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ソール・スタインバーグ シニカルな現実世界の変換の試み

会期 12月10日(金)~2022年03月12日(土)

会場 ギンザ・グラフィック・ギャラリー

ソール・スタインバーグ シニカルな現実世界の変換の試み | ギンザ・グラフィック・ギャラリー (dnpfcp.jp)

 

アメリカでもっとも愛された芸術家の一人、ソール・スタインバーグ(1914—1999)の逝去から22年。スタインバーグの名前は日本でもおなじみですが、今もっとも再発見、再評価を必要としている芸術家です。

 

チラシ-1

 

今回、日本初の大々的な個展となる本展では、ニューヨークのソール・スタインバーグ財団よりご寄贈いただいたポスター、リトグラフ、エッチング、木版画など62点、和田誠事務所よりご寄贈とお貸出しいただいた7点のポスター、フランスのマーグ画廊の作品集5冊、さらに、ドローイングを中心とした代表作の複製作品などを含む、合計約280点の作品を一堂にご覧いただきます。

本展の監修をいただいた矢萩喜從郎氏曰く、「スタインバーグのドローイングを見せられたほとんどの人が、有り得る筈がない情景、と最初笑って反応したとしても、すぐに戸惑い、思考が停止し、宙吊りにされてしまう」。ぜひこの感覚を、会場の作品に直接対面して、ご体験ください。(ホーム紹介文より抜粋)

 

古谷三敏さんがお亡くなりになりました。

古谷さんとは、旧満州引き揚げ者として、ご一緒に中国各地を巡りました。

バスで巡る事が多かったのですが、隣の席にご一緒する機会が多く、初対面ですが、私の師匠、月岡氏と手塚治虫さんの同期の弟子であった事から、月岡氏の弟子である私にも気さくに話をして頂き、中国バス旅行が楽しいものになりました。

バス旅行の最中、何処までも続く麦畑を見ながら、この麦畑でホームレスとして暮らしたいなどと呟きますから、麦畑の中に建つ農家から「おまえに食わすタンメンは無い」と言われてしまいますよと私が答えて、二人で笑った事もありました。

また、私の通うバーにお連れして、「あの、『ダメおやじ』の古谷さん」とママに紹介すると、「ダメおやじの古谷さんと言う紹介は止めて欲しい」と苦言を呈され、「今は『レモン・ハート』の古谷です」と修正されたのを記憶しております

中国から戻り、飛行場内の飲食店で何時までも酒を飲み、どぶに捨てても良いようなダジャレを言い合い、別れの時間が迫ると渋々、腰を上げ、別れがたい思いで電車に乗り込みました。

何でこんなに気が合うのか、いまだに理由が判りません。きっと古谷さんと親しかった人は皆、そう思っていると思います。

古谷さん、寂しいです。あの世で元気にお暮らし下さい。

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