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2017-04

「みんなに伝えたい戦争体験者のおはなし」

期間 4月29日(土・祝)~5月7日(日)

会場 平和祈念展示資料館

チラシ-1

未来を夢見た開拓者たち~ 岐阜県郡上市たかす開拓記念館パネル展

期間 4月25日(火)~6月25日(日)

会場 平和祈念展示資料館

チラシ-2

6月から『こどもたちの引揚げ』です。

期間 6月7日~25日

会場 郡上市総合文化センターホール棟一階 展示室にて。

 

イメージフォーラム・フェスティバル2017

会期 4月29日~5月7日

会場 シアター・イメージフォーラム

所謂、ショートフィルムと呼ぶ作品群がある。古くはダリとブニュエルが組んだ『アンダルシアの犬』やピンスクリーン手法でアレクサンドル・アレクセイエフが制作した『禿山の一夜』、戦前から戦後へと繋ぐのは実験映画の巨人で、200あまりの受賞歴のあるノーマン・マクラレンの作品群など、そして戦後はウォーホルの映像作品やノイズ音楽を堪能できるマイケル・スノウ監督の『波長』などがある。

ディズニーの映画にはディズニーのキャラクター達が主人公の短編が付いて長編の前に上映されていたし、名作も多かった。また、1962年に開館した『アート・シアター・新宿文化』も、本編の上映前に海外の秀作短編アニメーション作品を上映していたことは、もう少し評価されてもよい事だと思う。

また同時期に久里洋二、柳原良平、真鍋博の三人によって結成され、草月会館にて始まった『アニメーション三人の会』も、この短編作品の普及に一役かったと言っても過言では無いだろう。

チラシ-1

重要なのは実写、アニメを超えて短編映像作品がこの時期、小説の長編、短編と同じく個人の表現形式として存在を明確にした事である。背景には家庭用8ミリやビデオの普及などがあり、個人でプライベート・フイルムを制作し楽しむ人達が増えたことも遠因としてあげられる。70年代に入ってからの『ぴあ』の映像コンテストも、短編映像を作る若者を下支えしていると思う。

無論、教育やドキュメント作品に従来から短編作品は定着していたが、文字表現に短歌や俳句などが在る様に、映像にも3分や5分の作品があり、文字程の定型を持たないが、イメージの閃きを映像として定着する作家が多く生まれてきたことは間違いの無い事であるし、コマーシャル・フィルムもこの中へ入れても良いと思うのは私一人ではないだろう。

短くとも、作品のワン・カットに心奪われることはあるし、濃密なドラマを見たり読んだりした感動と同質のものがえられることも間違いの無い事である。現在、人気のピコ太郎の動画も、この短編の流れに入るだろうし、鉄拳のパラパラアニメも同じであろう。

私は70年代、8ミリフィルムがカセットになった事もあり、赤瀬川さんや嵐山さんなどと共に、1人、ワンカット監督と言う作品を作り遊んだし、アニメ協会員達とゾートロープを復元、電通ギャラリーでグループ展を開いたりもした。

東京開催後、各地を巡回します。

第19回アックスマンガ新人賞発表

某月、アックス編集部に於いて、新人賞の選考会が開かれました。

現在も応募作が200作品ほど来るそうですから、巷の漫画表現情熱はいまだ冷めやらぬ状態です。

表紙-1

まだ新人賞に輝く作品は生まれておりませんが、今年も『佳作賞』にとどく作品があります。

見開き-2

昨年の夏、我が国で漫画表現を続けておられる各国の作家のフェスティバルにお招き頂き、討論会を開かせて頂きました。

その作家の方に、「何故、日本で漫画を描こうと思われたのですか?」と訊ねると、「妻が日本人だから」との答えが返って来ました。

妻が日本人ということで、20年間、我が国で漫画を描き、出版されている方が居られます。

受賞者-3

そこで『アックス』は、トランプ現象とは反対の異文化受容と言うことで、イギリスの方に佳作賞を差し上げました。

また今年も、各国の作家によるフェスティバルが開かれるそうですから、編集部も取材を試みられては如何でせうか。

保護貿易と言えども、世界の国々は貿易せざるをえません。

詳しくは『アックス』ホームまで。

 

 

イラストレーター 安西水丸展

期間 4月28日(金)~6月25日

会場 仙台文学館

チラシ-1

水丸さんも亡くなられたのですね。早すぎます。

赤瀬川さんや嵐山さん等と、「軽井沢へテニスギャルを見に行く」団体旅行は、楽しかったですね。良い思い出です。

 嵐山氏の講演があります。また水丸さんは、漫画雑誌『ガロ』に漫画を描きましたから、渡部誠一郎氏の『ガロ』での作品の話もあります。

面白い講演です。

 

 

NHK「小さな旅 松本隆が歩く新宿」

放映日 本放送:4月16日(日)午前8:00~〈北海道、静岡を除く中部、九州沖縄〉以外の全国

再放送①:4月17日(月)午前11:05~〈関東〉以外の全国

再放送②:4月22日(土)午前5:15~〈全国〉

松本隆さんがアルバムのジャケットに私が描いた「ゆでめん」工場や、当時の新宿三越裏にあり、学生達に人気があった喫茶店『青蛾』を訪ねます。

ゆでめん工場跡には、聖地巡礼で訪れる音楽ファンが多く、「はっぴいえんど」とアルバムの解説文が掲げてあります。

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茶房『青蛾』は、編集者高野氏に連れられ入った喫茶店で、店内はランプが灯り、壁には季節ごとに夢二の版画が飾られておりました。

ここで松本隆さんと、「はっぴいえんど」のレコードジャケットの打ち合わせをいたしました。

右端の青蛾の建物。黄色円で囲ってあります二階で、私は昼寝を楽しんでおりました。

チラシ-2

しかし茶房『青蛾』は、80年代のバブル地上げで立ち退きを迫られ、五味さんは住まいのある東中野へと茶房『青蛾』を移され、現在はお嬢様が引き継がれて今月7日に再開いたしました。

番組詳細はここです。

「清順さんの思い出を語る夕べ」②

昨日、ひかりのうまで、映画監督鈴木清順さんを偲び、多くの関係者が集まりました。

発起人である高野さんの献杯の音頭で幕が開きました。

高野さん、老けないですよね。若さを維持しております。

高野-1

山根さんが、外国での清順ファンの集いの、思い出を語ります。
山根さんは空気にふれ、酸化しているのが判ります。まぁ、形ある物、皆、土に帰るではありませんが、劣化度が順調に進んでいるなと思います。

山根-2

上野さんの清順さんの思い出です。上野さんも酸化、劣化、錆付き度が判りやすいです。
ただ、学生時代のアイス・ホッケーの体験が骨組み部分の強度へと繋がっておりますから、劣化度の進み具合が普通の人より遅い事は事実です。

上野-3

つげ忠男さんも、酸化度が激しいとこぼしておられ、錆落しの妙薬は無いかと訊ねておられました。

つげ-4

晩年の清順さんを支えた監督の口から、部屋の中に米を撒き、雀が食べに来るのを楽しみにしていた清順さんの姿が浮かび上がりました。この年頃は劣化度が味として楽しめるところが、ちょっとずるいですね。
監督の新作が七月に封切られるそうです。楽しみに待ちましょう。

監督-5ー

漫画家、うらたさんですが、まだ酸化の兆候は見えません。コエンザイムを飲んでいらっしゃるのでせうか。

うらた-6

今回もなが子さんの姿がありました。
酸化度は、皆様の見た目診断にお任せ致します。

なが-7

ひかりのうまでラーメンを食べると皆様にお約束しましたが、ラーメンを作る方が骨折し、現在療養中でラーメンを食べる事が出来ませんでした。残念。

食べ物-8

あっという間に時間が過ぎ、世界で最も独創的な天才監督、鈴木清順さんのご冥福を祈りながら幕を閉じました。
これで素直に帰れば良いのですが、上野氏、原マスミ少年と一緒に酒を求めて夜の街へと歩き出しました。

桜は野に置けと言いますが、ナジャの店内にはソメイヨシノが満開です。
桜が咲いたら酒が飲めるぞー、酒が飲める飲めるぞー、酒が飲めるぞー。

さくら-9

二日酔いです。

新文芸座で『追悼 鈴木清順』が4月23日から始まります。

詳しくは新文芸座ホームで。

チラシ-10

 

「清順さんの思い出を語る夕べ」

日時 4月10日 6時半~9時

会場 ひかりのうま

鈴木清順さんがお亡くなりになったので、十数人で集まり、清順さんの思い出を語り合う会を開きます。

「ひかりのうま」のホームを覗くと貸切となっておりますから、関係者以外は入ることが出来ないのかもしれません。

清順さんとは60年代に『ガロ』で対談し、70年代に映画塾のような処で清順さん、加藤泰さんと私で、講演を致しました。

皆-2

その講演会場で『八月の濡れた砂』の藤田敏八監督とすれ違い、今時の東大卒の人は肌を焼いて、首からペンダントを下げているのだと感心したのを覚えております。

写真であらためて清順さんを見ると、腕が太いですね。ライザップへ行ってたのですかね。

キネマ-1

『キネマ旬報』も、清順さんの追悼号です。

それからテレビへの出演を誘われ、俳優の藤竜也さんとご一緒させて頂きました。

収録後、横浜中華街で食事をしましたが、ここへ『けんかえれじい』で高橋英樹さんと共演していた青年が見えられ、彼は映画が好きで毎日、日活の調布スタジオに遊びに来ていたから、役者として使ってみたと話した。清順さんの役者選びは面白いです。

80年代後半には、沢田研二主演の『夢二』で話があると電話を頂きました。

「ひかりのうま」のメニューに中華そばがあります。これを食べてみようかなと思っております。

 

「椿会展2017 – 初心 -」

期間 4月4日(火)~5月28日(日)

会場 資生堂ギャラリー 入場無料

初心-2のコピー

第七次椿会は、2013年に赤瀬川原平、畠山直哉、内藤礼、伊藤存、青木陵子の5名で結成されました。第七次椿会最後としてひとつの区切りを迎える今回の展示、ぜひご期待下さい。

 

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