- 2019-03-15 (金) 14:49
- お知らせ
もう『風紋』の前を通っても、灯りがついておりません。でも、若い方々で復活なんてあるかもしれませんよね、山本さん。山本さんの『DAY ART』風紋と太宰治の特集です。
60年代の『風紋』は、新聞に出版界、演劇に映画やテレビ界など、多くの業界人を集め賑わっておりました。
私達若者は、上野昂志氏にゲンちゃんこと作家、長谷川四郎氏の息子さんの元吉氏に京都『徳正寺』の章子さんや日本画家で文化勲章受章者の秋野不矩氏の息子さん等氏らと隅で呑んでいた時代でした。
閉店の日の『風紋』は凄かったですね。新聞に記事が出ましたから、こんなに関係者が多かったのかと驚くほどの人々が詰めかけ、毎日、顔を出していた坪内さんが入れないほどで、近くの寿司屋で私も含めて席が空くのを待つほどでした。
『風紋』のママ、林聖子さんのお父様は、画家の林倭衛氏です。1919年の第6回二科展に大杉栄氏を描いた『出獄の日のO氏』を出品、警視庁から撤去を命ぜられ、その事が話題になり広く名が知れ渡ります。太宰治氏も林さんをモデルにした短編を書き、聖子ママも書かれておりますから、親子で太宰治氏の作品になっているのではないですか山本さん。
林倭衛氏の個展が『不忍画廊』で開かれております。
力を抜いた、中々良い絵です。明日16日までです。御覧になって下さい。
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