- 2020-11-21 (土) 13:13
- お知らせ
会期 11月26日(木)~12月6日(日)
会場 石川県政記念しいのき迎賓館ギャラリーA・B 入場無料
昨年のNHK 朝ドラ『なつぞら』のヒロイン、広瀬すずさんのモデル、奥山さんのご主人、小田部さんの個展です。
『任天堂・スーハ―マリオ』の動きを監修しておりますし、昨年のNHK朝ドラ『なつぞら』の時代考証監修を担当されております。
アニメ界も奥山さんや小田部さんの頃と、手塚さんのテレビ短編『鉄腕アトム』以降のアニメ界とは違い、大手の東映の他は弱小の企業が数社、存在していた程度の時代です。
それがテレビ短篇ブームが始まり、生産が追い付かず、アニメ業界は大量の下請けプロダクションが産まれました。
下請けは国際的になって行きます。アメリカが日本を下請け化し、日本が韓国、中国、アジアを下請け化して行きます。
今でこそ、コンヒュータ産業に参加すべく大学生が起業することが一般に知られるようになり、若者がお金を持っている事が不思議では無い時代ですが、当時のアニメ界は拙著『赤色エレジー』に描かれているように、一般に知られることは無く、飲み屋で仲間と飲んでいると、「毎日、飲みに来ているようだけど、若いのにそんなお金、何処で稼いでいるのだ?」と、おじさん達から訝しがられた時代でした。
夏は師匠の月岡氏のジャガーに乗って海へ行っておりました。
師匠がヤナセで車を買う時、腹巻から札束を出して「この車、頂戴」と言ってヤナセの販売員を驚かせたエピソードは、今や神話となっております。
今年、小田部さんと東映時代の仲間が集まり、杉並公会堂で座談が開かれました。
令和生まれの私も出席しております。
上の画像はその時のものです。右端が小田部さんです。
小田部羊一が描く「アルプスの少女ハイジ」の世界展
日時 11月28日(土)トークショー 15時~16時
本展では「ハイジ」の書き下ろし原画や版画、グッズ、書籍などを展示販売するとともに。昨年のNHK朝の連続テレビ小説「なつぞら」のモデルで小田部氏の夫人、奥山玲子さんの作品もご紹介いたします。
「小田部羊一サイン会&トークショー」もあります。
なみきさんがホスト役です。日本アニメ史を研究されている方、必見です。
これは小田部さんとは違い、アニメ協会の催しです。
第7回新千歳空港国際アニメーション映画祭
開催 11月20日(金)~23日(月・祝)
会場 新千歳空港ターミナルビル
オンライン会場/2020年11月20日(金)~30日(月)
コロナ禍対策で、実地+オンラインのハイブリッド開催です。
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- 「天才アニメーター小田部羊一の世界展」 from Seiichi Hayashi Art world