オリンピックをひかえて多様な言語で育った人々が来日しますので、言葉ではなく図で伝える事の重要性が増しておりますが、「うなぎ」の「う」もそうですが、「ゆ」も文字でありながら図として私達に意味を伝えております。
「ゆ」の文字で、お風呂に入りたくなりますよね。
夜の会食ですが、器も私達に食の喜びを伝えて、場を豊かに演出します。
綺麗ですよね。
日本の食卓の意匠性は「箸」から始まり「箸置き」や小皿に小鉢など、多様な食器類と盛り付けで、私達の食欲をくすぐります。
会食が済みますと、カラオケが始まりました。
歌う場所は蔵を改造した部屋で、天井の梁も中々ですし、音響も素晴らしいです。
外は来仙では珍しく、雪が舞い始めました。
追いかけて、追いかけてー、雪国―です。
昨年の暮れから、カラオケ漬けになっております。
翌日、雪は上がっておりましたが、旅館の庭に残る雪が北国の旅情を伝えます。
思い出作りの旅行でせうか、若いカップルが浴衣を着て手をつなぎ、館内を見て回る姿が微笑ましいです。お幸せに・・・。
旅館『佐勘』のホームです。
昨夜、自閉症児のドキュメンタリー番組を拝見しました。
言葉とは、言語のヒエラルキーとは、喋れないと劣った者と見做す人間社会とは・・・色々考えさせる番組でした。
見ていて涙が溢れました。
- Newer: 新資料から見る谷崎潤一郎―創作ノート、日記を中心にして。
- Older: 仙台へ行って参りました。