- 2021-02-22 (月) 13:04
- お知らせ
支倉常長さん一行、遣欧使節団がキューバ、メキシコの地に降り立って400年にあたる7年前にキューバ・メキシコで個展を開き、帰国後、ご報告を兼ねてブログを更新して参りましたが、他の要件が多くなり途中で更新が出来なくなりました。
現在、お知らせの多くがコロナ流行に合わせて自粛となり、ブログにてお知らせする事が出来なくなりましたので、その間に支倉使節団400年記念、キューバ日本大使館主催の『トラディショナル・モダンな日本美術 林静一の美人画展』の続きを掲載することにしました。
昨日は飲み過ぎたので、さぞ頭痛がひどく胃がムカムカして起きられないとお思いでしょうが、ウォッカで経験済みですがスッキリ目が覚めました。
以前、中国での酒席で白酒でしたか、お互いの腕を絡めて飲み、干した証拠に盃を逆さにして見せる「カンペイ」があり、一杯だけだろうと思っておりましたら、何度も「カンペイ」とやるものですから、倒れたら誰かがホテルへ運んでくれるだろうと、付き合いました。
これも朝、スッキリと目覚める事が出来ました。
強い酒は頭が痛くなることも、胃がムカムカすることもありませんね。
白酒の味は記憶にありません。紹興酒の方が好きですね。韓国の『法酒』は美味しいです。法酒をロックで呑み、焼肉を食べると天国です。
食欲も普段と変わらず、行き付けのイタリア・レストランでモリモリです。
ただアイス・コーヒーが例のごとく、自分で作らなければなりません。
以前、中国へ参りました時も、香りを楽しむコーヒーを何故、味気ない飲み方をするのだと、ビールをキンキンに冷やして飲む時と同じ質問が返って来ました。
「とりあえずキンキンのビールで喉を潤したい」のと同じで、コーヒーも暑い日は冷たくして、体の中から冷やしたいのですと答えると、怪訝な顔で首を傾げ、ご丁寧に両手まで広げたりします。
何気なく日常で見せる所作ですが、日本と欧米等との仕草の違いを今村太平氏は『漫画映画論』の中で述べております。
私も経験があります。「鼻に皺を寄せる」という言葉がありますが、今の日本人からこの表情が消えたのか見かけませんが、アジアのどの国か忘れましたが映画のなかで、姉から拒絶された時に、妹がこの表情を演技しました。
まだアジアに残っていたと、驚いたことがあります。
東映動画がアメリカの下請けとして働いていた頃の話で、もっと仕草をオーバーに表現して下さいとの注意書きがついたカットが送り返されたそうです。
マーベルの『バットマン』を描かれていた漫画家と岩波の『世界』で対談した時に、この問題を質問しましたが、対談相手がアニメーターで無かったので動きにはそれほどの関心を示さず、盛り上がることも無く、次の話題へ移っていったと記憶しております。
黒澤監督の『七人の侍』で、敵を視察しに行き鉄砲で脅された三船さんが、味方の陣地へ戻り敵にお尻を向けて「お尻ペンペン」と自らの褌を締めたお尻を叩きます。私の子供時代、遊んでいてその様な仕草をしたか、記憶に無いですが素晴らしいシーンです。
外国の方は、あのシーンをどの様に感じたのでしょう。
これから益々、文化の違う役者同士で演じなければなりませんから、どの程度の演技で演じれば良いのか、アダルトな作品は難しいですし、やりがいも有ります。
今日はこれからベラクルス大学で、作品上映と講演があります。会場入り口にテレビ局が待っておりました。
メキシコは如何ですかと訊ねられましたが、「暑い」とお道化て答えて引かれてしまいました。
難しいですね、ジョークを伝えるのは・・・・。
メキシコの新聞はパワフルです。政治、経済と文化の二冊ありますが、一冊の束が厚く、持つとズッシリ重い。
毎日、この量の情報を発信しているのですかね。
奥村さんと伊藤さんです。伊藤さんは『支倉使節団400年記念』で邦人音楽家のコンサートを企画しております。
作品上映と講演が始まります。
では、御陽気に・・・。
「メキシカン・ロック GOGO GOGO」
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