- 2020-11-17 (火) 13:27
- お知らせ
JAA名誉会員の大塚康生さんの著書「大塚康生画集 「ルパン三世」と車と機関車と」が刊行されまた。
原点となった機関車のスケッチからジープ、様々な乗物が収録されています。
東映動画時代に、宮さんの発案でしたか『児童文学研究会』で大塚さんの家に集まり、児童文学評論を読み、読書感想文集などを発行する研究会がありました。
大塚さんの家に伺うと、押し入れに大学ノートが山積みになっており、そのノートを開くと鉛筆で戦車やジェット機、機関車などが細かく描かれて載っておりました。
大塚さんに訊ねると、乗り物を見るとつい、内部まで解体して見ないと気が済まない性分なのだと、照れくさそうに話してくれたのを記憶しております。
あー、この様な絵の才能と言うのがあるのだと、驚きもし、感心もした覚えがあります。
動画課では、乗り物で描くのに困ったら、大塚さんに聞けとは動画課の合言葉になっておりました。乗り物でしたらどの角度からも描いてくれます。覚えているのです。メカの天才です。
(画像は協会ホームからお借りしました。)
「みんなでアニメーション!作ろう☆動かそう!ワークショップ in 国立新美術館」 ~クリスマス・アニメーションで動く記念写真を撮ろう!~
日程:2020年12月19日(土)・20日(日)
会場:国立新美術館 2F企画展示室
国立新美術館(NACT)と日本アニメーション協会(JAA)の共催による、クリスマスをテーマとしたアニメーション・ワークショップの特別企画です。
JAA所属のアニメーション作家らを講師として、子どもから大人まで、幅広い世代の方々にアニメーションを作る楽しさ・動かす喜びを体験していただけるワークショップイベントです。
『アニメーション協会』も会員数が増え、協会立ち上げの60年代後半の6、7人程度から見れば、考えられない人数になりました。
私も制作会社で働き、テレビのドキュメント番組を手伝いながら、漫画雑誌『ガロ』に作品を描いていた日々ですから、協会を立ち上げる事が出来るのかと半信半疑でした。
フランス・アシファから見えられたエドさんは粘り強い人でしたね。80年代には文化交流で中国の上海電映片を訪問、この旅行で変わり行く現代中国の姿を見る事が出来たのは私の宝です。
上海から監督、音楽家などを呼び、東京のデパートで作家と作品の上映会を開くが事が出来たのは、アニメ協会史の中で大きな出来事だと思います。
六本木で開かれた忘年会で、私が席を立つ時、手を上げて別れの挨拶を頂いた手塚治虫さんや隣に座っていたエドさんの顔など、今もはっきりと覚えております。そのお二人も、も~この世を旅立たれております。
摂書『赤色エレジー』の冒頭に、「アニメーター?何の職業だ」と言われていたアニメも広く世界に認知され、知人のご子息が『任天堂』の社長になられた現在、さて、これからアニメは何処へ向かうのでしょうか。
アニメ協会創立当時のメンバー、岡本さんの上映会も有ります。
「及川恒平と岡本忠成~南無一病息災」
2020年12月21日(月) 開場 18:30~ 開演19:00~21:00
会場:杉並公会堂B2F 小ホール
チケット:(当日)3,000円(前売り)2,500円 自由席
内容
アニメーション上映「虹に向かって」「南無一病息災」
トーク「岡本忠成さんとの創作」
ご予約はこちらから。
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