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2022-07

第24回亀倉雄策賞受賞記念 大貫卓也展「ヒロシマ」

ウクライナのアニメ作家や映画祭関係者たちから、助けを求める声が届いております。

ASIFA本部では、ウクライナの人々、特にウクライナのアニメーション関係者と心を一つにするべく、公式サイト  asifa.netに 2つの請願書を掲載しました。

アニメ、映像関係者で無くとも、請願書にサイン出来ます。

オタワ映画祭のディレクター、クリス・ロビンソン氏による請願書です。

https://asifa.net/international-animation-community-stands-with-ukraine/

このページ冒頭の、「SIGN THE PETITION」をクリックすると、以下の請願書サイトが開き、署名することができます。

ウクライナのアニメ協会の請願書ページです。

ウクライナを応援したい高校生もサイン出来ます。

下の方にウクライナ軍を支援する、ウクライナ国立銀行のNBU募金口座アドレスがあります。

ウクライナ侵攻に反対する請願アニメーター (ipetitions.com)

 

兵員不足と伝えられているロシア、友好諸国からプーチンさん、引っ張ってくるのでしょうか。

しかし自国の兵士が戦闘で亡くなれば、国民が黙っていないし、対立政党が声を上げるから、友好国は自国民兵士を送る事は出来ないでしょう。

プーチンさん、ウクライナに勝利する事しか未来はありませんね。

しかし勝利したところで、残念ながら何も変わらない貧しいロシアです。

泥沼化してしまいましたね。割って入る大国が居ないのが21世紀なのでしょう。

ネット全世界世論が戦争を終わらすようには成らないのでしょうか・・・?

まだ、直接民主主義はネット投票インフラが整備されておりません・・残念。

 

ウクライナやロシアの映像関係者は連絡を密にして行動しておるようです。

でもロシアの映像関係者は気を付けて下さい。

ウクライナのネオ・ナチと手を組んで国家転覆を計ったと、プーチンさんが居た秘密警察に捕まるかもしれません。

 

第24回亀倉雄策賞受賞記念 大貫卓也展「ヒロシマ」

チラシ-1

会期 7月12 日 – 8月20 日

会場 クリエイションギャラリーG8

大貫卓也展「ヒロシマ」|展覧会・イベント | クリエイションギャラリーG8 (recruit.co.jp)

 

1997年に急逝したグラフィックデザイナー亀倉雄策の生前の業績をたたえ、グラフィックデザインの発展に寄与することを目的として、1999年、亀倉雄策賞が設立されました。

第24回は、大貫卓也の平和希求キャンペーンポスターおよび関連制作物「HIROSHIMA APPEALS 2021」に決定しました。

受賞作品は、平和を希求するキャンペーン「HIROSHIMA APPEALS」の2021年版ポスターとその関連制作物。

1枚のポスターとして完結しながら、さらにAR技術により、黒い雪の中から白い鳩があらわれる映像をスマートフォンで見ることもできます。

選考委員からは「黒いスノードームの怖さと白い鳩の美しさの対比が鮮やかでメッセージが強い」「鳩の立体造形をはじめ、徹底して作り込まれた完成度が見事」「長い歴史を持つキャンペーンにおいて、新しい技術も起用し、原爆の記憶を次世代に何としても伝えようとする作者の意志を感じる」と高く評価されました。(ホーム紹介文より抜粋)

 

私も広島の原爆を扱った『かげ』というショートフィルム作品があります。

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原爆投下当日、銀行へ行かれた男性の影が石段に焼き付いて残っておりまして、私が二十代の頃は、その影になった人物の性別も石段に立っていた理由も判らず、謎の影として語り継がれておりました。

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私は影になった男性が恋人に逢いに行く物語にして、作品を仕上げました。

作品完成後、数年が経ち、その影の主の性別も、名前も判ったそうです。上に掲載された画像は、私が20代の頃、発表した『かげ』という映像作品です。

 

敗戦後、広島、長崎の惨状は、アメリカ軍により詳細に調べられており、焼き付いた影は、原爆投下の特徴を示すものらしく、一章を設けてフイルムに纏めてあります。NHKがドキュメント作品にしております。

影のある階段は、実物か写真が平和記念資料館に展示してありますから、まだ見た事の無い若い方は見に行って下さい。

亡くなった方には失礼だが、現代美術作品と考えても、これほどコンパクトでメッセージ性の強い作品は他に見当たらないです。

長崎もお忘れなく・・・。

広島平和記念資料館 (hpmmuseum.jp)

 

ウクライナ侵攻でも、ロシアは核兵器使用をちらつかせております。

過去の出来事ではありません。

岩井俊雄-100かいだてのいえとメディアアートの世界-

ウクライナのアニメ作家や映画祭関係者たちから、助けを求める声が届いております。

ASIFA本部では、ウクライナの人々、特にウクライナのアニメーション関係者と心を一つにするべく、公式サイト  asifa.netに 2つの請願書を掲載しました。

アニメ、映像関係者で無くとも、請願書にサイン出来ます。

オタワ映画祭のディレクター、クリス・ロビンソン氏による請願書です。

https://asifa.net/international-animation-community-stands-with-ukraine/

このページ冒頭の、「SIGN THE PETITION」をクリックすると、以下の請願書サイトが開き、署名することができます。

ウクライナのアニメ協会の請願書ページです。

ウクライナを応援したい高校生もサイン出来ます。

下の方にウクライナ軍を支援する、ウクライナ国立銀行のNBU募金口座アドレスがあります。

ウクライナ侵攻に反対する請願アニメーター (ipetitions.com)

 

穀物の輸出がウクライナ、ロシア両国の合意で出来ましたから、国連、トルコは停戦まで持って行けないものかと考えますが、ロシアはウクライナが反対しているとウクライナを悪者にしようとしております。

ウクライナ側に立って考えれば、侵攻以前の状態に戻さなければ、また停戦後ロシアの侵攻が始まりますから、合意に至らないことは周りで見守る国々とっては理解出来ることです。

それに武器が西側から入って来ますから、ウクライナには希望が残されております。

プーチンさんは大統領職を辞める訳にはいかないから、侵攻を止め無いでしょう。

ロシアは農民の国ですから、口紅の色が今年はサーモン・ピンクと言われても、その色の口紅付けて農作業します?

経済制裁が効くのは都市部の国民です。都会の経済活動は、よく言われますが無駄が多いでしょ。農業、漁業には無駄は無いか、少ないですが、乱獲などの都会の無駄に染まっている部分もありますね。

この無駄の部分に引き付けられて、若者は都会へ集まって来ます。

プーチンさんも高級官僚ですから、ブランドのジャケット着て出て来たでしょ。

好きなんですよブランド物が、マヨネーズの次ぐらいに好きですよ。

まっ、プーチンさん、ロシアの国土が分割統治されないよう、頑張って下さい。

ロシア、制裁は効いていないと言いながら、制裁を解けと言ってますね。効いているのでしょう。10年、20年続きますから・・・。

 

どっちがどっち? いわいとしお×岩井俊雄

-100かいだてのいえとメディアアートの世界-

岩井俊夫

会期 7月2日(土)〜9月19日(月・祝)

会場 茨城県近代美術館

子どもたちに大人気の絵本作家・いわいとしおと、メディアアートの第一人者・岩井俊雄。

一見、相反する異ジャンルのクリエイターは、実は同一人物だった!なぜ、彼は2つの顔を持つのか?

子ども時代の発明ノートやパラパラマンガ、絵本原画やスケッチ、メディアアートの再現展示によって、アナログとデジタルにまたがる、その多種多様な表現世界の全貌と創作の秘密に迫ります。(ホーム紹介文より抜粋)

http://www.modernart.museum.ibk.ed.jp/exhibition/kikaku/index.html

 

岩井さんのメールには、

夏休みになると会場がかなり混みそうな予感です。と書いてありました。

でしょうね。

絵本『100かいだてのいえ』を出版したら、あっという間に200万部も売れてしまい、子供達のアイドル・スターになってしまったのですから。

『映像装置としてのピアノ』は列ができるかもしれません。とも書いてありました。

これも判ります。ピアノの鍵盤を指で押すと、スクリーンの光が動くのでしょう?

子供達は驚きもしますが、また鍵盤を叩いて光の動きを楽しみだします。

人間は好奇心の強い生き物ですから・・・。

 

岩井さんが筑波大の学生の頃ですか?私達がつくった『ゾートロープ・ブラザース』の一員になられ、築地の電通ギャラリーでグループ展を開きました。

『ゾートロープ』はアニメの原形です。フランスへ行くとお土産品で売っております。探されると良いでしょう。

 

このグループ展は、壁にかけてある円盤がクルクル回っております。作品を回す、壁掛けのモーターを作ったのが岩井さんです。

岩井さんは工作が出来るのです。私に無い才能です。

また画廊の壁にかかっている作品が回っていますから、学校帰りの小学生が興味を持ちます。

「グループ展」に小学生にはちょっと難しい、SMの女王が鞭を一振りする動画を私は出品しておりましたから、子供はそのようなものを見つけるのが早く、「これHだぜ」と、作品の前で仲間達と動きを眺めておりました。

私には小さなランドセルが並んで、サドの女王様が鞭を振る作品を眺める姿が、今も消えずに残っております。

判ったのでしょうか?深遠な性のイマジネーションが・・・。

 

また岩井さんの、任天堂から出したゲームが面白い。

タブレットを傾けると水が流れ出すようになっていて、このタブレットの傾きを利用して遊ぶゲームです。水は立体アニメで作られております。

多分、会場は、岩井さんの頭脳が生み出したアイデアのおもちゃ箱でしょうから、子供達は時間が経つのを忘れ、何時までも遊んで居たくなるでせう。

お母様、お気御付け遊ばせ。

メキシコへの日本人移民125周年記念展覧会

ウクライナのアニメ作家や映画祭関係者たちから、助けを求める声が届いております。

ASIFA本部では、ウクライナの人々、特にウクライナのアニメーション関係者と心を一つにするべく、公式サイト  asifa.netに 2つの請願書を掲載しました。

アニメ、映像関係者で無くとも、請願書にサイン出来ます。

オタワ映画祭のディレクター、クリス・ロビンソン氏による請願書です。

https://asifa.net/international-animation-community-stands-with-ukraine/

このページ冒頭の、「SIGN THE PETITION」をクリックすると、以下の請願書サイトが開き、署名することができます。

ウクライナのアニメ協会の請願書ページです。

ウクライナを応援したい高校生もサイン出来ます。

下の方にウクライナ軍を支援する、ウクライナ国立銀行のNBU募金口座アドレスがあります。

ウクライナ侵攻に反対する請願アニメーター (ipetitions.com)

 

 

プーチンさん、イランとトルコとの首脳会談で、ちょっと顔が柔和になりましたね。

ドローン兵器の供与で、ウクライナ侵攻に明かりが見えたのですか?

アメリカの下院は、ウクライナのパイロット養成の予算案を可決しています。

新冷戦を考えているなら、ロシア国民の審判を問わなければいけませんよ。

ロシア国民の口を封じてはいけません。

中国はアメリカと同じで『新冷戦時代』にしないと言ってます。

中国は良い立ち位置です。アメリカと協議し、ロシアに「友情ある説得」をお願いします。

反欧米で集まった国々では、世界はただ混沌です。新しい未来を想像出来ません。

今のロシアには、夢がありません。旧ソ連世代は別荘で野菜を作って頂いて、スマホ世代の若い人が指導者にならないと・・。

いっそインドの様に、少数民族から女性の大統領を選んだらどうでせう。プーチンさん。

 

 

メキシコへの日本人移民125周年記念展覧会

タイトル-1

会期 7月7日19時から8月31日

会場 人類学博物館

https://www.uv.mx/max/noticias/sueno-anatomia-y-paisaje-encuentros-esteticos-mexico-japon/

 

支倉常長遣欧使節団400年記念、日本メキシコ交流400周年記念で林静一「美人画」展をメキシコで開いたのが8年前です。

タイトル-1-1

私が10才の時、『メキシコ美術展』が『東京国立博物館』で開かれ、母に連れられて見に行ったのが、メキシコ美術に触れる最初でした。

博物館館内のかび臭い匂いに、幼い心は不安で一杯で、母に手を引っ張られて館内へと進む私は、初めて見る大判の油彩画に圧倒され、ルフィノ・タマヨの『宇宙の恐怖』やオロスコ氏の『プロテウス』、近年、女性の方々から人気の高いフリダ・カロの自画像作品などを母の後ろから覗いた記憶があります。

その美術展で買い求めたカタログの表紙を飾ったリベラ氏の花売り娘の絵が、心のに住みつき、画面一杯に咲く花を描いてみたいものだと思う様になっていました。

私が2歳の頃と言えば敗戦直後ですが、岡晴夫氏作詞の『東京の花売り娘』が流行っていたらしい。

また、岡氏の唄やリベラ氏の絵から想像して、花売り娘は広く世界で貧しい家庭の家計の足しにする、幼い少女達の仕事の一つではなかったかと思いますが、それらについての社会学者の発言はネットでは見当たりません。

また、二十代で漫画雑誌『ガロ』に描いた『光あれ』は、高熱に怯え、死神が来ると少年に助けを求める少女の物語です。

死神としてメサ氏の作品『玉蜀黍畑』に描かれていた、骸骨の農夫をお借りもしました。

それから59年振りになるのだろうか、メキシコへ行き個展を開く事が出来たことは不思議なご縁と言うしか無いのです。

このチョコレートがかかったご飯、食べた事がありますか。

チョコレート-12

ベティさんの家へ招かれた時に出された料理です。

サンチェスとベティさん-11

この味が判るとメキシコを理解する事が出来るのでしょうか。

料理は奥深いです。

今回の展覧会、メキシコへ行かれる方は是非、ご覧になって下さい。

私の作品も展示してあるそうです。

ブラジル移民は、NHKが長い間追いかけたドキュメントがありますが、メキシコ移住の記録フィルムは在るのでせうか。

明治維新後、多くの日本人は各国へ移住しております。日本の歴史で一番、移住が多いのが20世紀ではないでしょうか。

でもまだ、メキシコ個展のブログ、終わっておりません。更新が空きましたら、続きを載せます。

メキシカン・ロック 、ゴオーゴオー ゴオーゴオー。

 

 

『ひこねのりお展 ~高原の山荘にお出かけ篇~ 』

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会 場:軽井沢・タリアセン内 睡鳩荘(すいきゅうそう)

会 期:2022年7月16日(土)~9月4日

200円ほかに軽井沢タリアセン入園料800円がかかります。

長野県北佐久郡軽井沢町長倉217 電話0267-46-6161

http://www.karuizawataliesin.com/look/suikyusou

 

ひこねのりおのキャラクター一堂公開です。

本展では、数々のキャラクターを生み出したひこねのりおの作品を幅広く紹介します。

誕生するまでの下絵やセル画、手彩色による色鮮やかな原画も多数展示。多角的に展開されたグッズや映像とともにひこねワールドが楽しめます。

会場内では、テレビアニメやコマーシャルをはじめ、オリジナル短編アニメーションも放映!そのほか、2023カレンダー、缶バッチ、クリアファイルなど展覧会のために描き下ろしたグッズも入手できます。

ひこねさんが東映動画に入社する決心をしたのは、撮影室に在った七段マルチ撮影機を見た時だそうです。

当時、七段マルチは東映以外ではアメリカのディズニースタジオに有るのみでしたから、ひこねさんは驚いたでしょうね。

七段マルチの効果は、ディズニー作品の『ピーターパン』で、ピーターパンに掴まって子供たちが夜空を飛ぶシーンに良く表れております。

これ見たことがある。これもと、お父さんお母さんも一緒に楽しめます。

画像は個展告知ページからお借りしました。

企画展 「軍事郵便絵葉書に見る 彩管報国の画家たち」

ウクライナのアニメ作家や映画祭関係者たちから、助けを求める声が届いております。

ASIFA本部では、ウクライナの人々、特にウクライナのアニメーション関係者と心を一つにするべく、公式サイト  asifa.netに 2つの請願書を掲載しました。

アニメ、映像関係者で無くとも、請願書にサイン出来ます。

オタワ映画祭のディレクター、クリス・ロビンソン氏による請願書です。

https://asifa.net/international-animation-community-stands-with-ukraine/

このページ冒頭の、「SIGN THE PETITION」をクリックすると、以下の請願書サイトが開き、署名することができます。

ウクライナのアニメ協会の請願書ページです。

ウクライナを応援したい高校生もサイン出来ます。

下の方にウクライナ軍を支援する、ウクライナ国立銀行のNBU募金口座アドレスがあります。

ウクライナ侵攻に反対する請願アニメーター (ipetitions.com)

 

プーチンさんの次の一手はお仲間を増やし、20世紀時代のロシアが輝かしい時代であった、アメリカと並び立つ『冷戦時代』に戻したいのでしょうが、並びいる小国は自己中国家ですから、自国の利益にそぐわないと離れてしまう。

プーチンさんが思う、嘗ての固い絆の友好国とはならないでしょう。

そんなに安いなら、天然ガスと石油は頂くわ、位の結び付きでしょう。

 

企画展「軍事郵便絵葉書に見る彩管報国の画家たち」

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期間 7月5日(火)~10月16日(日)

会場 平和祈念展示資料館 企画展示コーナー

企画展 「軍事郵便絵葉書に見る 彩管報国の画家たち」NEW – 平和祈念展示資料館(総務省委託) (heiwakinen.go.jp)

 

日中戦争から太平洋戦争期 にかけて「絵筆(彩管)で国に報いる(報国)」という意味のスローガン「彩管報国」のもと、多くの画家たちは、それまで扱ってこなかった戦争や国威発揚をテーマとした絵を描き始めます。

絵葉書には大作の戦争画のほかに、戦地で描かれたスケッチや水彩画が数多く採用されています。

展覧会用の油彩画とは異なり、普段の兵士の姿や異国の風景、戦地や国内の日常の風物などをモチーフとした小作品には、画家たちの自由な目線が感じられます。

今に残る絵葉書からは、いかに多くの画家たちが軍事郵便絵葉書の原画提供に協力していたかが分かります。

戦闘の場面だけではなく、様々な発想で描くこともまた彼らにとっての「彩管報国」だったのです。今回の展示から、絵葉書の小さな画面に光る画家たちの矜持をご覧ください。(ホーム紹介文より抜粋)

 

近代に入っての画家は、上記にある様に「それまで扱ってこなかった戦争や国威発揚をテーマとした絵を描き始めます」。勿論、近代以前でも戦争は、『合戦絵巻』などで描かれておりました。

戦争画は記録画としての側面を持ちますから、通史では判らない戦争時の国民の暮らしや、前線での戦いの様子など、人間としての画家の目が捉えた時代が見えてきます。

以前、美術雑誌が、近代の美術の流れを明治から現代まで綴った美術史を特集で載せておりました。

その中で第二次世界大戦下の我が国の美術界を記述した部分が面白く、師匠に宛てた弟子の手紙に「お国の為に報いなければならないが、私は戦闘機や戦車などの機械物を描くのが下手で、残念ながらお国のお役に立てない・・・。」と書かれてあり、思わずその箇所で笑ってしまった事があります。

これは、今の絵描きにも通用する事だと思いますが、絵描きには二種類の絵描きが居て、建造物や自動車、飛行機など、今に通じる言葉だとメカに強い画家と、人間や生き物に強い画家の二種類の画家がおります。

何故かと深く問うたことはありませんが、遠近法が関係しているように思われます。

また、第二次世界大戦での戦争画の傾向は、国によって違いが見られます。

上記の美術雑誌にも、某美術雑誌に載った軍部と画家達の座談が再録されており、ヌードについての軍部の見解が載っており、「健康的な裸体画であれば軍は認める」と健康的と言った文言が頭についているが、ヌード自体は否定していない発言です。

しかし戦時中、せっせと男女のヌードを量産した画家は居ません。

そー言っても映画『DAU、ナターシャ』の様に、取調室から「その体に聞いてみようか」と拷問室に連れていかれたら怖いよねー。

 

翻って第二次大戦の同盟国、ドイツの戦時下の美術が70年代、我が国に於いても『ナチス芸術』として公開されました。

これを見ると、滝が落ちる湖で全裸の男女が、自然を満喫して楽しく戯れる姿や、西欧美術の定番の全裸で横たわる美人画など、ヒットラーの肖像画や記録すべき歴史的な会談等、ゲッペルスやアイヒマンなどの姿も描かれておらず、ナチスの記録として描かれなければならない歴史画は皆無であり、驚いた記憶があります。

ナチスの軍歌に、他国の女性を我が軍の男が次々と妊娠させ、世界中にドイツ民族の優れた子孫を残せ。という歌もあり、ヒットラーがドイツ国内の優れた頭脳と体の青年を集め、全裸で並ばせヒットラーが閲兵しているニュースフイルムもあります。

また、近年、私の父親は誰かと調べたフランス男性が、フランス国内にナチスの将校達がフランス女性にドイツの血が入った子供を産ませる施設があったことを突きとめたドキュメント作品もあります。

フランスは上記の様な施設がフランスに在った事を恥じて、公表しなかったのではと思います。またナチスは、わが民族の優位性を、身体に求めたことが判り、裸体画が多く作られたことが判ります。

 

この殆どの戦争画が男女のヌードが描かれた国と、軍部が健康的なヌードなら描いても良いと言った我が国の戦時下の絵画。両国が背負った美術史の違いや民族の違い。真に興味深く拝見した次第でした。

水泳の木原光智知子さんが70年代、テレビに出演する度、「オリンピックに勝つには、日本人は大きな男と大きな女が結婚し、大きな子供をつくらなければ駄目だと」と言っていました。

現在、体の大きな大谷翔平さんが外国で活躍しているから、肉体について声高な批評は無いが、どうも日本人は肉体を忘れ精神論に傾く傾向があるのが気がかりでもあります。

秦漢文明の遺産 兵馬俑と古代中国

ウクライナのアニメ作家や映画祭関係者たちから、助けを求める声が届いております。

ASIFA本部では、ウクライナの人々、特にウクライナのアニメーション関係者と心を一つにするべく、公式サイト  asifa.netに 2つの請願書を掲載しました。

アニメ、映像関係者で無くとも、請願書にサイン出来ます。

オタワ映画祭のディレクター、クリス・ロビンソン氏による請願書です。

https://asifa.net/international-animation-community-stands-with-ukraine/

このページ冒頭の、「SIGN THE PETITION」をクリックすると、以下の請願書サイトが開き、署名することができます。

ウクライナのアニメ協会の請願書ページです。

日本の方のサインも多いです。

下の方にウクライナ軍を支援する、ウクライナ国立銀行のNBU募金口座アドレスがあります。

ウクライナ侵攻に反対する請願アニメーター (ipetitions.com)

 

ロシアは『戦時経済体制法』を下院で可決となると、西側は兵器の枯渇かと推測しておりますが、経済制裁が効いて来ているのでしょう。

プーチンさんが40代で体験した「ベルリンの壁、崩壊」の心の傷、強迫神経症を回復するためのウクライナ侵攻ですから、勝利しないと病気は治りませんし、心の病は完治したかの判断が難しいです。

治療に付き合わされるウクライナとしては、たまったものではありません。

欧米に比べて他の国々は、どうしても遅れて産業革命を体験せざるをえないので、世界は一握りの欧米に支配されていると思いがちです。

欧米も、レヴィ・ストロース著の『悲しき熱帯』のように遅れて来た国々対して理解を深める努力をしておりますが、ロシアなどは世界初のロシア革命を成し遂げた国家といった自負があります。が、その内実は一党支配の官僚国家で、市場を官僚が盛り立てるというのは土台無理な話です。経済発展は難しい。

それより後に世界史に顔を出した中国の方が、経済大国となっているのは、何とも皮肉な話ですし、コンピュータが出始めた頃、『産業革命以来の革命が始まった』と言われた事があります。

その意味では、産業革命を体験した多くの小国がコンピュータ時代へ先進国と同じく突入したと考えれば、以前の先進国との格差は縮まったと思えます。

ウクライナなどは日本よりITは進んでいるのでせう。

世界の笑い者になったプーチンさん。私達21世紀人を20世紀の時代へと戻せますか?

 

秦漢文明の遺産 兵馬俑と古代中国

兵馬1

会期 6月18日(土)~8月28日(日)

会場 静岡県立美術館

兵馬俑と古代中国|展覧会一覧|展覧会|静岡県立美術館|日本平のふもと、緑に囲まれた美術館 (spmoa.shizuoka.shizuoka.jp)

 

秦の始皇帝は、紀元前221年に、史上初めて中国大陸に強大な統一国家を打ち立て、春秋戦国時代にわたって約550年も続いた戦乱の世を終結させました。

統一後、わずか十数年のうちに秦は滅亡しましたが、始皇帝陵で発見された兵馬俑をはじめとした多くの遺物は、その絶大な国力を示しています。

本展では、今から2000年以上前の秦と漢の王朝の時代に、地下に数多く埋蔵された兵馬俑に焦点を当て、古代中国の遺産の数々をご紹介します。(ホーム紹介文より抜粋)

 

『兵馬俑』は見学した事がありますが、夜に『人民大会堂』の宴会場で副主席出席の晩餐会が開かれ、出席する為、大急ぎで北京へ戻った記憶があります。

あの頃の中国の名物は、四車線の車道一杯に広がって、自転車に乗り帰宅する人民服を着た労働者の群れです。

当時はまだ、中国は戦時下体制で自転車のランプを付けておりませんから、真っ黒な集団に我々、旅行者を乗せた観光バスが突っ込んでいく状態でしたから、バスに乗った私達は「ぶつかる―」と椅子に頭を下げて震えたのを覚えております。

しかし、自転車に乗った労働者の群れは、群れをなして泳ぐ魚の様に、バスを避けて二手に分かれて進みます。実に見事な運転でした。今の中国の労働者に出来ますかね?

晩餐会の会場、人民公会堂の広い階段を昇ると、入り口に銃を持った兵士が立っておりました。私達が近づいても顔を正面に向け動きません。

そこで人形かなと思い、瞬きもしない顔に近づき頬を指で突いてみました。

すると、今まで表情を変えずに立っていた兵士の顔が崩れ、笑みを浮かべました。

これが可愛い笑顔で、兵士が一人の人間として蘇ってきました。「笑った、笑った」と私達ははしゃぎながら、公会堂の入り口へと向かいました。

イギリスのバッキンガム宮殿の門衛なども、笑わせて見たいですね。

この当時、中国は少数民族との融和政策を執っておりましたから、ウイグル族の歌姫の歌などが披露され、あの大宴会場の片側の扉が開かれ、料理人達が調理の手を止めて、聞き入っておりました。

料理人も宴会に参加する宴は素晴らしいと思いました。

 

あの時代から時が経ち、『日中国交正常化50周年』を迎えた今年、中国がGDP2位に昇りつめているとは、当時は想像も出来ませんでした。

中国の指導者の皆さん、国民の皆さん。新冷戦などと声が上がる時代。良く考え、慎重に歩を進める事を願います。

日本のテレビ取材に中国の青年が「中国は何方にも繋がらず、中立の立場を保つべきだ」と言っておりました。正解です。

ロシアのように、キレてはいけませんよ。目指すはGDP1位です。我が国も狙っておりますから、ロシアと一緒にどうのこうのと言ってる場合ではありません。

プーチンさんは古いです。自分の意見に反対する人々の口を塞ごうとしているからです。新しさはありません。スターリンと似ております。

インドも来年、中国を抜き世界一位の人口になります。

 

大駱駝艦 天賦典式創立50周年記念公演

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期間 7月14日~17日 7月21日~24日

会場 世田谷パブリックシアター

大駱駝艦・天賦典式 創立50周年公演「おわり」「はじまり」 (dairakudakan.com)

 

 

Morc 阿佐ヶ谷 『コマ撮りアニメーションフェスティバルvol-0』

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7月1日~8月18日

https://www.morc-asagaya.com/2022/07/01/『コマ撮りアニメーションフェスティバルvol-0

上記の画像『ニッポニアニッポン』は、ホームよりお借りしました。

ミニシアターMorc 阿佐ヶ谷で、今年『コマ撮りアニメーションフェスティバルvol-0』が開催中です。

JAA会員も川本喜八郎元名誉会長「死者の書」「蓮如とその母」はじめ、伊藤有壱「ハーバーテイルのすべて」、細川晋「DINO!」、こぐまあつこ「雪渡り」「やたみほアミメーション」

「JUNK HEAD」(三宅敦子参加)[dwarf特集」(合田経郎)(敬称略)等など、多くのストップモーション作品が上映予定です。

他にも「エストニア特集」「韓国特集」「シュバンクマイエル特集」「東京藝大大学院アニメーション専攻学生作品」「アニメーションの小さな学校ベストセレクション」等、

今まで見る機会を逃していたストップモーションの名作、新人の作品にスクリーンで出会うチャンスです。

作家によるトークも多数あります。

ぜひお誘い合わせの上お出かけください。

シカクガングの作品展「シカクい箱のアニメーション展」

ウクライナのアニメ作家や映画祭関係者たちから、助けを求める声が届いております。

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ウクライナのアニメ協会の請願書ページです。

日本の方のサインも多いです。

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ウクライナ侵攻に反対する請願アニメーター (ipetitions.com)

 

今までの両方の戦い方を見ておりますと、軍事オタクとして、どうも両軍、ナチスに勝利した戦術が根底にあって戦っている様に見えます。

ロシアと交易をしている人に聞くと、モスクワの地下シェルターなどを自慢げに見せられるそうです。

これ等から察して、シェルターに司令部を置いて、そこからさまざまな小隊を送り出し、戦うといった戦法ではないかと思われます。

イギリスなどの支援も、近代的な戦術を教えると言っていますが、これも大隊と大隊の大ぶりな戦いではないかと思います。

 

しかし占領された地域を取り返すには、都会型のゲリラ戦が有効なのではないかと、軍事オタクの私は考えます。

其れで思い出すのが、ベトナム戦争です。

べトコンと言う、軍服を着ていない民兵を北ベトナムは組織します。軍服を着ておりませんからアメリカ兵士は一般市民と見分けが付きません。

この民兵を使って、ロシア化する都市を不安定化させるのです。

これを繰り返して、占領地域のロシア化した統治を形骸化し、最後に正規軍が攻め込む戦術です。

戦況を変えるとすれば、大型の兵器を使わず、少ない人数での戦法に、ウクライナの国防としてのリアリティがあると思いますが・・。

アゾフ連隊などゲリラ戦に向いているのではと思います。軍事のプロには、話にならない話ですか。

 

「シカクい箱のアニメーション展」

アニメ-1

会期 6月18日(土) 13:00 – 7月17日(日) 18:00

会場 Picaresque Art Gallery 東京都渋谷区代々木4-54-7

詳細はURLからギャラリーのサイトを覗いてください。

https://picaresquejpn.com/shikakugangu_2022/

 

箱の中が動くのですかね? 原理はゾートロープの様なものですか、面白そうです。

 

 

「ハイジ展-あの子の足音がきこえる-」

ハイジ-2

会期 7月9日(土)~9月11日(日

会場 浜松市美術館

浜松市美術館の完全オリジナル企画で展示総数500点を超える、まさに「本気のハイジ展」です。

詳しくは下記アドレスへ。

浜松市美術館 – ホーム | Facebook

観覧料一般:1400円(1120円)、高・大・専門学生:1000円(800円)

 

トークイベント「アニメハイジ制作秘話-作画監督と担当プロデューサーに聞く-」

7月9日(土)14時~15時30分

講師 小田部羊一 ・ 中島順三

定員 40名(先着順)

現場に居た小田部さんの話が聞けます。イタリアですか、サッカー選手が子供の頃に見ていた作品の作者に会えて感激と、小田部さんは照れながら話してくれました。

 

【撮れた展。】

2019年12月にポレポレ坐にて開催した「撮れた展。vol.01」から約2年半、「撮れた展。vol.02」を開催します!!

〈フライヤー〉https://drive.google.com/file/d/17XWkP36Scoqs4ROvpN8KiD3bxJkyRxLh/view?usp=sharing

日時 7月10日(日)

会場 tefu 代々木上原

〒151-0066 東京都渋谷区西原3丁目1-10 1階

https://g.page/tefu-uehara?share

鑑賞料金 大人:500円 高校生以下:無料

 

アヌシー国際アニメーション映画祭 2022 にて受賞。

水尻自子さんの『不安な体 Anxious Body』(2021年、5分47秒)が 審査員特別賞。

山村浩二さんの『幾多の北 Dozens of North』(2021年、64分)が 長編Contrechamp部門にて受賞。

山村さんの長編、見て見たいですね。

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