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2017-09

アックス座談会

某日、練馬の小料理屋『まつい』にて、『つげ義春特集』の座談が開かれました。

弟さんのつげ忠男さんも出席する予定でしたが、雑誌の取材で欠席となりました。

まつい-1

子供の頃のつげ義春さんについてお話を聞きたかったのに残念です。

出席作家の中で一番の古株、池上氏を囲み、つげ氏の作品に花が咲きましたし、つげ氏の作品の特徴であるコマ絵の変化について鋭い洞察がなされました。

池上氏と私は、六十年代に会い、朝方まで新宿で呑んだ記憶が在ります。池上氏と私は同い年だそうです。

南-2

最初に合った時から、僕は長生きしないと口癖のように言ってました。その後の小学館の帝国ホテルでの忘年会でお会いした時も、もう体がボロボロで駄目だーと奥様に襟首を捕まれ、歩いておりました。もう死ぬ、もう死ぬはやなせたかし氏の晩年の口癖ですが、池上氏も同じなのでしょうか。色っぽい池上氏が描くアジア青年像は、誰がモデルか。美味しそうな青年のお尻になぜこだわるのか、話は尽きません。

手塚-3

写真は『アックス』編集長の手塚氏です。アップに耐えております。

じーと見ていると、皺、シミ等が増える、そのような画像ソフトを使ってはおりません。

浅川-4

浅川氏です。昨年の外国漫画フェアーの時、以来です。

作家発言の時代や諸々の注訳に目を光らせております。

加齢に誤嚥性肺炎などがあるらしく、時々喉を鍛えないと駄目だそうで、カラオケへやって来ました。

カラオケ-5

浅川氏が選ぶ歌は独特で、画面の歌詞にあるようなわき腹がムズムズするような内容が多いです。

奥さん、浅川氏は歌詞にあるような男ですか?えっ、損というより大損する性質の男ですか。納得しました。

浅川さん、帰れましたかー。

 

「漱石・芥川・太宰から現代作家まで―近代文学、再発見!」展

期間 9月23日-11月25日

会場 日本近代文学館

漱石山房の交流から芥川龍之介へ、さらにその芥川の死に衝撃を受けた若き日の太宰治へ、という具合に、点在する資料が一本の線に繋がって見えてきます。

チラシ-1

今、人生100年時代が幕を開けようとしております。長い老人時代を生きなければならない私達に、人生50年と言われた時代を生きた人々の思いを考える時間はたっぷりあります。成熟した文学論や絵画、音楽、演劇、映画、漫画論が求められる時代になりました。

芥川龍之介が自殺前に感じていた「漠然とした不安」は、現在も私達の心の中にあるのではないでしょうか。

『戦争を行きぬいた18人の語り部展』

期間 9月26日~12月27日

会場 平和祈念展示資料館 企画展示コーナー

今回の企画展では、元兵士、抑留体験者、引揚体験者である当資料館の語り部に焦点を当て、戦争が終わってからも苦しくつらい体験をした彼らの想いを資料や映像とともに紹介します。

語り部-1

特別展示「マンガで描いた抑留・引揚げのガマン 」

期間 平成29年9月21日(木)~27日(水)

会場 九段生涯学習館 2階 九段ギャラリー

 

特別展示のチラシにある絵は、漫画家上田トシコさんの手になるものです。

私位の年齢の方ですと、上田さんの作品『フィチンさん』を読んだ記憶があると思います。

この作品は、日本漫画作品史上初の中国人が主人公の漫画です。確かお父様は戦犯として処刑されたと読んだ記憶が在りますが、ネットにはその記述はありません。

マンガ-2

上田さんはモダンな方で、トレンチコートが似合います。私が今までお会いした日本女性の方でトレンチが似合うのは、上田さんとスイス銀行に勤めていらした方、このお二人だけです。

 

青林工藝舎株主総会

某日、青林工藝舎本社におきまして株主総会が開かれました。

南-1

株主への配当を巡って、各地から多くの株主がつめかけました。

金平-2

景気はいっこうに良くならず、不況産業の出版はどこも大変です。

編集者-3

金持ち出版社が毎日していること、と言った本は売れるだろうかとか・・。総会はあーだ、こーだともめて総会らしくなってきます。

若い-4

まぁ、でも皆さん1と2の区別はつく程度の数字に弱い人ばかりですから、あまり場が暗くなりません。こんな絶望的な決算書を前に笑いが起こったりしますから、居合わせた会計士の先生も首を傾げておりました。

会計士-5

フランスでは漫画本を自分の出版社から出す漫画家が居りますから、若い漫画家も株主になり、出版から漫画を考える事は新しい試みです。

アックス-6

漫画雑誌『アックス』ホームです。

篠原有司男展 ギュウちゃん、“前衛の道”爆走60年

期間 9月16日(土曜)~11月5日

会場 刈谷市美術館

ボクシング・ペインティング、オートバイ彫刻、ド派手な巨大絵画などで知られる“ギュウちゃん”こと、篠原有司男(1932年生まれ)。1950年代後半から美術の枠を打ち破る問題作を次々と発表し、69年に渡米。以来、ニューヨークを拠点にエネルギッシュな創作活動を続けております。

チラシ-1

篠原さんのボクシング・ペインティングの実演があります。また、子供達に体験してもらうボクシング・ペインティングもあります。若い人の書道がボクシング・ペイントに近いですから、子供達に受けるかもしれません。

私は段ボールのオートバイの次に70年代、街を走ると子供達が騒いだスーパーカー、ランボルギーニ・カウンタックLP500を段ボールで作って頂きたいです。

キューバ・メキシコ交流400年記念個展開催55

支倉常長さん一行、遣欧使節団がキューバ、メキシコの地に降り立って4年前は400年にあたります。それを記念してキューバ・メキシコで個展を開きました。

『トラディショナル・モダンな日本美術 林静一の美人画展』です。

タイトル-1

メキシコで凄い地震がありました。矢作さんに問い合わせたところ、ハラパは震源から離れておりますから、奥様も千菜ちゃんも無事だそうです。それより日本は、北朝鮮からミサイルが飛んで来るけど大丈夫かと訊ねられました。

被災された方々の安全を願っております。

描く-2

コアテペックのレストラン『EL TIO YEYO’(ジェジョ叔父さん)』は揺れましたかね。この店の壁面に記念に言葉を残す壁が在ります。

以前、万里の長城に行きましたところ、あの石の壁に記念の名前が無数に掘ってありました。世界遺産だろうがここへ来た証が欲しいのですかね。登り口に芳名帳などを置くか、ノート・パソコンを置いて、そこへタブレット・ペンで書き込みし、万里の長城の石垣にはめ込むようにして見れるようにすれば、家へ帰ってもみられ、良いのではと思いますが、生落書きは止みそうにもないでしょう。

ホクロ-3

私のサインの女性にホクロを入れました。いつ頃なのですか貴婦人達に付けボクロが流行ったのは、今は流行らないのですかね。

奥様-4

笹井さんもサインをします。『EL TIO YEYO’(ジェジョ叔父さん)』に行かれたら、あなたもサインしては如何ですか。日本語のサインが無かったように思います。

奥村裕之氏スタジオ-5

奥村スタジオです。彫刻家の方は人里離れたところにアトリエを構えます。御覧の様に大きな画材と言って宜しいのでしょうか、石が置いてあります。これをノミなどで割り、削り作品に仕上げて行きますから、街中では騒音などの問題をおこしますからやはり、人里離れた場所にアトリエを構えるしかありません。

ワンちゃんが居ます。可愛いですよ、部屋には入って来ません。

小物-6

奥村さんの作品です。私は高村光太郎の木彫『胡桃』などに心惹かれますから、小さい作品は好きです。林家の墓の上の部分がまだ無く、それを奥村さんの作品でとも閃いたのですが・・・・・。

三人-7

奥村夫妻と私の記念撮影です。この奥村スタジオの全景を撮影するのを忘れました。このスタジオは奥村さんの手作りなのです。日本では工務店や住宅会社に家を建てるのを任せますが、こちらでは手作りが多いのです。

「メキシカン・ロック GOGO GOGO」。

 

NHK番組『視点・論点』 『『伝統の美人画』中南米を行く』です。

ノーリッジで行いましたトークイベントの英訳が、米国のThe Comics Journalに載っております。

ハバナ個展の記事です。

Habana(ハバナ歴史事務所)の’Habana Patrimonial’の記事です。

Cuba Contemporaneity の記事です。

Habana Times の記事です。

Radio Musical Nacional,の記事です。

Radio Rebelledの記事です。

キューバの日系の方々のサイト、CUBANO NIKKEI の記事です。

Cuba Cooperation France の記事です。講演の様子ですが私、暑さでボロボロになっております。

Habana Culturalの記事です。洋装のこの絵が人気です。後ろの椰子の木がキューバの方々の心を捉えたのでしょうか。

メキシコでの個展です。

主催のベラクルス州立大学の新聞の記事です。

AGN VERACRUZ Periodismo puntal y con sentidoの記事です。

Organización Editorial Mexicana社の’El Sol de Leon’の記事です。

lado.mxの記事です。

‘DIARIO A・Z XALAPA VERACRUZの一回目の記事です。

‘DIARIO A・Z XALAPA VERACRUZの二回目の記事です。

EL HERALDO DE VERACRUZ’からの記事です。

‘Oye Veracruz CULTURA’からの記事です。

La noticia en caliente’からの記事です。

‘PUNTO Y APARTE’からの記事です。

‘la veracon’からの記事です。

キューバ・メキシコ交流400年記念個展開催54

支倉常長さん一行、遣欧使節団がキューバ、メキシコの地に降り立って4年前は400年にあたります。それを記念してキューバ・メキシコで個展を開きました。

『トラディショナル・モダンな日本美術 林静一の美人画展』です。

タイトル-1

この位置からは見えませんが、奥に教会が在ります。キリスト像が到着し、新たな儀式が始まっております。

思い思いに座って、儀式を見守っております皆さんです。

教会-2

さて私達は、コアテペックのレストランEL TIO YEYO’(ジェジョ叔父さん)』で早い夕食をとります。コアテペックへ行かれた方でしたら、ご存知の店でせう。

エル・ティオ-3

この店は川魚料理が有名で、特にニジマス料理がお薦めです。川魚だけを食べさす店というのは、日本に在りますかね。

奥村さんは意外と、カメラポーズをとるひょうきんな方なのですね。

奥村夫妻ですが、奥様の笹井さんは半年は日本の大学で教鞭をとり、残りの半年をメキシコの奥村アトリエで過ごす生活をしておられます。ユニークな結婚生活を試みられております。

店内-4

海老の前菜が出て参りました。美味しかったです。

エビ-5

「メキシカン・ロック GOGO GOGO

 

NHK番組『視点・論点』 『『伝統の美人画』中南米を行く』です。

ノーリッジで行いましたトークイベントの英訳が、米国のThe Comics Journalに載っております。

ハバナ個展の記事です。

Habana(ハバナ歴史事務所)の’Habana Patrimonial’の記事です。

Cuba Contemporaneity の記事です。

Habana Times の記事です。

Radio Musical Nacional,の記事です。

Radio Rebelledの記事です。

キューバの日系の方々のサイト、CUBANO NIKKEI の記事です。

Cuba Cooperation France の記事です。講演の様子ですが私、暑さでボロボロになっております。

Habana Culturalの記事です。洋装のこの絵が人気です。後ろの椰子の木がキューバの方々の心を捉えたのでしょうか。

メキシコでの個展です。

主催のベラクルス州立大学の新聞の記事です。

AGN VERACRUZ Periodismo puntal y con sentidoの記事です。

Organización Editorial Mexicana社の’El Sol de Leon’の記事です。

lado.mxの記事です。

‘DIARIO A・Z XALAPA VERACRUZの一回目の記事です。

‘DIARIO A・Z XALAPA VERACRUZの二回目の記事です。

EL HERALDO DE VERACRUZ’からの記事です。

‘Oye Veracruz CULTURA’からの記事です。

La noticia en caliente’からの記事です。

‘PUNTO Y APARTE’からの記事です。

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キューバ・メキシコ交流400年記念個展開催53

支倉常長さん一行、遣欧使節団がキューバ、メキシコの地に降り立って4年前は400年にあたります。それを記念してキューバ・メキシコで個展を開きました。

『トラディショナル・モダンな日本美術 林静一の美人画展』です。

タイトル-1

コンサート・ホールの舞台へ上がって、指揮棒を振ってみました。一度は振ってみたいですね。

タクト-2

さて奥村夫人こと笹井さんが親しくしている方から、サント・マルコ・デ・レオンで村の教会の儀式が行われるからと誘われたそうで、皆で見学に参りました。

サント・マルコ-3

中央に葉に包まれたキリスト像が横たわっており、司祭が祈りを捧げております。

綺麗に飾り付けてあります。

儀式の詳細は聞き漏らしましたが、横で花火を打ち上げている中年の方が笹井さんに親しみを込めて話しており、どこか中年男性の姿が日本人と重なります。

キリスト-4

司祭の祈りが終わりますと、敬虔な信者が司祭の前に並び、多分、礼拝式の最後におこなわれるキリストの肉と血、パンと葡萄酒を頂いておるのではないかと思います。

礼拝-5

キリスト像をこれから教会へと運ぶのですが、中々担ぎ手が揃いません。司祭が見まわし担ぎ手を探しておりますから、遠く日本から見えられた客人にお願いしてみましょうかと言われそうで、慌てて目を伏せる正木さんと私です。

行列-6

キリスト像を担いで村人が歩き出しますが、若い人は遠巻きに儀式を眺めるだけで中々儀式に参加しようとしません。月日が経つと儀式をとり行うのが難しくなって、一時期の日本の祭りの様に消えてゆく運命にあるのでしょうか。

電柱-7

小さな山車が沢山、作られて置いてあったのですが写真には写っておりませんね。カラフルで日本の民芸品のような趣があり、素晴らし山車です・・・。

私たち以外にもカメラを持った方が居られます。マスコミの方ですかね。

電柱がひなびた日本の村祭りを思い起こさせ、胸がキュンとなりました。

 

「メキシカン・ロック GOGO GOGO」。

 

 

NHK番組『視点・論点』 『『伝統の美人画』中南米を行く』です。

ノーリッジで行いましたトークイベントの英訳が、米国のThe Comics Journalに載っております。

ハバナ個展の記事です。

Habana(ハバナ歴史事務所)の’Habana Patrimonial’の記事です。

Cuba Contemporaneity の記事です。

Habana Times の記事です。

Radio Musical Nacional,の記事です。

Radio Rebelledの記事です。

キューバの日系の方々のサイト、CUBANO NIKKEI の記事です。

Cuba Cooperation France の記事です。講演の様子ですが私、暑さでボロボロになっております。

Habana Culturalの記事です。洋装のこの絵が人気です。後ろの椰子の木がキューバの方々の心を捉えたのでしょうか。

メキシコでの個展です。

主催のベラクルス州立大学の新聞の記事です。

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