- 2015-05-17 (日) 15:21
- お知らせ
先日、松山俊太郎さんの一周忌が行われ、多くの方々が参列致しました。
松山さんは、明治時代の茶人・松山吟松庵の孫として生まれ、ご両親はお医者さんです。
東京大学に入学し、文学部印度哲学科に進学、サンスクリット文学(サンスクリット語)を専攻しました。
卒業後はサンスクリット学者として蓮を研究されました。相当な『お坊ちゃまくん』です。
次々と巨人がこの国から居なくなります。前を見ても後を振り向いても、心細い限りです。
手前の坪内祐三さん、『小説現代』で連載しました『酒中日記』が映画化され、全国で公開中です。
明日から始まる相撲の力士、行司の皆様が神田を練り歩くそうで、其方にも顔を出さなければならないそうです。お忙しい方です。
坪内さん、悔しいけれど顔、首に皺が無いですね。奥様にお肌の手入れ等、今度、伺いませう。
詩人の高橋睦郎さんの挨拶です。
今、発売の『婦人公論』で、先日、亡くなられました画家、金子國義さんについて、人形作家、四谷シモンさんと対談をされておりますが、金子國義人物像がすこぶる面白い。
金子さんは、日本の『ジャン・ジュネ』ですね。
また、澁澤龍彦、川端康成、三島由紀夫さん等の正月の集まりでの逸話は、良き時代のサロンを彷彿させるお話しでした。
松山さんと言えば、隣席女性の胸に触る趣味が御座いましたが、その胸を貸した一人、版画家、池田満寿夫さんの奥様、バイオリン奏者、佐藤陽子さんが、松山さんの乳房への憧れを語りました。
松山さんが母親の乳房を求める年頃に、お母様は医大を設立する為、多忙を極めており、乳児、松山さんの乳房を求める泣き声に答える事が出来なかったそうです。
それが生涯、女性の乳房を触らないと精神的安定を得られない理由ではないかとの説ですが・・・本当ですかね。
二次会は写真の店で始まりました。
酔払いが移動中、大声を出しまして、下北の皆様にご迷惑をお掛けしました事をお詫び致します。
雑誌『福神』の特集は秋山さんです。
南伸坊さんが松山さんの顔真似をしております。下に写真とあり、南文子とありますのは、南さんの奥様です。
文ちゃん、面白いんですよ。その話は、またの機会に・・・。
『福神』を手に取りたい方はこちら。
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