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2017-03

新資料から見る谷崎潤一郎―創作ノート、日記を中心にして。

会期 4月10日~6月10日

会場 日本近代文学館

 

没後50年記念しての開催とありますから、谷崎さんが亡くなってからそれほど経っていないのですね。

柳原白蓮さんの死亡記事は記憶に在りますが、谷崎さんの死亡記事は記憶にありません。

高度経済成長期で東京オリンピックが開かれるわ、東海道新幹線が走るわ、学生運動が盛んになりつつあるわ、ベトナム戦争はあるわ、ビートルズが来日して武道館でコンサートを開くことへの賛否両論が喧しいわ、岡本太郎デザインの「アートシアターギルド」が開館するわ、ミニスカートのツイッギーが来日するわ、三島由紀夫が盾の会を結成するわ、カーソンの『沈黙の春』が出るわ、新聞が自動車優先の道路計画に「道は誰のもの」のキャンペーンをはるわ、長い間、悪いとされてきたマスターベーションが体に悪くないとの結論が出るわ等々、六十年代は騒乱の時代でしたから、死亡記事が霞んでしまったのでしょうか。晩年の日記に興味ありますね。63年までですけど、あの頃の日本をどの様に見ていたのでしょうか。

チラシ-1

七十年代、巨匠作家の谷崎文学への短い評論があります。とても面白いです。

坂東玉三郎監督の『外科室』で、振袖の三姉妹をツツジが咲く庭を歩かせている場面があり、玉三郎さんは谷崎作品を撮れるのではないかと思ったことがあります。

 

仙台へ行って参りました②

オリンピックをひかえて多様な言語で育った人々が来日しますので、言葉ではなく図で伝える事の重要性が増しておりますが、「うなぎ」の「う」もそうですが、「ゆ」も文字でありながら図として私達に意味を伝えております。

湯-6

「ゆ」の文字で、お風呂に入りたくなりますよね。

夜の会食ですが、器も私達に食の喜びを伝えて、場を豊かに演出します。

綺麗ですよね。

日本の食卓の意匠性は「箸」から始まり「箸置き」や小皿に小鉢など、多様な食器類と盛り付けで、私達の食欲をくすぐります。

料理-7

会食が済みますと、カラオケが始まりました。

歌う場所は蔵を改造した部屋で、天井の梁も中々ですし、音響も素晴らしいです。

天井-8

外は来仙では珍しく、雪が舞い始めました。

追いかけて、追いかけてー、雪国―です。

室内-9

昨年の暮れから、カラオケ漬けになっております。

翌日、雪は上がっておりましたが、旅館の庭に残る雪が北国の旅情を伝えます。

思い出作りの旅行でせうか、若いカップルが浴衣を着て手をつなぎ、館内を見て回る姿が微笑ましいです。お幸せに・・・。

雪-10

旅館『佐勘』のホームです。

昨夜、自閉症児のドキュメンタリー番組を拝見しました。

言葉とは、言語のヒエラルキーとは、喋れないと劣った者と見做す人間社会とは・・・色々考えさせる番組でした。

見ていて涙が溢れました。

 

仙台へ行って参りました。

恒例の三全さんと大手広告代理店さんとの会食です。

店のご主人から大皿のフグ刺しを頂き、店の宣伝もせず申し訳ありません。

フグ刺しは今年、ファンの方からも送って頂きましたので、二度目となりました。

ホテル-1

翌日の朝食の目玉焼きですが、皆さんはまず黄身を崩して、卵白に絡めて食べますか?

それとも卵白を食べた後に黄身を食べますか、貴方はどちらですか?

目玉-2

さて翌日は、秋保温泉『佐勘』さんにお世話になりました。

室内を眺めますと、つくづく日本旅館のデザインの美しさに目が奪われます。

雛-3

若い頃に日本的な絵を描くと、若いのに年寄りの様だと御叱りを受けましたが、私が中国で生まれたせいか、日本的なものには古いものもありますが、デザインに関してはモダンなものとして目に映りますし、日常に在るものの多くがデザイン化されているのには驚かされます。抽象的デザインが多いのも特徴です。

お香-4

浴衣などのサイズなども、細かい気づかいが行き届いております。

浴衣-5

さて、浴衣に着替えて、ひと風呂浴びて来ますか・・・つづく。

 

メキシコから矢作さん来日②。

新宿南口「ひつじや」で皆さんと会食です。

羊肉は世界で広く食べられている食材です。素人判断ですが、中国では中華料理より羊肉料理の方が御馳走になるのではないでしょうか。

看板-1

これは餃子、ピロシキと同じですね。中に羊肉と卵が入っております。

肉と卵-7

骨付き肉でワイルドな食べ方が、肉食系女子には堪らないのではないでしょうか。

他にも水餃子風とか色々、羊肉の料理が楽しめますから、メニューを見て選んでみては如何でしょう。

肉-6

この後も場所を移して、男の子四人ではしゃぎました。

メキシコでの私の個展、今年もあるそうです。メキシコを再び訪れる日も近いですね。

皆-8

またテキーラが飲めると思いましたら、矢作さんからテキーラのお土産を頂きました。

テキーラ-9

暫くはテキーラとバラの日々です。有難う御座います。

メキシコから矢作さん来日。

先日、メキシコから造形作家の矢作さんが、福島の石を探しに見えられ、それではと正木さんと元岡本太郎美術館員で、現在は京都二条国際文化芸術交流会の仲野さんの四人で会食となりました。

看板-1

会食場所は「ひつじや」で、羊肉料理店です。

新宿の南口と言うより、皆さんの判断では代々木に近いそうです。

入り口の明かりが異国情緒たっぷりで、肉食系女子を誘っております。

ランプ-2

久しぶりの再会で、ビールで乾杯の正木、仲野氏です

乾杯-3

矢作氏と私です。

乾杯-4

料理が出て参りましたが、奥に写っているのが羊の生肉で、ニンニク、パクチを巻いて食べても美味しいと思います。

生肉-5

この後、続々と羊肉料理が出て参ります。店内は肉食系女性客で一杯です。

彼女と二人で是非、食べに行かれたら良いでしょう・・・・・つづく。

 

『アックス』新人賞選考会。

某日、青林工藝舎にて、恒例の新人賞選考会が開かれました。

家を出る時、今日は何が食べたいか考えるのですが、この日はハンバーグが無性に食べたくなりました。

子供が大きくなって、食卓にハンバーグがのることが無くなり、食べなくなって30年ほど経つのではないかと思います。本当に久しぶりのハンバーグです。

食べるなら浅草仲見世の『アリゾナ』辺りの、洋食屋さんのハンバーグが良いですね。

ハンバーグ-1

選考会は面白い方々が応募されていて、日本いや世界の漫画に一石を投じます。

難航の末に各賞が決まり、柿の葉寿司をつまみながら、業界の噂話に花が咲きます。

食事-2

東陽片岡さんが四谷に店を出したので、ご祝儀を兼ねてお伺い致しました。

漫画家でバーを経営するのは、私の知っている限りではバーテンダー協会の理事、古谷さんと東陽さんの二人ですね。

中々の店構えですよね。チェーン化はせず、この一店舗で堅実に経営なさるとのことです。

四谷-3

店内には出版社の方々が作家と共に見えられていて、中々の盛況ぶりです。

日替わりで若い女性達が顔を出すそうで、十数人を使っていらっしゃるとの事、ご立派です。

四谷-4

カラオケも最新の設備だそうで、しりあがり寿さんが機械の調子を見てみようと、マイクを手に取りました。

朝日新聞の夕刊に連載している四コマ漫画、『サザエさん』を目標に頑張っておられます。

しりあがり-5

カラオケの夜は更けて行きます・・・。

 

菓匠三全『萩の月』春編。

もう梅も桜も開花情報が聞こえてきます。

三全さんの『萩の月』、春編の登場です。

春編-1

春編2

吹く風の中に春を感じる季節です。

三全さんのホームです。

 

赤瀬川原平著『レンズの下の聖徳太子』

パスポートが切れていたので、更新手続きをしてまいりました。

一般ピープルがホイホイ外国へ行く時代に、手続きが明治時代ではないかと思うほど面倒です。スイカの様にはいかないのですね。

グローバル化の時代に国が消えかかっておりますから、トランプ氏のように国が一番と言いたいのは判りますが・・・・。

表紙-1

源平さんの本です。裁判記録が残っておりますから、裁判記録を元に戯曲にして世界で巡回公演すると良いです。

ビットコインの取引高も年々増えてきておりますから、紙幣のお金を相対化する日も近いでしょう。時代は止められません。火星への移住希望者が多いです。70年代にピンクレディが、「地球の暮らしに飽きたところよ」と唄っておりましたよね・・・違っておりましたっけ。

赤瀬川原平著『レンズの下の聖徳太子』手に取りたい方はこちらです。

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    林 静一が南伸房、水木しげるらと審査員を務める 青林工藝舎「ax(アックス)」のページ。
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