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2016-02

京都 徳正寺で、香田さんの納骨式②

昨年、亡くなられた香田さんの納骨式が京都、徳正寺で開かれました。
前日の宴会の後、若手は木屋町辺りに繰り出すのかと思いましたが、近頃の若者は大人しいですね。
以前、造形大で開かれた学会で講演しましたが、夜は祇園辺りで酒盛りでしたどすえ。

徳正寺-1

納骨式、当日の徳正寺です。
タクシーの運転手が見かけない喫茶店へと車を走らせてしまい、ほんま京都のタクシーはいけずどすえー。
徳正寺の並びに店を構える写真館ですが、中々古びた佇まいで、よろしおますなー。
ただ、自称、京都観光課、環境保全取り締まり委員会としましては、細かいようですが黄色で囲んだ箇所に問題ありと見ました。
モンドリアン的に申せば、古びかたのリアリズムが足りない、ですかね。

写真屋-2

また、東京オリンピックに向けて、自称、取り締まり委員会とては、京都にお住いの皆様に男は普段着として狩衣、祝祭日は烏帽子に直衣の着用、女性の場合は十二単を着て頂きたいと思っておりますし、タクシー業界と話し合い、京都を走るタクシーを牛車に変えることもご提案させて頂いております。どないでっしゃろ。

まー、かなわんわー。

藤森-3

徳正寺の中庭に在ります東大教授、藤森さんデザインの茶室です。黄色で囲みました窓は、徳正寺住職、等さんの労作です。

御覧になって判る様に茶室の壁が曲面ですから、ガラスをはめ込むのに大変、苦労されたそうです。

鶴見-4

哲学者、鶴見さんの書です。中々の書と御見受け致しました。

納骨-5

さて、香田さんの納骨式が始まりました。

とり行うのは等さんの息子さんです。以前、京都で開きました『PH、4.5グッピーは死なない』のトーク・ショーに見えられた頃は、初々しい青年でしたが、今は立派な僧侶です。

香田さん、この世は一先ず幕を下ろしましたね。ご冥福をお祈り申し上げます。

私も『ガロ』に、区切りが付きました。

若手-6

この後、巨匠達の鼎談とアックス若手の鼎談が開かれました。

東京から参加した出版編集氏も加わり、賑やかな座談で幕を閉じました。

これから飲み会になり、章子さんの手作り料理が並ぶのですが、また食べる方に夢中になり撮るのを忘れてしまいました。章子さん、ごめん。

アックス-7

徳正寺での鼎談、『アックス』「追悼、水木しげる」に載っております。

私は気になる水木さんの「ペン画」についてお話しました。

手に取りたい方は『アックス』ホーム・ページへ。

ラスト-8

たらふく御馳走になり、これから京都在住の作家、いしいしんじさんと京大裏の焼き鳥屋で飲もうと思いましたが、つながりません。お忙しいようです。それで大人しく、車中の人となりました。

遠ざかる京都の山々から、鐘をつく音が聞こえます。「祇園精舎の鐘の声・・・・」

長井さん、香田さん、安らかにお休み下さい。

京都 徳正寺で、香田さんの納骨式。

昨年、亡くなられた香田さんの納骨式が、京都、徳正寺で開かれました。

タイトル-1

東海道新幹線に乗るのは久しぶりで、時刻掲示板を眺めておりますと、喫煙マークの車両が目に留まり、何とグリーン車で煙草が吸えるのです。驚きました。

煙草-2

ちゃーんと煙草が吸えました。

京都に着きました。京都は東海道新幹線が開通した当時「なぜにあなたは 京都へ行くのー」との歌が流行っておりました。

今まで東京から大阪まで八時間かかっておりましたが、新幹線はその半分、四時間で大阪へ着きますから、二十代の頃は仕事を含め、よく京都へ参りました。よく来た理由の一つに、その後の日本の風景を変える変化が起こっていたからです。その話は又の機会に・・・。

タワー3

ただ便利になったと喜んでいる一方で、確かドリフターズのいかりや長介さんが、「大阪の仕事は、従来は一泊二日の仕事だったのが、新幹線で早朝、東京をたち、夕方には本番収録を終え、新幹線に乗って東京へ帰る一日仕事になってしまい、ギャラが半分になり忙しさは倍になった。」とテレビのインタビューで答えていたのを記憶しております。

小路-4

もう、京都です。

納骨式の前日の会食は七時からですから、拉麺小路で京都のラーメンを頂きました。

チャーシューが懐かしい味で、美味しい。隣の若いサラリーマンが、チャーシュー麺を頼んでおりました。チャーシューが美味しい事を知っているのでせう。

ラーメン-5

ホテルへ荷物を置くと、徳正寺へと向かいます。

徳正寺は京都大丸の近く、街中のお寺で、多くの文化人が講演やホテル代わりに利用しております。

章子さんが、我が家の朝食は美味しいよ、と言っておりましたので、今夜の会食楽しみです。

料理-6

皆さんお揃いで、早速、章子さんの手料理が次々と並び、お酒も美味しい。

食べるのに忙しく、章子さんの手料理を写すのを忘れておりました。章子さん、御免なさいね。

京都の夜は更けてゆきます・・・・・・続く。

ロッテキャンデー『小梅』春味発売。

何処かで春が生まれております。

ロッテ『小梅』春味発売です。

小梅-1

小梅キャンディーです。

恋フレに「今はただ あなたの言葉 待つばかり」とあります。一番、緊張する時間です。段々、慣れてくると大人は言いますが、嘘です。

いくつになっても思いを伝え、答えを待つ間は緊張します。

五つの果実-2

小梅ちゃん『五つの果実』発売です。

梅、白桃、檸檬、白葡萄に苺味の五味です。小梅シリーズでは珍しい、味の競演です。

かりッ-3

『カリッと小梅』発売です。

新食感です。周りがカリッとして中はジューシーです。食べてみては如何でしょう。

『小梅公式サイト』へ遊びに来て下さい。

春の特別プログラム「観てみよう、聞いてみよう 戦争のこと」

期間 第1弾 平成28年2月20日(土)~3月13日(日)の土日

第2弾 平成28年3月19日(土)~3月31日(木)の毎日

会場 平和祈念展示資料館

コロ島からの引き揚げのドキュメント映画がありますね。コロ島からの引き揚げは、マンガ家のちばてつやさんですね。

作家の五木寛之さんが、外地での母の死についてNHK番組で語っておりました。母の死を目撃した少年、五木さんには、母の死が違和としていつまでも残っているのですし、今も頭の隅で生々しく生き続けているのでしょう。

チラシ-1

今は新しいモノが生まれず、コンピュータのバージョン・アップや高速道路の老朽化などのリフォーム、メンテナンスの時代ではないでしょうか。

先進国には消費を喚起するものが無く、大量消費の戦争が時代の波間に頭を出してきているようにも思えます。引き揚げ者の妄想であれば良いのですが・・・・。

 

『Art in America』に、美術評論家Ryan Holmberg 氏の評論『WHEN MANGA WAS POP』掲載。

日本は欧米から見ると極東の島国にしか見えませんが、その島国がアジアでいち早く欧米の文明を吸収し、経済大国へのし上って行くのは理解しがたいのではないでしょうか。

表紙-1

それから、明治の初頭に、さほど解剖学を学んだと思えぬ職人が、生人形を制作してしまうし、また、ハイパー・リアリズム・ブームの頃に良く言われていたのが、レストランのショー・ウインドーに飾られた実物大の立体メニ―です。日本にはハイパー・リアリズムがありました。

特集-2

ですから欧米美術史では解きえない美術の流れを、欧米人に判る様に日本美術を翻訳し直す美術評論家Ryan Holmberg氏なのです。

私も80年代に外国の映画祭のパーティーで、君達の国の文化を説明しろと、大御所の映画監督に迫られ、近代を説明するためには前近代の江戸時代を説明せねばならず、江戸を説明するにはその前の時代を説明しなければと、日本代表団のメンバーで一番、歳若の私に聞くのは野暮だぜと思い、口を濁しました。

我らがアート・漫画の先達、杉浦茂さんの作品です。

杉浦-3

そして今、アジア、アフリカ、中南米と経済力が付き、マイナス金利など、欧米が経済の尺度としてきたものに揺らぎが生じておりますから、Ryan Holmberg氏のテーマは面白くなります。

横尾忠則氏の作品です。

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田名網敬一氏の作品です。

田名網-3

佐々木マキさんの作品です。

佐々木-5

それに私の作品です。

アート・漫画は長編が少ない。『赤色エレジー』はその実験作です。リアリズムだけで語ると面白くなくなります。

都会へ出て来た青年が非正規雇用労働者としてアニメ業界を渡り歩き、幸子と出会い、その正社員の幸子は、ベースアップ闘争の鉢巻き「団結」を自宅まで締めて帰る。非正規は今、労働人口の40%ですか?アニメ業界がいち早く、雇用の安全弁として導入した制度です。また今、労働組合が若者に注目されております。

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『ART IN AMERICA』誌の昨年、発売の号になりますから、ホームは新しい号になっております。下に前号の表紙絵がありますから、そこをクリックすると前号が表示されます。

『ART IN AMERICA』誌のホームです。

 

 

『キネマ旬報』ベスト・テン発表特別号発売中。

日本映画の創成期から映画界と歩みを共にしてきた伝統ある映画雑誌『キネマ旬報』が、昨年一年に活躍した映画人に贈る恒例のベスト・テン発表です。

表紙は、主演男優賞の二宮和也、主演女優賞の深津絵里が飾っております。

キネ旬の評論家が選ぶ作品と読者が選ぶ作品に違いがあり、どっちの評価が正しいかと論争するより、その違いを考える方が楽しい。

『アメリカン・スナイパー』が両選出作品の外国部門の2位に輝いているのは、脚本とイーストウッド監督の安定した力量の結果であろう。アニメ作品が無いのが残念である。

表紙-1

アメリカに『年間ワースト作品、男女優賞』を発表する映画祭があるが、我が国でもネットで立ち上げても良いと思うが、日本人は真面目でユーモアとして捉える事が出来ないから、そんな賞を貰うと来年度のギャラが下がるとか、映画製作の話しが来なくなると益々息苦しい映画界になる可能性はある。大衆のガス抜きには良いのだが、真面目な日本社会には無理かもしれない。

それから撮影、照明、録音、大道具、小道具、衣裳デザイン、時代考証、特殊効果、編集、音楽など、その道のプロを選ぶ賞も映画業界にあるが、イマイチ、スポットがあたっているとは言いがたい。その分野のみでの映画祭を設立しても良いのではないかと思う。

映画ファンは、へぇー、映画のそんなところをプロは観ているのかと、あらためて見たくなるかもしれない。

 

詳細はキネ旬ホームで。

 

第16回広島国際アニメーションフェスティバル、 出品申込を受け付けております。

第16回広島国際アニメーションフェスティバル HIROSHIMA 2016は現在、コンペティションへの出品申込を受け付けております。

出品受付期限は、2016年4月1日(必着)です。

表紙-1

今大会からオンラインでも出品申込書を受け付けております。公式ホームページから、申込書をダウンロードしていただくことができます。

応募方法に関する詳細につきましては、以下のページをご覧ください。

http://hiroanim.org/ja2016/03compe/3-01.html

皆様の作品のご応募と、8月の大会へのご参加を、心よりお待ちしております。

 

『キューバの映画ポスター』展

期間 1月7日~3月27日

会場 東京国立近代美術館フィルムセンター

20代の頃、ポーランドの映画ポスターを見に行ったことがあります。

邦画のポスターもありましたが、デザインだけを見ますと、何の映画か判りません。鶴田浩二さんなど英文タイトルが似合い、こんなカッコいい映画ありましたっけと、暫し見とれておりました。

カタログ-1

このポスター、何の映画か判りますか。

『座頭市』です。ねっ、ちょっと雰囲気が違うでしょう。そこが面白い。

『座頭市』はキューバで人気です。全盲の主人公が活躍する作品に惜しみなく声援を送るのが、キューバ人の心意気なのです。

キューバの映画も公開しております。若い時は何でも見るべし。少年老い易く学成り難し、です。

座頭市-2

美術評論家の正木さんもカタログに寄稿しております。

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    林 静一が南伸房、水木しげるらと審査員を務める 青林工藝舎「ax(アックス)」のページ。
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