支倉常長さん一行、遣欧使節団がキューバ、メキシコの地に降り立って昨年は400年にあたります。それを記念してキューバ・メキシコで個展を開きました。
『トラディショナル・モダンな日本美術 林静一の美人画展』です。
今日は『ビクトル・ユーゴーの家』で講演です。
大使夫人も見えられ、ハバナ大学の日本文化の重鎮も見え、緊張する私です。
芦田さんの意見で、美人画に絞った日本美術の話しを致しました。また、立って描きながらのトークをお願いされました。
私も、座っているより歩きながらのトークの方がやり易いです。
黄色円で囲った、正木美術評論家のポーズが決まっております。
芦田さんも決まっております。通訳は矢作教授がメキシコへ帰られ、お父様が在日キューバ大使を務められ、麻布生まれの麻布育ち、イケメンのホルヘ・ゲッラさんに変わりました。
講演は江戸浮世絵からの流れで、近代に入り『卓上芸術論』などがある鏑木清方さんや伊東深水さんなどを、画像を投影しながらお話しました。
また、人物画の顔の向きについて、現在のテレビ・ニュースなどで広く受け入れられている、キャスター達の正面顔や、皆様がアルバムに集め、ためておられる家族、友人達の正面顔写真など、現代の特徴もお話し致しました。
私のシャツに気づかれました。
開会式の日にネクタイを締めて行きましたところ、ホルヘさんにもっと涼しい正装「グァイアベラ」がキューバにあると教えられました。
「早く言ってよー」ですね。正木美術評論家も知りながら黙っていたのですから、ほんとに油断出来ません。
早速、繁華街の洋品店で買い求めました。似合いますか。
現在はデジタルで持ち運び、プロジェクターで投影することが出来るので、私のコマーシャル作品やアート・フィルムもご覧頂きました。動く映像も観られる便利な時代です。
これですと、パフォーマンスや演劇、舞踏なども講演しやすいですが、それは3D、立体再現の方が良いでしょうね。地唄舞の武原はんさんや現代舞踏の土方さんの踊りを止めてですね、この手の向きが次の動きに繋がるなどと、隣に立って解説、評論が出来ます。いつか、その様な時代が来るでしょう。
会場の皆様に『ロッテ小梅』をお配りして、目と耳、口へと五感で感じる講演に致しました。
キューバの方々は日本が好きです。座頭市などファンが多いと聞きます。飴を手にする時の恥じらいが、日本、アジアと似ており、愛おしくなります。
質疑応答です。皆さんの顔を暈さず出してしまい失礼しました。
ここでも私が武士に見えるとの、感想を頂きました。
講演が終わり一階の広間で、ドリンクとお菓子付のパーティーが開かれ、親しみのこもった会話がなされました。
まだ外は、日が高いですね。
キューバの皆様、ご清聴ありがとう御座いました。
NHK番組『視点・論点』 『『伝統の美人画』中南米を行く』です。
ノーリッジで行いましたトークイベントの英訳が、米国のThe Comics Journalに載っております。
ハバナ個展の記事です。
Habana(ハバナ歴史事務所)の’Habana Patrimonio’の記事です。
Cuba Contemporánea の記事です。
Habana Times の記事です。
Radio Musical Nacional,の記事です。
Radio Rebeldeの記事です。
キューバの日系の方々のサイト、CUBANO NIKKEI の記事です。
Cuba Cooperation France の記事です。講演の様子ですが私、暑さでボロボロになっております。
Habana Culturalの記事です。洋装のこの絵が人気です。後ろの椰子の木がキューバの方々の心を捉えたのでしょうか。
メキシコでの個展です。
主催のベラクルス州立大学の新聞の記事です。
AGN VERACRUZ Periodismo puntal y con sentidoの記事です。
Organización Editorial Mexicana社の’El Sol de Leon’の記事です。
lado.mxの記事です。
‘DIARIO A・Z XALAPA VERACRUZの一回目の記事です。
‘DIARIO A・Z XALAPA VERACRUZの二回目の記事です。
EL HERALDO DE VERACRUZ’からの記事です。
‘Oye Veracruz CULTURA’からの記事です。
La noticia en caliente’からの記事です。
‘PUNTO Y APARTE’からの記事です。
‘la veracon’からの記事です。
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