- 2022-07-14 (木) 11:41
- お知らせ
ウクライナのアニメ作家や映画祭関係者たちから、助けを求める声が届いております。
ASIFA本部では、ウクライナの人々、特にウクライナのアニメーション関係者と心を一つにするべく、公式サイト asifa.netに 2つの請願書を掲載しました。
アニメ、映像関係者で無くとも、請願書にサイン出来ます。
オタワ映画祭のディレクター、クリス・ロビンソン氏による請願書です。
https://asifa.net/international-animation-community-stands-with-ukraine/
このページ冒頭の、「SIGN THE PETITION」をクリックすると、以下の請願書サイトが開き、署名することができます。
ウクライナのアニメ協会の請願書ページです。
ウクライナを応援したい高校生もサイン出来ます。
下の方にウクライナ軍を支援する、ウクライナ国立銀行のNBU募金口座アドレスがあります。
ウクライナ侵攻に反対する請願アニメーター (ipetitions.com)
プーチンさんの次の一手はお仲間を増やし、20世紀時代のロシアが輝かしい時代であった、アメリカと並び立つ『冷戦時代』に戻したいのでしょうが、並びいる小国は自己中国家ですから、自国の利益にそぐわないと離れてしまう。
プーチンさんが思う、嘗ての固い絆の友好国とはならないでしょう。
そんなに安いなら、天然ガスと石油は頂くわ、位の結び付きでしょう。
企画展「軍事郵便絵葉書に見る彩管報国の画家たち」
期間 7月5日(火)~10月16日(日)
会場 平和祈念展示資料館 企画展示コーナー
企画展 「軍事郵便絵葉書に見る 彩管報国の画家たち」NEW – 平和祈念展示資料館(総務省委託) (heiwakinen.go.jp)
日中戦争から太平洋戦争期 にかけて「絵筆(彩管)で国に報いる(報国)」という意味のスローガン「彩管報国」のもと、多くの画家たちは、それまで扱ってこなかった戦争や国威発揚をテーマとした絵を描き始めます。
絵葉書には大作の戦争画のほかに、戦地で描かれたスケッチや水彩画が数多く採用されています。
展覧会用の油彩画とは異なり、普段の兵士の姿や異国の風景、戦地や国内の日常の風物などをモチーフとした小作品には、画家たちの自由な目線が感じられます。
今に残る絵葉書からは、いかに多くの画家たちが軍事郵便絵葉書の原画提供に協力していたかが分かります。
戦闘の場面だけではなく、様々な発想で描くこともまた彼らにとっての「彩管報国」だったのです。今回の展示から、絵葉書の小さな画面に光る画家たちの矜持をご覧ください。(ホーム紹介文より抜粋)
近代に入っての画家は、上記にある様に「それまで扱ってこなかった戦争や国威発揚をテーマとした絵を描き始めます」。勿論、近代以前でも戦争は、『合戦絵巻』などで描かれておりました。
戦争画は記録画としての側面を持ちますから、通史では判らない戦争時の国民の暮らしや、前線での戦いの様子など、人間としての画家の目が捉えた時代が見えてきます。
以前、美術雑誌が、近代の美術の流れを明治から現代まで綴った美術史を特集で載せておりました。
その中で第二次世界大戦下の我が国の美術界を記述した部分が面白く、師匠に宛てた弟子の手紙に「お国の為に報いなければならないが、私は戦闘機や戦車などの機械物を描くのが下手で、残念ながらお国のお役に立てない・・・。」と書かれてあり、思わずその箇所で笑ってしまった事があります。
これは、今の絵描きにも通用する事だと思いますが、絵描きには二種類の絵描きが居て、建造物や自動車、飛行機など、今に通じる言葉だとメカに強い画家と、人間や生き物に強い画家の二種類の画家がおります。
何故かと深く問うたことはありませんが、遠近法が関係しているように思われます。
また、第二次世界大戦での戦争画の傾向は、国によって違いが見られます。
上記の美術雑誌にも、某美術雑誌に載った軍部と画家達の座談が再録されており、ヌードについての軍部の見解が載っており、「健康的な裸体画であれば軍は認める」と健康的と言った文言が頭についているが、ヌード自体は否定していない発言です。
しかし戦時中、せっせと男女のヌードを量産した画家は居ません。
そー言っても映画『DAU、ナターシャ』の様に、取調室から「その体に聞いてみようか」と拷問室に連れていかれたら怖いよねー。
翻って第二次大戦の同盟国、ドイツの戦時下の美術が70年代、我が国に於いても『ナチス芸術』として公開されました。
これを見ると、滝が落ちる湖で全裸の男女が、自然を満喫して楽しく戯れる姿や、西欧美術の定番の全裸で横たわる美人画など、ヒットラーの肖像画や記録すべき歴史的な会談等、ゲッペルスやアイヒマンなどの姿も描かれておらず、ナチスの記録として描かれなければならない歴史画は皆無であり、驚いた記憶があります。
ナチスの軍歌に、他国の女性を我が軍の男が次々と妊娠させ、世界中にドイツ民族の優れた子孫を残せ。という歌もあり、ヒットラーがドイツ国内の優れた頭脳と体の青年を集め、全裸で並ばせヒットラーが閲兵しているニュースフイルムもあります。
また、近年、私の父親は誰かと調べたフランス男性が、フランス国内にナチスの将校達がフランス女性にドイツの血が入った子供を産ませる施設があったことを突きとめたドキュメント作品もあります。
フランスは上記の様な施設がフランスに在った事を恥じて、公表しなかったのではと思います。またナチスは、わが民族の優位性を、身体に求めたことが判り、裸体画が多く作られたことが判ります。
この殆どの戦争画が男女のヌードが描かれた国と、軍部が健康的なヌードなら描いても良いと言った我が国の戦時下の絵画。両国が背負った美術史の違いや民族の違い。真に興味深く拝見した次第でした。
水泳の木原光智知子さんが70年代、テレビに出演する度、「オリンピックに勝つには、日本人は大きな男と大きな女が結婚し、大きな子供をつくらなければ駄目だと」と言っていました。
現在、体の大きな大谷翔平さんが外国で活躍しているから、肉体について声高な批評は無いが、どうも日本人は肉体を忘れ精神論に傾く傾向があるのが気がかりでもあります。
- Newer: メキシコへの日本人移民125周年記念展覧会
- Older: 秦漢文明の遺産 兵馬俑と古代中国
Comments:0
Trackbacks:0
- Trackback URL for this entry
- http://hayashi-seiichi.com/wp-trackback.php?p=14557
- Listed below are links to weblogs that reference
- 企画展 「軍事郵便絵葉書に見る 彩管報国の画家たち」 from Seiichi Hayashi Art world