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2017-10
矢作隆一個展「再-futatabi」
- 2017-10-28 (土)
- お知らせ
会期 11月4日~18日
今回の展示は、国が定めた新規制基準に基づく審査を経て初めて2015年8月11日に再稼働を始めた、九州電力川内原子力発電所の付近で採集をした石の模刻作品で、以前より制作を続けている「模石」シリーズだそうです。
まだ告知は無いようです。
もう一つは、メキシコ・ハラパに出来たギャラリー『DYB ギャラリー』で開かれている矢作隆一のインスタレーションに奥村裕之の大判彫刻 「神聖な時間 II」、それにメキシコのアーティスト3人による個展です。
http://www.noreste.net/noticia/dominguez-y-buis-galeria-abre-sus-puertas-con-5-exposiciones/
オープニングの様子ですが、中々広いギャラリーですね。
ハラパのどの辺りに出来たのでしょうか。
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季刊漫画誌『アックス』「特集 つげ義春号」(青林工藝舎刊)
つげさん、80歳になられるのですね。人生100歳時代の先端を歩んでおります。
老人と若者が先端で並んだ時代ですが、まだ社会も会社も100歳時代に対応しきれておりません。
80年代頃ですか、私の好きな番組に国体のシニアクラスの種目を中継するNHK番組がありました。過去のオリンピックで活躍された選手の方々が競技に出ており、あー、あの選手がと秘かな楽しみにしていた番組でしたが現在、90歳にしては早く走るとか泳げると言ったカッコつきの企画が年寄り番組に多い。それでお若いですねと言われたって、二十代の人達とは明らかに違う訳ですから、佐藤愛子さんでなくとも嬉しくはないでしょう。
老年問題は安楽死、年金、介護を含めて考えなければならない時代にきております。
つげさんの作品に、家族と離された小屋で生きている老人の漫画があります。それからつげ漫画の大ファンであった深沢七郎さんが描いた、子が負ぶい負ぶわれて姥捨山へ捨てられて行く親を描いた、1965年の中央公論新人賞に輝く『楢山節考』があります。勿論、『楢山節考』はただの嫌老がテーマでは無いことを断わっておく。「家付きカー付きババぁ抜き」と言う言葉が流行ったのはいつ頃でしたっけ、昔から日本は、老人も若者も老人嫌いの国です。
アックスホームです。
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新刊ニュース恒例『人気著者が教える○○の秋にオススメの一冊』
アンガス・マクラレン著、山本規雄訳『性的不能の文化史』(作品社刊)
人生50年時代でも、谷崎先生は老人の性を描きましたが、100年時代になりますと、男女共、切実な問題が多々生まれて参ります。
女性の方は「上がっちゃったから関係ないわよ」と言う方も居られますし、「もう妊娠の心配が無いから楽しむわ」と言う方も居られます。人それぞれですが奥様、あそこのお手入れを怠ると肌艶を失うばかりか健康にも宜しくないと女性の先生が言っておられましたし、ノーベル賞作家アレクサンドル・ソルジェニーツィンさんの『収容所群島』を読みますと、栄養不良になると子宮が下がり出てくると書いてあります。気を付けて下さい。
男性の場合、歳を取らなくとも不能になることがありますし、歳をとりホルモンが少なくなると不能になります。スッポンやハブ、ノコギリヤシなどの強壮剤を飲んでおられる方も多いのではありませんか。男性週刊誌は異性のヌードページが前にも増して強く支持があるそうです。
まぁ、男性は好きなのですが、どうも好き以上の切実な何かがあるようで、「俺まだ、朝に立つぜ」などと、世界各国へ製品を売りつけた敏腕営業マンのような誇らしい顔をなさる殿方は多いでしょう。
本の帯に「ヒトラーもニュートンも不能者であった」とあります。出来ない事は男にとって不名誉な事か。『性的不能の文化史』の中で筆者は、雄弁に語っております。
マクラレンさんは私より3歳上の方ですが、エリカ・ジョングの『飛ぶのが怖い』など、同年代ならではの作品が出てきて嬉しい。
エリカさんも現在、よい歳になられたからお判りだと思いますが、いきなり三人で楽しみましょうと妻に言われても、夫はうろたえるばかりです。もう少し時間をかけて、愛ある説得を試みなければいけません。男は傷つきやすい動物なのです。
しかし現在のバイ〇〇〇、24時間可能となると、売れっ子のポルノ男優しか使い道が無いと思いますが、YOU TUBEに、空気か液体を送り、傷ついた男性器を大きくする動画がありましたから、半永久的に使用可能な男性器はあるのですね。性もSFの世界に突入しているのでしょうか。
本書は、性科学の最も優れた研究書に与えられる「ボニー&ヴァーン・バロー賞」を受賞しております。御目出とう御座います。
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よみうりランド『ジュエルミネーション』開演。
期間 10月12日~2月18日
時間 午後4時~8時30分
場所 よみうりランド
V字回復しました「よみうりランド」さん。今度は、首都圏最大級、550万球が輝く、世界で唯一の宝石イルミネーションです。
他にも合計9ヶ所の新スポットが誕生します。
御招き頂きましたが、用件が重なりお伺いすることが出来ず、失礼しました。
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和風スイーツキャンディー『小梅』『小彩』新発売。
小梅の味わいに『梅の花』の嶺岡豆腐の味わいを重ねた「小梅のおもたせ(もっちりソフト)」と『梅の花』の柚子豆乳味を重ねた「小彩のおもたせ(果実のキャンディ)」です。
『小梅』色々なコラボが生まれますよ。
詳しくはこちらへ。
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長谷川元吉遺作展②
- 2017-10-05 (木)
- お知らせ
会場 銀座 ギャラリームサシ
上野さんが『キネマ旬報』に書きました、ゲンちゃんの追悼文です。
高校からの付き合いだと聞きましたから、題字にあるように、思い出は「きりがない」でしょうね。
私のゲンちゃんとの思い出は、上野さんのお父様のアトリエで、某テレビ局の局アナの方々とクリスマス・パーティーを開いた時の思い出です。クリスマスに雪が降っていましたから、あの頃は寒かったのですね。
ゲンちゃんのご家族です。長男の方は音楽の道へ進まれているようです。
左の奥様は、ゲンちゃんと飲んでいた時に、酔ったゲンちゃんを車で迎えに来られて、店に居た皆さん、見上げた奥さんだと感心しきりでした。
皆様にお別れを言い会場を後にして、食事をしに『鳥ぎん』へ向かいました。
銀座は爆買いが終わったといえ、中国はアメリカの倍の経済大国になると言ってますから、中国人観光客は元気に飛び回っております。鳥ぎんもいっぱいではと心配しましたが、支店は空いておりました。
中国の方も安くて美味しい店をご存じで、銀座で食事をするのは一苦労です。
焼き鳥に日本酒と季節の釜飯を頂きました。竹の子ご飯、美味しかったです。私、「わっぱ飯」も好きですが、贔屓にしていた店が20年程前に店仕舞いをしてしまい、残念です。静かで白身魚の刺身が美味しかったのですが・・・・。
食事をすると一服したくなるもので、喫煙が出来る喫茶店を探して銀座をウロウロいたします。以前は銀座の裏通りに入ると、老夫婦で切り盛りする喫茶店があり一服、出来ましたが、今の銀座で探すのは難しいです。
煙草に火を付け、紫煙をくゆらせ、美味しい珈琲を飲んで、人心地つきました。久しぶりの銀ブラとなりました。
ゲンちゃんのご冥福をお祈り致します。
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長谷川元吉遺作展
- 2017-10-02 (月)
- お知らせ
今年、6月に亡くなりました長谷川元吉さんの遺作展が、銀座『ギャラリー・ムサシ』で開かれました。
皆さん、元吉さんの事を「ゲンちゃん」と親しみを込めて呼んでおり、私なども評論家、上野氏に紹介され、年上ですが「ゲンちゃん」と、ちゃん付で呼んでおりました。
ゲンちゃんが描いた自画像ですが、お父様の小説家、長谷川四郎さんに似ております。親子ですから当然ですか。また叔父さんは、猫の絵で有名な長谷川潾二郎さんですから、絵心は遺伝ですね。
以前、NHKの『長谷川四兄弟』という番組で、ゲンちゃんのお父さん一族が特集されたことがあります。兄弟皆、日本の文化に名を遺す仕事をしており、兄弟それぞれ別の道を歩かれております。興味がありましたらネットで四兄弟を検索して下さい。あー知ってるという人たちばかりです。
私達ですとペン・ネーム『林不忘』の名で書いた時代劇『丹下左膳』が有名で、手塚治虫氏も漫画にしておりますが、実はゲンちゃんこの伯父さんがよく見る映画『丹下左膳』の原作者だと知らなかったのですね。
父の兄弟に金持ちの銀行家が居る位の認識で、見かねた出版社の方が『丹下左膳』は貴方の伯父さんが書いたのだと教えたそうです。
林不忘の本名は長谷川海太郎ですが、この方、林不忘の他に二つペン・ネームがあります。その一つ『牧逸馬』の名で書いた古書マニアであれば知らない人が居ない奇書があります。上下二巻の一冊は、写真集になっていて、これが心臓の弱い人は見ない方が良い写真集です。
ゲンちゃん達と造形大学の夏期講座で、学生達とこの本を広げて食堂でカレー・ライスを食べたことがあります。気持ち悪くなってカレーが食べられなくなった学生は居ませんでした。
ゲンちゃんは映画のカメラマンです。私達の年代だと吉田喜重監督の『戒厳令』や『告白的女優論』などですが、若い方だと馬場康夫監督の『私をスキーに連れてって』や石井竜也監督の『河童』などを思い出されるでしょう。
遺作展会場に桑原氏と上野氏、それに我田さんが居られました。
我田さんに送って頂いた手作りジャム、とても美味しかったです。有難う御座います。
現在、発売中の『ブルータス』にゲンちゃんの追悼記事が載っております。
若い頃の写真ですが、ゲンちゃんは若者が似合います。
個展の詳細は『ムサシ画廊』まで。
つづく
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