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グレートブリテン及び北アイルランド連合王国へ③

セインズベリー日本芸術研究所のお招きで、英国へ参りまして2日目です。

到着翌日ですから、朝の目覚めが良い事に、朝食を済ますとロンドン見物です。

出勤のロンドンっ子を観察しますと、歩きが早い。足の長さと言うこともありますが、競歩に近い速さです。

ライアン博士に問い質すと、ニューヨークっ子はもっと早いそうです。

また、自転車通勤が多いです。ビュンビュン飛ばしていて、ボケーと信号待ちなどしていますと、接触する恐れがあります。「何、突っ立っているんだよー、ボケナス。ロンドンっ子は気がみじけーんだよ」と、当然、英語でですが、怒鳴られそーです。怖。

地下鉄-1

さて今日は、1759年に造られた世界最大の植物園『キュー・ガーデンズ』を訪ねます。
ラッセル・スクエア駅からディストリクト・ライン、キュー・ガーデン駅まで、地下鉄で行きます。
前回、訪れた時に、地下鉄で世界最古のエスカレーターというのに乗りましたが、エスカレーターの早い事、早い事、ゴーゴー音を立てて動いておりました。

家並み-2

植物園へと続く駅前の通りです。植物園へと向かう観光客が目障りですが、静かで落ち着いた街並みが続きます。
不動産屋が有りましたので博士に覗いてもらうと、「うぁー、高い」との学士様に相応しくない声を上げておられました。
世界一物価の高い英国ですから、とーぜんでせう。中流が沈み、金持ちと貧乏人に二極化しているのが世界の動きです。

紫陽花-3

この街並みの庭に咲いていた紫陽花です。
紫陽花の花の色は土で決まると申しますが、見事なほど赤い花を咲かせておりました。
綺麗ですね。

温室-4

キュー・ガーデンズに着きました。お目当ての温室です。
キャプテン・クックと世界を回り、採集してきたのですかね。
『コレクター』と言う小説を書いた英国人が居りますが、英国人は集める天才能力があるのですね。
私も虫ピンで、標本箱に収められるのでしょうか。

植物-5

温室の中です。熱帯の植物が育っております。

植物-6

もう1棟、サボテンを集めた温室がありまして、何でこんな形なのですかと、サボテンに聞きたい珍しいサボテンが多くありました。
温室の中に睡蓮の池があり、美しい花を咲かせておりました。
ここは、近くに住んで、春夏秋冬、訪れ、眺めたり模写する場所ではありますね。

孔雀-7

植物園で飼われている孔雀ですが、人懐っこく、人が集まる処を歩いておりますから、私など花に見とれて危うく、孔雀君のご自慢の尾羽を踏みそうになりました。

木に編み物-8

これ可愛いですね。木に毛糸の編み物の服を着せてあります。
誰でも参加出来るようですよ。行かれたら、木陰で樹木の服を編んであげて下さい。
もしかすると樹木は、裸でいるのが恥ずかしく辛かったのかもしれません。

飲み屋-9

さて昼食ですが、ナショナル・ギャラリーの近くまで戻って来まして、地下のレストラン・パブの様な店に入りました。
2階へ上がる木製の階段がギシギシ鳴って、新宿ゴールデン街の店に居るような気分になりました。
暗いから、ライアン博士が何を運んできたのか判らずに食べておりましたが、写真を見て今、何を食べていたか判明した次第です。
この暗さであーた、スペイン系のカルメンのような女性が髪をかき上げながらじ~と見つめてきたら、馬鹿な出会いが利口に化ける可能性が大きいです。
「このステーキより、君の方がずっと美味しいと思うよ、ベイビィ」なんて、一生言わないようなセリフが飛び出してくるかもしれません。日本も、このような空間を増やせば、少子化に歯止めがかかるのではないでしょうか。ふざけた話では無く、ニューヨーク停電の時には、妊娠した女性の数が増えたのを覚えていますか。
休日ですが、皆、昼間っから酒盛りをしております。飲酒天国の英国です。

煙草-10

煙草、お値段が高いですが、止めておりません。
パブで吸っていたら、一本、分けて下さいとお金を出されました。それ程、高いです。
私はセインズベリー日本芸術研究所の水鳥さんの教えを守り、また中国の、酒と煙草は一人で楽しむものでは無く、周りの人達に薦めて一緒に楽しむものとの公衆道徳を守り、英国の旅を続けました。
しかし、この煙草の表記は無いですね。だったら売らなきゃ良いのにとまで、買う方に言わせるような文言です。
世界七不思議の一つです。

                               つづく

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