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末井昭著『生きる』

末井さんの生い立ちから現在までの人生を綴った本です。

末井さんはイジメられっ子だったのですね。現在の末井さんを見ていると、そうは見えませんが。

一度、末井さんから、ポルノエッセイを頼まれたことがあります。まぁ、ポルノ小説と言うのは難しいです。読む人をムラムラさせなければいけません。単純ですが、これが難しい。

以前、久住さんと、男性の好みのポルノを二つに区分けしたことがあります。一つは物語派で、もう一つは反物語派です。

物語派はストーリーに興奮するタイプです。父と娘や、谷崎さんが書いたような息子の嫁と父とか、フーコーが書いた『性の歴史』では、古代では許されていた母と息子の近親相姦は、母と息子のポルノの古典でしょう。

それに昔から有る同性愛も含まれますから、多様なカップルの性愛模様が考えられます。

反物語派は、女性を前に砂場で夢中で遊ぶ男の子の様に、指で広げ、形状を観察したり、器具で女性の反応を調べたり、自然科学者のように飽きもせず実験を繰り返すのから、グループ・セックスまでです。女体探検派ですかね。

確か100人の男女のポルノ映画というのがありましたね。100人ですから、パリのクレージー・ホースのレビューか、ライン・ダンスの様でした。

あなたはどちら派ですか。

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パチンコの話しが出て来ますが、大体、賭け事と言うのは、最初にちょっと儲かるのですね。何でか判りませんが不思議です。その僅かな儲けが大きな夢を膨らませて、ズルズル引き込まれて行きます。

小説家色川武大の別名、阿佐田哲也さんの小説に、夜な夜な賭場に集まる銀行員や老婆を描いた作品があります。賭け事が好きな人々が、夜どうし賭けに熱中し、白々と明ける朝方、銘々が家路につくのですが、不思議な読後感を味わいました。

人間は不思議な生き物ですね。

本を手に取りたい方はこちらです。

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