某日、練馬の小料理屋『まつい』にて、『つげ義春特集』の座談が開かれました。
弟さんのつげ忠男さんも出席する予定でしたが、雑誌の取材で欠席となりました。
子供の頃のつげ義春さんについてお話を聞きたかったのに残念です。
出席作家の中で一番の古株、池上氏を囲み、つげ氏の作品に花が咲きましたし、つげ氏の作品の特徴であるコマ絵の変化について鋭い洞察がなされました。
池上氏と私は、六十年代に会い、朝方まで新宿で呑んだ記憶が在ります。池上氏と私は同い年だそうです。
最初に合った時から、僕は長生きしないと口癖のように言ってました。その後の小学館の帝国ホテルでの忘年会でお会いした時も、もう体がボロボロで駄目だーと奥様に襟首を捕まれ、歩いておりました。もう死ぬ、もう死ぬはやなせたかし氏の晩年の口癖ですが、池上氏も同じなのでしょうか。色っぽい池上氏が描くアジア青年像は、誰がモデルか。美味しそうな青年のお尻になぜこだわるのか、話は尽きません。
写真は『アックス』編集長の手塚氏です。アップに耐えております。
じーと見ていると、皺、シミ等が増える、そのような画像ソフトを使ってはおりません。
浅川氏です。昨年の外国漫画フェアーの時、以来です。
作家発言の時代や諸々の注訳に目を光らせております。
加齢に誤嚥性肺炎などがあるらしく、時々喉を鍛えないと駄目だそうで、カラオケへやって来ました。
浅川氏が選ぶ歌は独特で、画面の歌詞にあるようなわき腹がムズムズするような内容が多いです。
奥さん、浅川氏は歌詞にあるような男ですか?えっ、損というより大損する性質の男ですか。納得しました。
浅川さん、帰れましたかー。
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Comments:1
- 浅川 17-11-06 (月) 2:28
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今頃気づいてスミマセン…帰れました!