- 2016-09-27 (火) 11:00
- お知らせ
期間 9月27日(火) ~1月22日(日)
今回の企画展では、満州からの引揚者である岩田ツジ江さんが、絵と詩で綴った「満洲さよなら」と「おもいでのきろく」を紹介します。作品には詩が添えられており、特に女性や子どもの姿を中心とした引揚げの鮮明な記憶が描かれています。
尋常小学校を出て炭鉱に勤め、明治末期から戦後にいたる炭鉱の様子を墨や水彩で描いた山本作兵衛さんの炭鉱記録画が日本初のユネスコ記憶遺産に登録されましたが、文字で残す方ばかりに気を取られがちですが、絵や映像も重要ですよ。
もう一つ。
特別展示「収容所の日々 シベリア抑留を描く Vol.4 」
会期 10月4日(火)~10月10日(月・祝)
本絵画展では、様々な作者が描いた収容所の様子や、労働、食事など抑留者の体験に裏打ちされた事実を、主題別に展示します。
脱走を試みた日本兵が、仲間の兵士を殺し、その遺体から肉片を切り取り、逃走中の食料にしようとしましたが、ロシヤ兵に捕まり、遺体と共に連れ戻され、切り取られた肉片は一枚一枚並べて展示してあったと、シルクロード研究の大家は、シベリア抑留体験をNHKの番組で語っておりました。
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- 「絵と詩で綴る引揚げ-七十五日の旅記録-」 from Seiichi Hayashi Art world