Seiichi Hayashi Art world

第19回アックスマンガ新人賞発表

某月、アックス編集部に於いて、新人賞の選考会が開かれました。

現在も応募作が200作品ほど来るそうですから、巷の漫画表現情熱はいまだ冷めやらぬ状態です。

表紙-1

まだ新人賞に輝く作品は生まれておりませんが、今年も『佳作賞』にとどく作品があります。

見開き-2

昨年の夏、我が国で漫画表現を続けておられる各国の作家のフェスティバルにお招き頂き、討論会を開かせて頂きました。

その作家の方に、「何故、日本で漫画を描こうと思われたのですか?」と訊ねると、「妻が日本人だから」との答えが返って来ました。

妻が日本人ということで、20年間、我が国で漫画を描き、出版されている方が居られます。

受賞者-3

そこで『アックス』は、トランプ現象とは反対の異文化受容と言うことで、イギリスの方に佳作賞を差し上げました。

また今年も、各国の作家によるフェスティバルが開かれるそうですから、編集部も取材を試みられては如何でせうか。

保護貿易と言えども、世界の国々は貿易せざるをえません。

詳しくは『アックス』ホームまで。

 

 

イラストレーター 安西水丸展

期間 4月28日(金)~6月25日

会場 仙台文学館

チラシ-1

水丸さんも亡くなられたのですね。早すぎます。

赤瀬川さんや嵐山さん等と、「軽井沢へテニスギャルを見に行く」団体旅行は、楽しかったですね。良い思い出です。

 嵐山氏の講演があります。また水丸さんは、漫画雑誌『ガロ』に漫画を描きましたから、渡部誠一郎氏の『ガロ』での作品の話もあります。

面白い講演です。

 

 

NHK「小さな旅 松本隆が歩く新宿」

放映日 本放送:4月16日(日)午前8:00~〈北海道、静岡を除く中部、九州沖縄〉以外の全国

再放送①:4月17日(月)午前11:05~〈関東〉以外の全国

再放送②:4月22日(土)午前5:15~〈全国〉

松本隆さんがアルバムのジャケットに私が描いた「ゆでめん」工場や、当時の新宿三越裏にあり、学生達に人気があった喫茶店『青蛾』を訪ねます。

ゆでめん工場跡には、聖地巡礼で訪れる音楽ファンが多く、「はっぴいえんど」とアルバムの解説文が掲げてあります。

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茶房『青蛾』は、編集者高野氏に連れられ入った喫茶店で、店内はランプが灯り、壁には季節ごとに夢二の版画が飾られておりました。

ここで松本隆さんと、「はっぴいえんど」のレコードジャケットの打ち合わせをいたしました。

右端の青蛾の建物。黄色円で囲ってあります二階で、私は昼寝を楽しんでおりました。

チラシ-2

しかし茶房『青蛾』は、80年代のバブル地上げで立ち退きを迫られ、五味さんは住まいのある東中野へと茶房『青蛾』を移され、現在はお嬢様が引き継がれて今月7日に再開いたしました。

番組詳細はここです。

「清順さんの思い出を語る夕べ」②

昨日、ひかりのうまで、映画監督鈴木清順さんを偲び、多くの関係者が集まりました。

発起人である高野さんの献杯の音頭で幕が開きました。

高野さん、老けないですよね。若さを維持しております。

高野-1

山根さんが、外国での清順ファンの集いの、思い出を語ります。
山根さんは空気にふれ、酸化しているのが判ります。まぁ、形ある物、皆、土に帰るではありませんが、劣化度が順調に進んでいるなと思います。

山根-2

上野さんの清順さんの思い出です。上野さんも酸化、劣化、錆付き度が判りやすいです。
ただ、学生時代のアイス・ホッケーの体験が骨組み部分の強度へと繋がっておりますから、劣化度の進み具合が普通の人より遅い事は事実です。

上野-3

つげ忠男さんも、酸化度が激しいとこぼしておられ、錆落しの妙薬は無いかと訊ねておられました。

つげ-4

晩年の清順さんを支えた監督の口から、部屋の中に米を撒き、雀が食べに来るのを楽しみにしていた清順さんの姿が浮かび上がりました。この年頃は劣化度が味として楽しめるところが、ちょっとずるいですね。
監督の新作が七月に封切られるそうです。楽しみに待ちましょう。

監督-5ー

漫画家、うらたさんですが、まだ酸化の兆候は見えません。コエンザイムを飲んでいらっしゃるのでせうか。

うらた-6

今回もなが子さんの姿がありました。
酸化度は、皆様の見た目診断にお任せ致します。

なが-7

ひかりのうまでラーメンを食べると皆様にお約束しましたが、ラーメンを作る方が骨折し、現在療養中でラーメンを食べる事が出来ませんでした。残念。

食べ物-8

あっという間に時間が過ぎ、世界で最も独創的な天才監督、鈴木清順さんのご冥福を祈りながら幕を閉じました。
これで素直に帰れば良いのですが、上野氏、原マスミ少年と一緒に酒を求めて夜の街へと歩き出しました。

桜は野に置けと言いますが、ナジャの店内にはソメイヨシノが満開です。
桜が咲いたら酒が飲めるぞー、酒が飲める飲めるぞー、酒が飲めるぞー。

さくら-9

二日酔いです。

新文芸座で『追悼 鈴木清順』が4月23日から始まります。

詳しくは新文芸座ホームで。

チラシ-10

 

「清順さんの思い出を語る夕べ」

日時 4月10日 6時半~9時

会場 ひかりのうま

鈴木清順さんがお亡くなりになったので、十数人で集まり、清順さんの思い出を語り合う会を開きます。

「ひかりのうま」のホームを覗くと貸切となっておりますから、関係者以外は入ることが出来ないのかもしれません。

清順さんとは60年代に『ガロ』で対談し、70年代に映画塾のような処で清順さん、加藤泰さんと私で、講演を致しました。

皆-2

その講演会場で『八月の濡れた砂』の藤田敏八監督とすれ違い、今時の東大卒の人は肌を焼いて、首からペンダントを下げているのだと感心したのを覚えております。

写真であらためて清順さんを見ると、腕が太いですね。ライザップへ行ってたのですかね。

キネマ-1

『キネマ旬報』も、清順さんの追悼号です。

それからテレビへの出演を誘われ、俳優の藤竜也さんとご一緒させて頂きました。

収録後、横浜中華街で食事をしましたが、ここへ『けんかえれじい』で高橋英樹さんと共演していた青年が見えられ、彼は映画が好きで毎日、日活の調布スタジオに遊びに来ていたから、役者として使ってみたと話した。清順さんの役者選びは面白いです。

80年代後半には、沢田研二主演の『夢二』で話があると電話を頂きました。

「ひかりのうま」のメニューに中華そばがあります。これを食べてみようかなと思っております。

 

「椿会展2017 – 初心 -」

期間 4月4日(火)~5月28日(日)

会場 資生堂ギャラリー 入場無料

初心-2のコピー

第七次椿会は、2013年に赤瀬川原平、畠山直哉、内藤礼、伊藤存、青木陵子の5名で結成されました。第七次椿会最後としてひとつの区切りを迎える今回の展示、ぜひご期待下さい。

 

新資料から見る谷崎潤一郎―創作ノート、日記を中心にして。

会期 4月10日~6月10日

会場 日本近代文学館

 

没後50年記念しての開催とありますから、谷崎さんが亡くなってからそれほど経っていないのですね。

柳原白蓮さんの死亡記事は記憶に在りますが、谷崎さんの死亡記事は記憶にありません。

高度経済成長期で東京オリンピックが開かれるわ、東海道新幹線が走るわ、学生運動が盛んになりつつあるわ、ベトナム戦争はあるわ、ビートルズが来日して武道館でコンサートを開くことへの賛否両論が喧しいわ、岡本太郎デザインの「アートシアターギルド」が開館するわ、ミニスカートのツイッギーが来日するわ、三島由紀夫が盾の会を結成するわ、カーソンの『沈黙の春』が出るわ、新聞が自動車優先の道路計画に「道は誰のもの」のキャンペーンをはるわ、長い間、悪いとされてきたマスターベーションが体に悪くないとの結論が出るわ等々、六十年代は騒乱の時代でしたから、死亡記事が霞んでしまったのでしょうか。晩年の日記に興味ありますね。63年までですけど、あの頃の日本をどの様に見ていたのでしょうか。

チラシ-1

七十年代、巨匠作家の谷崎文学への短い評論があります。とても面白いです。

坂東玉三郎監督の『外科室』で、振袖の三姉妹をツツジが咲く庭を歩かせている場面があり、玉三郎さんは谷崎作品を撮れるのではないかと思ったことがあります。

 

仙台へ行って参りました②

オリンピックをひかえて多様な言語で育った人々が来日しますので、言葉ではなく図で伝える事の重要性が増しておりますが、「うなぎ」の「う」もそうですが、「ゆ」も文字でありながら図として私達に意味を伝えております。

湯-6

「ゆ」の文字で、お風呂に入りたくなりますよね。

夜の会食ですが、器も私達に食の喜びを伝えて、場を豊かに演出します。

綺麗ですよね。

日本の食卓の意匠性は「箸」から始まり「箸置き」や小皿に小鉢など、多様な食器類と盛り付けで、私達の食欲をくすぐります。

料理-7

会食が済みますと、カラオケが始まりました。

歌う場所は蔵を改造した部屋で、天井の梁も中々ですし、音響も素晴らしいです。

天井-8

外は来仙では珍しく、雪が舞い始めました。

追いかけて、追いかけてー、雪国―です。

室内-9

昨年の暮れから、カラオケ漬けになっております。

翌日、雪は上がっておりましたが、旅館の庭に残る雪が北国の旅情を伝えます。

思い出作りの旅行でせうか、若いカップルが浴衣を着て手をつなぎ、館内を見て回る姿が微笑ましいです。お幸せに・・・。

雪-10

旅館『佐勘』のホームです。

昨夜、自閉症児のドキュメンタリー番組を拝見しました。

言葉とは、言語のヒエラルキーとは、喋れないと劣った者と見做す人間社会とは・・・色々考えさせる番組でした。

見ていて涙が溢れました。

 

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