- 2023-01-19 (木) 10:36
- お知らせ
ウクライナのアニメ作家や映画祭関係者たちから、助けを求める声が届いております。
ASIFA本部では、ウクライナの人々、特にウクライナのアニメーション関係者と心を一つにするべく、公式サイト asifa.netに 2つの請願書を掲載しました。
アニメ、映像関係者で無くとも、請願書にサイン出来ます。
オタワ映画祭のディレクター、クリス・ロビンソン氏による請願書です。
https://asifa.net/international-animation-community-stands-with-ukraine/
このページ冒頭の、「SIGN THE PETITION」をクリックすると、以下の請願書サイトが開き、署名することができます。
ウクライナのアニメ協会の請願書ページです。
ウクライナを応援したい高校生もサイン出来ます。
下の方にウクライナ軍を支援する、ウクライナ国立銀行のNBU募金口座アドレスがあります。
ウクライナ侵攻に反対する請願アニメーター (ipetitions.com)
ウクライナの平和の為、映画祭が2022年、ロスアンゼルスで開かれました。
ウクライナのための平和 – この戦争は悲劇です。この戦争は犯罪だ。この悲劇とこの犯罪は止まるでしょう。 (peaceforukraine.org)
International Animated Film Festival KROK – ホーム | Facebook
ロサンゼルスの MiMoDa Studioにて、2022年、8月26日、27日、28日の3日間上映されました。
各国で開かれる予定です。
ロシアのアニメーターがウクライナの平和を呼びかける(2月24日開始) – ASIFA
ロシアのアニメーターも、ウクライナ侵攻に反対しております。
地域紛争への武力行使に躊躇する欧米、攻め込んで獲得した領土をロシアの物と言い、一歩も引かないプーチンさん。主語がロシアでしか世界の問題を話せないのには参った、参った。学校での教育のせいですかね・・・。
審判は国連でしょうが、情けない事にジャッジは多数決で決めております。野球でもボクシングでも審判が決めるのにね・・・。
メディアは戦局は膠着状態と大声で叫んでおります。
欧米側はプーチンさんを追い詰めると「窮鼠、猫を嚙む」で核の使用を懸念して及び腰になっておりますが、欧米が声高に言う世界大戦には成りませんから、ウクライナへの武器供与を加速しても大丈夫です。
この状態で困るのはマスメディアです。動きが無いと数字が取れない。メディアはどちらの味方でも無く、公平を旗印にしている業界で、ツイートなどコンピュータ業界も同じです。公平をルールにしておりますから「炎上」などと騒いでくれないと困るのです。
マスク氏もツイッターを儲かるサイトにして高く売りたいのでしょうが、中々上手くいって無いようで、コンピュータ業界が大量のリストラを断行しておりますから、コンピュータ業界も峠を一つ越したのでせう。
嗚呼、世界経済は悪くなるばかりです。
ロシアは自国の兵士の死者数を発表していないようで、ウクライナばかり報道してマスコミは偏っているとの発言もありますが、ロシアが発表していなければ判りません。
ロシアから戦地に送られた兵士の生存率はビックリするほど低いそうです。ロシアの母よ、声を上げなさい。
没後200年 亜欧堂田善 江戸の洋風画家・創造の軌跡
会期 1月13日[金]ー2月26日[日]
会場 千葉市美術館
没後200年 亜欧堂田善 江戸の洋風画家・創造の軌跡 | 企画展 | 千葉市美術館 (ccma-net.jp)
江戸時代後期に活躍した洋風画家、亜欧堂田善(あおうどうでんぜん・1748〜1822)は、現在の福島県須賀川市に生まれ、47歳の時に白河藩主松平定信の命を受け、腐食銅版画技法を習得した遅咲きの画人です。
首都圏では実に17年ぶりの回顧展となる本展では、現在知られる銅版画約140点を網羅的に紹介するとともに、肉筆の洋風画の代表作、谷文晁・司馬江漢・鍬形蕙斎といった同時代絵師の作品、田善の参照した西洋版画や弟子の作品まで、約250点を一堂に集め、謎に包まれたその画業を改めて検証します。
※会期中大幅な展示替えを行います。(ホーム紹介文より抜粋)
日本には開国以前から絵画にとどまらず、色々なモノが外国から入って来ておりましたが、幕末から明治になるとより一層、西欧からの物とは限りませんが、入って来ました。
では、西欧から輸入された洋画が日本人画家に強いたものは何かと問うと、「木綿豆腐」と「絹ごし豆腐」の描き分けが出来ないと、西欧の写実精神を引き継いだとは言えないのではないかと思いました。
或いは「ゼリー」と「寒天」の違いと言い換えても良いかと思いますが、高橋由一さんの豆腐を描いた作品を見ていて、ふと、そう思った事があります。
60年代の後半、アメリカで起こった超写実主義のハイパーリアリズム運動の展覧会が日本でも開かました。
このリアリズム運動は、今から見ると客の居ないガランとしたファースト・フード店や都市に乱立する高層ビル群等、其れまでの画家が描く対象から外していた現代の風景が描かれている事に気づかれた方も多いのではないかと思います。
私も当時、霞が関ビルをどう描けば良いのか、自問したことがあり、『Ph4.5 グッピーは死なない』の中に書き込みました。
また、岩波書店の『世界』の連載エッセイ「なつかしさの原景」の中でも、高層ビルを描いた作品の歴史を辿ることも試みました。結構、古くから画家は高層ビルを描く事に挑戦しておりました。
ハイパー・リアリズムの作品群の中に、女性の臀部ばかりを描いた作品が在り、良く見ると女性達が履いているインナーの素材感を描き分けている事に気づきました。
絹と木綿の違いなど、西欧画と言うと光と影で構成された絵画と言われていましたが、それ以上に肌の色や布の質感などのリアリズムも大事なのではと思いました。「鳥肌が立つ」なんて難しいですよ。
其れからは、日本画を見る目も、深まった様に思います。
現在はそこへコンピュータで描く作品も含まれ、AIが描く写実作品の面白さも中々のものですが、AIがアートの主流になる事はありません。
何故なら人間は人間にしか興味が無いからです。ハリウッド映画の様にロボットが反乱を起こす物語は、ストリー漫画の巨匠、手塚作品の「ロボット憲章」レベルの考えでせぅ。
面白い展覧会です。見に行かれてはどうでしょうか。
蛇足になりますが、この美術館のホームもゴチャゴチャして探すのに手間が掛かります。
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