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書籍 Archive
『KABOOM』創刊二号で、『ガロ』特集。
何て呼べばよいのでしょうか、日本で活字本の紹介雑誌はありますが、漫画に限った紹介雑誌は思い当りません。この辺りの出版事情が、我が国と違う処です。オール・カラーの雑誌は豪華です。
作家、単行本の紹介雑誌『KABOOM』、創刊二号で、外国で抜群の人気を誇ります『ガロ』特集です。

巨匠、白土三平に始まり、水木しげる、つげ義春、私、辰巳ヨシヒロ、根本敬の六作家の作品とインタビュー記事が載っております。

私も5ページに渡り、質問に答えております。表題に映画運動の『ヌーベルヴァーグ』の文字がありますから、漫画の革命、新しい波との捉え方をしております。美術評論家、故石子順造の命名「アンチ・漫画」のカテゴリーと似ております。

私の答えが、アニメ、映画、テレビ、小説などの、60年代からの我が国の各産業の地殻変動について述べており、以前、フランス・アングレームの講演で述べた、我が国のアニメ産業の60年代の変化についての発言と重複するところはありますが、概ねフランス・欧米の方々にも判る、腑に落ちる内容となっております。

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天才か怪物か『寺山修司』
没後30周年ですから、テラヤマ本が多く出されておりますが、オーソドックスなレイアウトで格調ある平凡社の『寺山修司』本です。

銀座のソニー・ビルが完成した時、このビルで、寺山修司、唐十郎、なかにし礼の3作家の原作による、紙芝居興行が行われました。
私は寺山さんの原作に絵を付けました。
公演初日、完成したばかりのソニー・ビルに参りますと、若者たちが、会場の階から一階まで、長い列を作り、開演を待ちわびておりました。
楽屋で初めて、唐十郎さんにお会いしました。若い人には、唐さんと言うよりは、俳優、大鶴義丹のお父様と言った方が、通りが良いかもしれません。
私のポスター作品『邪宗門』が載っております。
短歌から現代詩までの孤独な個人思索から、多くの若者を巻き込んで、演劇、映画と時代の先端を走った寺山さんは、天才でしょう。
天才と、仕事をご一緒出来たことを、今は誇りに思っておりますし、表現の先端を走る爽快感を、この時代に身を持って知りました。
『邪宗門』、万有引力30周年記念で、公演します。
チケットの購入はこちら。
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『俳句四季』七月号発売中。
アップが遅くなり、失礼しました。物臭な者ですから。
七月の七夕は、新暦です。全国の七夕祭りの多くは八月、旧暦に行われます。新暦の七夕祭りは、少ないです。
俳句も確か、七夕は八月の季語であったと思います。

学校の工作時間での七夕飾りは、七月に行われます。八月が夏休みに入るので、新暦の七月の七夕に合わせて、飾りつけを授業に入れているのでしょう。
それで、七月七日が七夕の日と、記憶されていると思います。
飾りつけの色紙が綺麗ですよね。
この辺りから都会では、浴衣を着た若い男女のデート風景が見られます。

東京四季出版のホームです。
俳句人口は多い。我が国では、誰もが俳句を嗜むと言っても、過言ではないでしょう。
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『俳句四季』六月号発売。
煙草をぷっつりと、止めてしまった。
こんな簡単に禁煙出来るとは思わなかったので、拍子抜けしている。
あまり簡単に禁煙出来たから、煙草を吸って、元の愛煙家に戻ろうとしたら、煙草が不味い。舌に苦味が残って口の中がヤニ臭いのだ。
こりゃー本物の煙草嫌いになっていると思ったが、新たな問題が生まれた。

喫茶店で珈琲を飲むのが毎朝の習慣となっていたのだが、煙草を吸わないと何とも間が持たないのだ。
間は大切です。日本文化の最も重要な要素が、この間です。これが、朝の大事なティータイムから消えて仕舞った訳です。
煙草を吸うのは間だったのですね。

寺山修司さんも、煙草に火を付ける時に歌っております。
マッチ擦るつかのま海に霧ふかし身捨つるほどの祖国はありや
とね。
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『俳句四季』五月号発売中。
新緑の季節です。
昨日、相生美術館へ行って参りました。木々が若葉色に染まり、美しい。
所々に若紫の藤の花が咲き誇って、これも負けじと美を競っておりました。

山に分け入り、野生の藤を鑑賞したいのですが、トーク、サイン会に遅れてしまいます。
泣く泣く、車中からの鑑賞に止める事に致しました。

昨日のトークへお見えになった方々、駐車場が一杯になりましたが、帰りに新緑の山を満喫されましたでしょうか。有難う御座いました。
『俳句四季』のホームです。
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『俳句四季』4月号発売。
『俳句四季』4月号に絵とエッセイです。
昨年の俳句雑誌のアンケートに、俳句はちょっと苦手と書きましたら、原稿の依頼が来てしまいました。
俳句関係者は人が悪いですね。
何年前ですか、人形アニメの川本さんの音頭で、ロシア、チェコなどの作家と、芭蕉の連句を映像化しました。また、俳句カードなども描いた事がありますから、全く無縁の世界でも御座いません。
書いては消し、消してはまた書く 俳句かな です。
お粗末でした。

東京四季出版のホームです。
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漫画雑誌『アックス』、特集「近藤ようこー戦争と一人の女ー」を評論。
近藤ようこさんの労作、『戦争と一人の女』刊行記念特集に、評論を書きました。
近藤さんの『戦争と一人の女』は、坂口安吾の小説が原作となっておりまして、私は安吾の良き読者では無いので、評論は、私達の年代との差異について書くに止めております。

近藤さんの作品、その多くが映画化されております。心のヒダを丁寧に描く、飛躍の少ないコマ運びが、日常の細部に拘る映像作家には、作品化したい魅力的な漫画になるのでしょう。

戦争期が判らない、そのような世代が資料を読み、戦争期の日常を再現する事は、意味の有ることだと思います。
手に取りたい方は、青林工藝舎ホームへ。
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『ガロCOM』(講談社刊)発売中
60年代の劇画ブームを牽引した『ガロ』と『COM』、両漫画雑誌の作品集です。
私は『赤とんぼ』が収録されております。
この作品から「竹久夢二の再来」と噂されるようになりました。

69年頃、朝日新聞、社会面トップに「あなたはガロ派かコム派か?」との見出しの両雑誌の記事が載りました。
この頃が、ガロブームの頂点だったと思います。そのブームの凄さについて書きます。
これは、フランスでの講演でも話しました。
69年か70年の青林堂の忘年会のことですが、指定された新宿の小料理屋の入り口の戸を開けますと、目の前に人の背中があって中に入れない。
玄関にびっしり若者が立っているのです。この若者達をかき分けて前に進むと、正面の廊下の奥から仲居さんが出てまいりまして、青林堂の宴会は2階手前の左の座敷だと告げ、靴は持って上がって下さいと忠告されました。
靴を脱いで2階へ上がろうと一階の廊下を見ますと、二列に若者が奥まで並んで座っておりました。また、上ろうとした階段、一段、一段に、これまた、若者が二人づつ、階段を腰かけ代わりに座っておりました。
何か学生達のサークルの集まりでもあるのかなと思いながら2階へ上がると、ここもまた、廊下の奥まで若者が2列になって座っており、忘年会の座敷の襖は開かれていて、座敷の壁に若者が2列になり、宴会を取り囲むように座っておりました。
私は手招きする長井社長に歩み寄り、これは何ですかと問い質すと、長井さんはニヤニヤして、私にも判らないと小声で答へ、周りの若者達から、あれが林静一か?との囁く声が聞こえて参りました。
若者達が囲み、無言で見つめる中での忘年会、後にも先にも、この様な忘年会を体験したことは御座いません。
インターネットも無い時代に、ガロ忘年会の情報をどうやって聞きつけ、集まってきたのか、今も謎です。

COMに書きました、20代の頃のエッセイも収録されております。
手塚治虫さんとは、私の師匠、月岡が手塚さんのアシスタントで、石ノ森さんと同期でしたから、10代の頃にお会いしております。ガロかコムか、と言うより、両方共、繋がりがあった作家が居たということです。
20代で書いた文章、読むのには勇気がいります。でも、アイドルでも無いのに、若い頃に脚光を浴びることは、そう、誰もが体験できることではないので、良い青春だったと思っております。
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