もう少しで、今年も終わりですねー。逢いたく―て、恋しく―てと『雪國』の歌詞を口ずさむ季節になりました。年末スケジュールの幕が開きました。
各出版社の雑誌担当編集諸氏は、ロッカーに敷居込んだ一本鞭を取り出し、鹿皮の布で磨く事を始めたようです。噂によれば今年は、大学でSMサークルに在籍していた女子が、年末スケジュールがある出版業界で腕を揮いたいと就職されたようです。嵐呼ぶよな今年の年末です。
今月は深田晃司監督『さようなら』を取り上げました。
硬派な平田オリザ氏の原作です。平田氏の舞台にも登場しておりますが、大阪大学の石黒浩氏が開発しておりますアンドロイドのレオナが登場します。
石黒氏のロボットはテレビで御覧になった方も多いと思いますが、有名なのがマツコ・デラックスと同じ顔かたちのロボットです。
何故か私はレオナを見ていて、火星に取り残された探査ロボットを思い出し、皆、太陽電池で動く事から、ガラパゴス諸島に生息し、朝日が昇るのをじっと待つ、オオトカゲまでも脳裏に浮かべてしまい、これらのロボットと生き物が生きる世界を想像してしまいました。
キャタピラーの壊れた火星探査ロボットは、NASAが回収したのですか?
映画と平田氏の舞台、両方見られると、面白さは倍になるでせう。
手に取りたい方はキネマ旬報ホームまで。
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