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教科書のなかの文学/教室のそとの文学Ⅳ──夏目漱石「こころ」とその時代

8o年代後半頃、息子が私の仕事部屋へ入るなり、「お父さん、夏目漱石は凄いね」と神妙な顔をして話しかけてきた。

思春期只中の息子から夏目漱石の名が飛び出すとは思わなかった私は、どうしたのかと問い掛けると夏目漱石の「こころ」を読んで痛く感動したと言うのだ。

私の年代だと夏目漱石の『こころ』は、精神科医の土居健郎氏によって書かれたベストセラー『甘えの構造』に取りあげられ、甘えの作家となった漱石さんを知っているから、感動した息子を眺めて驚き、昭和の青年を感動させた漱石さんは凄いと、息子とは違う感動を漱石さんにもった。

息子の部屋を覗くと、青年が興味を引く作家の本とゲームのパッケージが並んだ本棚が目に入り、私の呼びかけにアーとかうーんとしか答えなかった息子が、漱石さんの本を読んでいたとは驚きであった。

チラシ- 1

少し息子とも話が出来るようになったのかと思っていたが、それから大学を出てコンピュータの会社に入ると、携帯電話からスマホに買い替えない私を、縄文人のような眼で見つめる息子になっていた。

この場で言っとくが、スマホに変えないのは、スマホが大きすぎて服のポケットに入らないし、ジャケットやパンツの型崩れが嫌だからで、またスマホを入れるバッグを持ち歩くのも嫌なだけだ。

末娘の子供が大学に入った。心理学を専攻するらしい。ひょつとすると孫娘と話が合うのではないかと、儚い夢を見る今日この頃であります。

それにしてもコロナは終息が見えません。京都へ行きたいのに・・・。

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