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十三代目結城孫三郎襲名披露公演「十一夜 あるいは星の輝く夜に」

期間 6月2日~6日

会場 東京芸術劇場シアターウエスト

チラシ-1

十二代目 孫三郎さんが結城座ホームに書いております。

とうとう、私の長男が十三代目結城孫三郎を継ぐ時が来てしまいました。
いまだ人間としても人形遣いとしても、たりない所が多々ありますが、 その分努力さえすれば、のびしろは残されていると思っております。
ナアニ、こんな私だって孫三郎を名乗っていたのですから、たいした事は有りません。
今後は、皆様方の御指導御鞭撻を賜りまして、十三代目を育てていただければ幸いで御座います。

十三代目は、お父様であり師匠でもありました十二代目とどう違う糸操りを見せて頂けるのか、楽しみでもありますし、十二代目にお会いして、色々思い出を聞くのも楽しく、外国は文化を大事にしますから、聞き取りもちゃんとしています。日本も文化国家として記録を残さなければいけません。

また十二代目はここで終わりではなく、その後の表現の続きも文化にとって重要であり、見届ける必要があります。文化はチャラくありません。歴史の積み重ねです。重くするのも軽くするのも私達の文化度です。

 

私と結城座のご縁は、ご縁以前に新宿厚生年金会館で開いたザルツブルグの糸操り人形劇団の公演を母と見に行った処から始まります。何とこの公演に孫三郎さんも見に来ていたのです。小学の高学年が中学の低学年の話しですから、不思議な糸の繋がりとしか思えません。

その後は以前もブログに書きましたが、結城座には「フロ」と言う幻灯機が御座いまして、アニメ出身の私ですから、この江戸時代の幻灯機に興味がありました。

この幻灯機は、アニメーションの元祖と言えるもので、ただ絵を映しだすだけではなく、左右に動く二枚のガラス板を動かし、蝶が飛んでいるように見せるのです。

これを舟遊びの酒宴で、障子に写して楽しんだとは、江戸時代の人は粋な遊びをしていたなと思います。

この「フロ」をあつかえるのは、十二代目の先代、おじいさまの十一代目で、一度、隅田川での講演でご披露して頂いた事がありました。

残念ながら私は拝見出来ず仕舞いですが、結城座以外にも「フロ」は残っていて、色々な物を動かしていたようです。

それを拝見しに訪れたのがきっかけで、操り人形のデザインなどを手掛けるようになり、シェークスピアの作品や三島由紀夫の作品を手掛けました。

 

十二代目の女義太夫師のお母様が御作りになったカレー・ライス、美味しゅう御座いました。

娘義太夫の頃はさぞかし「どうする連」に、小屋から小屋へと人力車で移動する後を追いかけられたのではないでしょうか。

「どうする連」は、今のアイドル・グループを追いかける若者達の元祖です。

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