- 2014-09-04 (木) 12:49
- お知らせ
セインズベリー日本芸術研究所の英国ご招待旅行、ロンドンをレクチャーしております。
午後からは世界最大の博物館、大英博物館を訪ねました。
ここもナショナル・ギャラリーと同じく、観光バスが停まり、各国の観光客が大勢、降りて参ります。
また、学校からの課外授業でしょうか、多くの小さい子供達が、カラフルな制服姿で並んでおります。館内は大変な混みようです。
ニコル学芸員のお迎えで、早速、昼食へと向かいました。
英国の方は、何故か昼食の時間が一時頃となっておりまして、この時間にレストランを探すと何処も満員だそうで、ロンドンで昼食をとる場合は、その前の12時頃が良いそうです。
その地にお伺いした時には、その土地の人達が好んで食べる物を食べてみる。これが私の旅の作法です。
出て参りました料理、取材旅行では無いので料理名をひかえませんでしたが、玉子で包んだ肉料理です。
必ずポテトが付いておりまして、これは日本のライスが付いているのと同じではないかと思います。ポテトを潰して下に敷いてあるのは、日本で言えば丼物に近いのではないかと思います。
また、量が多いですよね。私などは出された料理の半分が丁度、良い、腹8分目の量ですから、海外で食事をする場合、店の人に驚かれますが、二人で一品を注文します。
また、日本では店先に料理のサンプルが飾ってあり、料理の量が一目で判るようになっておりまして、これは外国へ輸出出来る世界基準となるメニュー見本だと思いますし、もう、チェーン化している店では当たり前になっている、写真入りのメニューも、指さしメニューとして、世界基準となるのではないでしょうか。
言葉が判らなくとも、判る。文字より図で示すことが、この旅行大衆化時代のスタンダードではないかと思います。
日本もオリンピックを控え、世界基準の図による掲示を考えた方が、おもてなしジャパンの名に恥じないのではないでしょうか。
さて、ニコル学芸員の仕掛けた『大春画展』、大変な反響を呼びまして、次なる大型企画を模索中です。
ニコル学芸員の案内で、地下の日本美術収蔵庫へ案内して頂きました。
今、大英博物館のウェブに載せてある日本美術の図版は、この地下で撮影されたもので、撮影室の様子を撮影出来たのですか、まぁ、この様な苦労は詳らかにせぬ方が良いかと考え、皆様には大英博物館のホームに飛んで頂き、図版を楽しんで頂けたらと思います。
http://www.britishmuseum.org/research/collection_online/search.aspx?searchText=JAPAN&images=true
日本からも多くの学芸員が、研修に参っております。
また、明後日は議員さん一行が見学に参るそうです。世界一の博物館学芸員となりますと、大変な忙しさです。
次の大型企画、私で良ければ一助になりますよ。ニコルさん、頑張って下さい。
以前来たロンドンとは思えないほど、ロンドンは各国の料理店が軒を並べ、活気があります。
今、ヨーロッパで活気があるのは、ロンドンとベルリンだそうです。
さて今夜は、セインズベリー日本芸術研究所の水鳥さんと日本料理屋で会食です。
日本料理店の後ろに座っていたサラリーマン風の二人、店を出てタクシーを捕まえ、一人が乗り込むと深々とお辞儀をしてタクシーを見送りました。
日本では当たり前の風景ですが、ロンドンでも礼節を忘れない日本男子に、家族に伝えたいですね。お父さん、ロンドンで頑張っていたよと・・・・。
ノーリッジで行いましたトークイベントの英訳が、米国のThe Comics Journalに載っております。http://www.tcj.com/manga-vs-art-history-hayashi-seiichi-at-sisjac/
ハバナでの個展、一週間の延長が更に、一か月の延長、9月一杯になりました。
イカリックスタジオのアニメーターの皆様、また、対談イベントに詰めかけた、漫画家志望の青年たち、旅行中の邦人グループの皆様、見に来て下さいよ。
- Newer: グレートブリテン及び北アイルランド連合王国へ⑦
- Older: グレートブリテン及び北アイルランド連合王国へ⑤
Comments:0
Trackbacks:0
- Trackback URL for this entry
- http://hayashi-seiichi.com/wp-trackback.php?p=3011
- Listed below are links to weblogs that reference
- グレートブリテン及び北アイルランド連合王国へ⑥ from Seiichi Hayashi Art world