Seiichi Hayashi Art world

5月より国内線機内で、2015年放送NHK『オイコノミア 』を上映。

以前も国内線で私がテレビ出演した番組が流れたように思いますが、このNHK『オイコノミア』は又吉直樹さんが出演されていて、私かよく見ていた番組です。

 また、この当時、又吉さんが書かれた小説『火花』が200万部を超え、芥川賞有力候補と話題になっていた頃で、収録の現場は大変な賑わいでした。

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又吉さんは私の表現の良き理解者で、『赤色エレジー』について話しをしました。目が綺麗な青年で『オイコノミア』の中で経済学者に「バブルは何故、終ってしまうのか?」と質問されていて、この青年にどう説明したら判ってもらえるのかと困る学者先生の顔が印象的で、面白い質問をする若者だと毎回、拝聴するようになりました。

この番組に出演し、又吉さんにお会いして、私も又吉さんの良き理解者になりました。綾部さんを大切にとメールしたことがあります。

 画像は収録当時の写真で、文壇バー『猫目』での収録でしたので、横に座っていらした美術史家の山下さんも写っておりますね。

 国内線に乗られましたら、チャンネルを合わせて下さい。

コロナに痛めつけられる日本経済ですが、米国IT企業は広告収入も含めて好景気だそうです。日本のIT企業はどうでしょうか、『メルカリ』さん。 

 

近藤聡乃著『A子さんの恋人』

近藤さんの手紙には「まだ連載中です」とあります。彼氏が日本へ来ての話ですが、まだまだ書く事はありますよ。

是非、彼とアメリカへ戻って、コロナ以後のアメリカの方々の生活を伝えて下さい。

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9・11の時は、ニューョークに仕事場を持っていた若い漫画家の方が、衝撃的な事件の冷めやらぬ街を日記のように書き綴った作品がありました。

「ユダヤ人が起こした事件だ」と叫ぶホームレスの人など、ワールド・ニュースでは取りあげない些細な街の出来事が描かれていて、エゴン・フリーデルの『近代文化史』のような面白さがありました。

全米20州で、「自宅待機反対」のマスクもしない3密デモがわきおこるアメリカを見ない手は無いですよ、聡乃さん。

手に取りたい方はここです。

第22回アックスマンガ新人賞発表!!

90パーセントの人が0成長の時代を映して、渋めの作品が受賞しました。

以前から介護職の人や、地元に残って生きて行く女性を描いた作品などが寄せられた『アックス』の新人賞の発表です。

受賞は松田光市氏の『テキヤ』とタカハシツネミ氏の『新人森田くん』です。

これからの活躍に期待しませう

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特別審査員の花くまゆうさくさん、現在、活躍中です。中々の男前になってきました。

つげさんがアングレームで特別賞を受賞し、久住氏も『孤独のグルメ』が人気です。蛭子氏はバス旅行で全国を迷走中ですし、私は赤坂辺りを迷走しておりました。カラオケで声が出なくなり歌手生命の危機です。

まだ、外出自粛要請が出る前の事です。念のため。

手に取りたい方はこちらです。

 

てらだこうじ著『2年8ヶ月』

帯に「ありえないほうへと転がっていく 世界で、こんな漫画を待っていた。」と九龍ジョーさんが書いておりますが、頭が冴えて眠れぬ時など、あちこちに考えが転がり、止まらぬことがあります。

脳の神経を映像化したものを見ますと、光の様なものが電線のような神経を伝わり走るよう描かれます。

判りやすくしているのでしょうが、光の様なものが走るイメージは、双極性障害の人が北極の方から電波が飛んで来るのと同じレベルでの映像化でせう。

異次元などへ入り込む感覚なども、ハリウッド映画ですと、一点遠近法の構図に光が集まる画面に人や乗り物が吸い込まれて行くような表現をします。

アベンジャーズなどでは、異次元へと引きずり込まれたりするのは、主人公の上半身や下半身が消えて、その回りの画像を水面のゆらぎなどで表現します。細かい血しぶきなどは、障害のある方々が画像制作に携わっているとハリウッド特殊効果ドキュメントは伝えております。

異次元への入り口の描き方は、これからも様々な描き方が生まれてくるでしょう。

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イギリスで講演した時、作品を考える時は言葉が先か映像が先かと、聞かれた事があります。良い質問です。フランスでの何故、日本の少女漫画家は大きな目の同じような人物像を描くのかと問われた時と同じく良い質問です。

少女の瞳が大きいのは、日本の少女漫画家先生方が、世界に向けて答えるようお願いするとして、考えている時は画像が浮かんでいるのが正しいのではないでしょうか。

『ひも理論』と聞かれると、ひもが宇宙に浮かんでいる映像を思い浮かべてしまうのと同じではないでしょうか。

帯の九龍ジョーさんの「ありえないほうへと転がっていく」は、思考がそのような性質を持っており、人生がありない方向へと転がるのと同じで、林芙美子さんの『浮雲』のようです。

昔も今も、人生はままならないものです。

てらださんの作品は、映像作品の絵コンテのように軽い。この漫画を映像作品に仕上げたら、面白いかもしれない。特に教室での場面は映像の方が迫力が出る。

手に取りたい方はここ

佐久間薫著『そこらへんのおじさん物語』

私は若い頃から、年上の話を聞くのが好きで、東映動画時代、私の席の後ろに座っていらした熊川さんは、撮影機が手回しの頃から映画界にいらした方で、晴れた日の撮影は手回しを早くし、曇りの日の撮影はゆっくりと回すなどと、話されたことを興味深く聞いておりました。

おじさんが面白いのは、人生体験が若者より長く豊富で、その体験が昆布ダシのように滲み出ているところです。これがおじさんの旨味です。

また、拘りが背骨のような芯としてあり、弱火でコトコト煮て食べないと不味くもあり、現在の若者は年齢別の学制の中で育ち、家に帰っても少子化で兄弟が少ない家庭が多く、おじさんの芯のような拘りを咀嚼出来なくなっているようにも思え、年上に感情的になる若者もおります。

でもやはり、長く生きた人の話は聞いておいた方が、同年代と話していても少し大人の話ができるようになりますし、同僚の一歩も二歩も先を行くことが出来ます。

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あとがきに「普段から、くだらない、小さな出来事が気になる性格で、いつか、こんなどうでもいい漫画を描きたかったんです」とあります。

どうして、どうして、些細な気付きが物語の芽には潜んでおりますよ。

 

手に取りたい方はここへ。

 

森雅之著『ポケットの中の唄』

森さんのデビュー当初のカラー漫画作品は話題になりました。

又、コマ絵が映画初期の舞台を写し取るフルショットやバストショットの横向き構図が、私の『赤色エレジー』などに見られるコマ絵展開と同じで好感を持ちました。

本書の「あとがき」に森さんは、「アックスのご厚意で連載させてもらった作品ですが、実は常にアックスらしくない漫画だなあという場違いな感じを持っていました。」と書いておりますが、そんな事はありませんよ。

四コマ漫画であろうと、政治、世相風刺の一コマ漫画であろうと、嘗ての文芸春秋社から発行されていた『漫画読本』のような、世界中から作家を呼び寄せる漫画総合誌を目指しております。

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『アックス』も、森さんに頼むなら四色刷りは無理としても、もう一色増やす編集部の心意気を発揮してくれたら嬉しいのですがね。

漫画本の現実は厳しいものがありますが、フランスの漫画出版社のように理想を掲げ、フランス革命の女神のように先頭を走らないと、印刷メディアの漫画作品の未来は暗くなってしまいます。

本書を手に取りたい方は、ここをクリックして下さい。

コロナのテレビ報道を見てまして気になる事は、感染拡大の部分ばかりが強調され、重篤患者数、死亡者数、回復者数が表示されておりませんね。

外国テレビのコロナ報道では、死亡者数は告知されておりますが、我が国のテレビ報道は、ネットで確認すれば良いと思っているのですかね。

 

『リアルの追求 映画監督 小澤啓一』

帯を渡哲也さんが書かれております。

小澤監督の代表作『無頼』を当時、見ておりません。

日活は鈴木清順監督と対談したご縁で、パーティでご一緒したり、飲みに行ったりのお付き合いでした。

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『無頼』見てみましょう。

各映画会社の予告編を、年代別、ジャンル別に見れるサイトは無いのですか?『無頼』の予告を見れば、雰囲気は判ります。

予告編は、助監督時代に担当するとお聞きしたことがあります。予告編、面白いですよ。

書籍購入はこちらです。

菊地敦己 2020

会期 4月8日~5月20 日

会場 クリエイションギャラリーG8

公益社団法人日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)は、毎年、年鑑『Graphic Design in Japan』出品作品の中から、最も優れた作品とその制作者に対して亀倉雄策賞が贈られます。

今年は菊地敦己氏のブックデザイン『野蛮と洗練 加守田章二の陶芸』に決定しました。(ホーム解説文より抜粋)

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会場内が混みあう場合は、入場制限があります。

世界中のコロナと自らの命をかけて闘っておられる医療従事者の皆様に、深く頭を下げさせて頂きます。

 

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