期間 7月20日~9月21日
会場 練馬区立美術館
http://www.city.nerima.tokyo.jp/manabu/bunka/museum/
60年代、子供文化の中に在りましたストリー漫画が、リアリズムを獲得、ジリジリと部数を増やして、青年、大人の読み物へと成長してゆきます。
確か漫画雑誌『少年マガジン』が100万部突破との広告が、新聞に載った時代です。
個人的な思い出を書きますと、『ガロVSマガジン』なる討論会が当時企画され、私への相談も無くポスターにガロ編集長、長井さんと共に名前が載っておりました。
何故『ガロ』から白土、水木、つげ、では無く、新人作家の私なのだと、首を傾げざるをえない人選に驚きもし、もし私が出席し、マガジン編集長と対決したら、私が大手の漫画誌から仕事が来なくなることは引き受けるとしても、私の後のガロ作家達が、大手漫画雑誌からの依頼が来なくなれば生活にも影響するだろうと、再三の出演依頼を断り、イベントへ出席しませんでした。
いち時代の空気として片づけるには重い、決断を迫られたと思います。
秋山祐徳太子の表現など、同時代のアート表現も展示されております。私のポスター作品もあります。
劇画が次世代の漫画表現として脚光を浴びた時代を、その時代と共に御鑑賞下さい。
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