青林工藝社刊　『アックス160号』

ウクライナのアニメ作家や映画祭関係者たちから、助けを求める声が届いております。

ASIFA本部では、ウクライナの人々、特にウクライナのアニメーション関係者と心を一つにするべく、公式サイト  asifa.netに 2つの請願書を掲載しました。

アニメ、映像関係者で無くとも、請願書にサイン出来ます。

 

オタワ映画祭のディレクター、クリス・ロビンソン氏による請願書です。

https://asifa.net/international-animation-community-stands-with-ukraine/

このページ冒頭の、「SIGN THE PETITION」をクリックすると、以下の請願書サイトが開き、署名することができます。

ウクライナのアニメ協会の請願書ページです。

ウクライナを応援したい高校生もサイン出来ます。

 

ウクライナの平和の為、映画祭が２０２２年、ロスアンゼルスで開かれました。

ウクライナのための平和 – この戦争は悲劇です。この戦争は犯罪だ。この悲劇とこの犯罪は止まるでしょう。 (peaceforukraine.org)

International Animated Film Festival KROK – ホーム | Facebook

ロサンゼルスの MiMoDa Studioにて、２０２２年、8月26日、27日、28日の3日間上映されました。

各国で開かれる予定です。

ロシアのアニメーターがウクライナの平和を呼びかける(2月24日開始) – ASIFA

ロシアのアニメーターも、ウクライナ侵攻に反対しております。

ロシアのウクライナ侵攻、ドローンが活躍しておりますが、進化もしている様ですね。

争いが始まると、兵器とは限りませんが新しい何かが産まれるとは、以前ブログに書いた覚えがあります。

ベトナム戦争の頃、大きな木をなぎ倒す連続発射の機銃のドキュメントが在りました。

低い木立や木をなぎ倒す機銃は、そこに隠れ潜む南ベトナム解放兵士を一掃する兵器であったようですが、長く打ち続けると熱を持ち、銃身が飴のように曲がるので、機銃を二台置いて交互に撃たなければならないと説明していました。

あの機関銃は今は何処に有るのだろうか・・・・。活躍しているのを見ておりませんねー。

プーチンさんも国際会議で発言すると発言の内容を変える事は無いとウクライナ侵攻直後に、どの国の人か失念しましたが言っておられて、我が国で現在問題になっている問題の斎藤県知事の性格と似ている様に思いました。

 

青林工藝社刊　『アックス160号』

緊急企画は「安部 愼一」さんです。

都会へ出てきて出会ったふたりが一緒に棲む。

そんな物語が若い人に憧れを持って受け入れ始めた時代に、私の『赤色エレジー』を筆頭に阿部さんの『美代子阿佐ヶ谷気分 』が世に出ました。

この阿佐ヶ谷気分と言うのが、あの時代の若者達の心を掴んだように思います。

劇画漫画は絵画の写実性と同じく、科学の発達に引っ張られますからコマ絵も写実性を高めます。

阿部さんの作品を見たときに、おっ、絵の上手い書き手が現れたなと思った事を覚えております。

 

此の頃のアメリカ絵画も『ハイパーリアリズム』路線を突き進んでおりましたから、写真をベースに都会に並び建つビル街を精緻に描いた作品が産まれておりました。

日本で生まれた劇画も、それまでの子供漫画と違い写実性の上がった作品が産まれ、阿部さんの作品も写実性漫画の一員として、遜色の無いコマ絵で私小説を描いたのだと思います。

アックスの表紙の、阿部さんのコマ絵をご覧に成れば、現代に近い雰囲気が判ると思います。

阿部さんはその後、病に倒れ、生きる事の何かを会得している素晴らしい奥様に支えられ九州で生活をされています。

 

私が今も阿部さんの事で気になるのは、東京へ出てくる時、永島慎二さんに会う約束をしていたと聞きます。

もし、長嶋さんとお会いできて、東京の暮らしが長嶋さんとの繋がりで作品を書くようになっていたら、どの様な作風の漫画が産まれていたのか今も気になっております。

 

青林工藝舎 [seirinkogeisha]｜雑誌アックス（AX）・単行本・グッズ

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