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桑原茂夫個人誌『月あかり』

小説家で同人誌に書いておられる方は多いでしょうが、個人誌を出しておられる方はおりますかね。

詩人は谷川さんを除けば、多くの詩人は自費で作品集を出された経験があるのではないでしょうか。売れる売れないと言えば詩人の本は後者ですから・・・・。

でも詩人は、お金持ちが多いです。

外国では、個人誌を出している作家は多いのではないでしょうか。本という形に纏める作業は面白い仕事ではないかと思います。

ゲーテさんも最初の本は自費出版ですよね。

表紙-1

今回の『オトーサン・シリーズ』は戦争体験作家、大岡昇平さんです。

大岡さんで記憶に残っているのは、人肉を食べたのではないかと疑念がわくところと、戦場で敵の弾に当たって死ぬ兵士は少なく、ほとんどが味方の弾に当たって死ぬと発言されたことです。

誤爆が多かったことは、軍隊の訓練がまだ稚拙な段階にあったのか、我が国には徴兵制があったが、広く国民からの徴兵ですから、全国的にバラつきがあったのではないのでしょうか。

YouTubeに、実弾の訓練中にポトッと後ろに手榴弾を落してしまう訓練兵の画像があります。教官が慌てて訓練兵を落ちた手榴弾から遠くへと軍服を引っ張って一緒に走ります。笑ってはいけません。教官も命がけです。

運動神経の発達した若者も居れば鈍い若者も居ます。兵士にばらつきがあるのは、どの国も同じです。

教訓、戦場では、弾は前から飛んでくるものだけでは無く、背後からも飛んでくるもの。

確か大岡さんは、文化勲章を辞退されております。辞退の理由が「敵に捕まった人間が、勲章をもらう資格は無い」と言う事だったと思います。

そのような日本人が居られたのです。戦争は現場でおきていると、何時の時代も変わらない若者の叫びです。

詳しくは桑原さんのホームへ。

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