライブin日本
某日、渋谷にて『アンノウン・モータル・オーケストラ』のコンサートを聞きに行きました。
休日の渋谷は混んでいますねー。

会場、WWW Xには、もう若い人が並んでおります。
楽屋へ入りますとルーバン君がちょこんと座って居りました。迷子になった子供の様で可愛いです。

彼等のバントのカテゴリーにサイケデリックとあり、まだ若いルーバン君達がどうして60年代に流行ったサイケデリックなのか問うと、お父さんの影響のようです。
サイケは当時、日本でもアングラと共に流行しましたが、恍惚感を良く表しているのは、グラミー賞を獲得した、ビートルズの『サージェント・ペッパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』ではないかと言う話から、この曲をただ聞いたのではサイケを体感したことにはならない、という話になりました。
この話、判るかなー、判らないだろーな。
、

今、開かれている千葉市美術館の『1968年激動の時代の芸術展』にも、当時のディスコが再現され、サイケ音楽が流れております。当時を体感される良い機会です。
対談を終えて食事をしに街へ出ましたが、ルーバン君は音合わせや何やかやと忙しく、日本食はコンビニのおにぎりだけだそうです。
可哀そうになり、今度、食事をする時間を取り、美味しい日本料理をルーバン君に食べさせたいと、親心ですか、約束して別れました。

ジャニスの伝記映画の中に、自家用ジェットで全米ツアーに出たジャニスが、ハードなスケジュールにプッツンする場面がありましたが、ルーバン君達も明日の朝方には日本を飛び立つそうで、体に気をつけなさいと、また親心が芽生えました。
グッズ・コーナーに私の描いたポスターが見あたらず、あれば100枚ほど買ってルーバン君にサインをもらい、メルカリで売ろうと思っていたのですが・・・残念です。

ライブ会場は満員で、人の熱気で汗が出て来ます。
ルーバン君の声は美しく、サイケの恍惚感を歌い上げる天使の様ですね。

この熱気を共に体感する年齢を過ぎたなと、平成生まれの私はライブ・ハウスを後にしました。
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『コンテンポラリーアニメーション入門』
- 2018-10-24 (水)
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日時 10月28日 午後3時30分〜上映と講演:午後4時〜午後6時30分(途中休憩有り)
会場 東京藝術大学 横浜校地 馬車道校舎

演題:実験アニメーションの最前線
講師ボリス・ラベ氏は、アングレームのアニメーション専門学校EMCAに入学。在学中には、2012年のアヌシー国際アニメーション映画祭で学生部門の特別賞を受賞した「キリエル[しりとり]」など、多数の作品を企画・制作しております。
アングレームは以前、フェスティバルに招待され、お伺いいたしました。ワイン生産で有名なボルドーの近くです。開会式でご挨拶し、文化大臣列席の昼食会に招かれました。
子供の頃、母の本棚からレ・マルクの『凱旋門』を取り出し、読み耽りましたが、主人公がカフェで頼むコニャクと言う飲み物が判らなかったのですが、アングレームで一週間、朝から午後五時までインタビュー漬けになってしまい、可哀そうだと主催者が飲み物としてコニャクを出して頂きました。
まぁ、コニャクは美味しいですね。こんな美味しいお酒を今まで知らずに生きていたとは、残念です。コニャクは日本食にも会います。
アングレームの地場産業は精密機器の生産ですが、アニメ専門学校が在るとは、気付きませんでした。これもフェスティバルの効用ですかね。
フェスティバルの効用をもう一つ上げれば、地元のボランティアがタクシー代わりの送迎を担当し、フェスティバルに参加している各国の作家や制作プロダクション、観光客の足となっておりますが、普段出会わない国の異性、同性と巡り合う機会であり、地元の若者がスーツを着て頑張っております。
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『新刊ニュース』恒例アンケート特集「人気著者のオススメ! 〇〇がもらえる一冊」
今回は、伊丹十三さんの『ヨーロッパ退屈日記』(新潮文庫刊)です。
伊丹さんとは、テレビ『11PM』でご一緒しました。伊丹さんのショート・フィルム『二日酔い』は面白いですよ。私はビートルズの『レット・イット・ビー』から着想をえたアニメ作品を制作しました。
私の作品を見た伊丹さんが、アニメを作りたい顔をしておりましたが、声をかけ合う事も無くテレビ局を後にしました。
伊丹さんがアニメを制作していたら、きっと面白いものが出来たのではと、あの時の出会いに声を掛けなかったのが惜しまれますし、早すぎる死が残念です。

現在、大衆大航海時代ですが、伊丹さんの『ヨーロッパ退屈日記』は、そのちょっと前の海外旅行のエッセイで、チップはどれくらい渡せば良いのかとか、スパゲッティは蕎麦の様にすすって食べてはいけないのかは、伊丹さんの劇映画『タンポポ』にも出て来ますが、色々薀蓄も混じり、ちょっと懐かしい海外旅行のエピソードが面白く、品と教養のある旅行日記です。

『新刊ニュース』手に取りたい方はここです。
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『寺山修司展 ひとりぼっちのあなたに』
- 2018-10-12 (金)
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期間 9月29日~11月25日
会場 神奈川近代文学館
本展は、寺山の秘書兼マネージャーをつとめた田中未知氏が長年収集・管理してきた資料を中心に構成。 類いまれな才能が生み出した多様な表現世界を重層的に紹介し、寺山修司とは何者であったのかを探る展覧会とある。
活動範囲は多岐に渡りますから、難しい問ですね。

私が寺山さんと仕事をご一緒したのは、銀座のソニービル・オープンの催し物と映画『書を捨てよ、町へ出よう』の美術や座談、それに演劇ポスターですね。
ソニービルの開館当日は、ビル入り口から会場まで若者が並んでおり、ビックリしたのを覚ております。
寺山さんが亡くなったのは47歳ですか、お母様より先に亡くなったのですね。若すぎます。
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good design company 1998-2018
- 2018-10-08 (月)
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期間 9月12日– 10月18日
会場 クリエイションギャラリーG8
熊本県公式キャラクター「くまモン」や、中川政七商店、相鉄グループをはじめ、数多くのクライアントのデザイン、ブランディングを手がけてきたgood design companyは今年で設立20周年を迎え、その足跡を振り返る展覧会です。
60年代にTBSテレビの深夜に放送されていた、藤林英雄アナのナレーションによるCBS配信の「これが世界だ」で、インダストリアルデザインの巨匠、レイモンド・ローウィ氏を起用、アメリカのスーパーで売っている商品の全てを、店内を歩きながらグット・デザイン、バット・デザインに分けて行く番組があり、大変、面白く見た覚えがある。

このスーパーの陳列商品でローウェ氏が絶賛した商品が在り、今も店頭に並び、製品は進化を続けている。皆さんは何の商品か判りますか。
CBSニュースは企画が面白く、アメリカが判って楽しかった。
例えばアメリカの刑務所では、一般人でも見学でき、特に人気なのが処刑室で、当時のアメリカでは処刑は電気椅子が主流で、見学者に電流を流すレベルのボタンを押すことが出来るようになっていて、これを流すと死刑囚は確実に死にますと書かれたボタンを押す見学者が多いと伝えていた。
誰が押したのかは判らないが、殆どの見学者は押すらしい。
先日の台風上陸を他の番組を潰して終日、放送したNHKは素晴らしい。娯楽だ教養だニュースだと言っても、カメラの前で演じた物を編集し、放送しているのだから、テレビは全てドキュメンタリーだと言っても過言では無い。
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『深堀隆介展』
- 2018-10-04 (木)
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会期 9月15日~11月4日
会場 刈谷市美術館
金魚の持つ神秘性に魅了され、透明樹脂にアクリル絵具で金魚を描くという斬新な手法で創作を続ける現代美術家、深堀隆介さんの個展です。
ワークショップ、混雑が予想され中止になったのは残念です。

我が国、近代初めの「生き人形」や食品サンプルのリアリズムが、日本人の中に脈々と流れているのを感じます。
深堀さん、今度は錦鯉が出来ませんか・・・。
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