Home > お知らせ > 『私の八月十五日展』北京にて開催②

『私の八月十五日展』北京にて開催②

前日の平和門北京ダック店での夕食会、

たいへん盛り上がりました。

元総理を始めに元中国大使、

元大手企業中国代表に前防衛政務次官やら

議員の方々が挨拶を述べると、

店側が記念写真を撮り始め、

私にも絵を描けと紙を渡す始末です。

そんな喧騒の一夜が明け、

中国人民抗日戦争記念館での

オープニングセレモニーへ向けて

諸先生方々が集まり、

何事も無く手配の乗用車に乗り込むのを見ると、

予定通りセレモニーを開くのだと了解する。

写真は、記念館の会場に設えた記帳所にて、

日本側来賓の記帳風景です。

各自、記帳する度、テレビの撮影用ライトが照らされ、

セレモニーに向かって緊張が高まります。

控えの貴賓室へ入ると、中国側の要人、

館長が待っており、浅からぬ付き合いに

あちこちで交流の会話に花が咲きます。

セレモニー会場には日本、

中国のマスコミがつめかけ、

御覧のように、来賓席に背を向けて写真を撮るものだから、

一体、何が行われているのか判らない始末で、

私も事前に作品を寄贈してほしいと頼まれていて、

その作品をマスコミに披露するも、

テレビ、写真の報道の人垣で、

来賓席からは作品が見えなかったとの

お小言をもらってしまいました。

作品を寄贈すると、

写真のような寄贈証書が作家に手渡されます。

これは国宝指定なども、同じ体裁の証明書が出されます。

手放す時などに、作品の証明になるのでしょう。

報道が入る前の会場の一部です。

南京よりも広い会場です。

ガラスケースが見えますが、

ここで美術館グッズも販売していて、

「私の八月十五日展」の切手やバッチなども

販売しております。

行かれた時は、お買い求め下さい。

ここで何か記念に買い求めようと売り子さんを見ると、

耳にヘッドフォーンをして、私達には目もくれず、

耳元の音楽に聞き入っておりました。

社会主義国ではよく見かける、

サービス業に従事する店員の態度ですが、

経済開放政策で絶滅したかに見えましたが、

居ましたね。

何度か声を掛けると、ヘッドフォーンを耳から外し、

笑顔の無い顔をこちらに向けました。

恒例の寄せ書きですが、今回、作家の数が少なく、

多くの日本側の諸先生方々が観る方へ回られて、

中々、手を出さない。

海老名さんにも描くようお勧めし、

前々回、アーティスト側に回られた

中山議員も踏ん切りがつかぬ様子。

次回は頼みますよー。

絵も漫画も描く議員で、

今時の国会などの作品を

ものにして下さい。

刻々と、デモ隊の情報が入ってきます。

とりあえず、昼食を兼ねた歓迎昼食会を開くことになり、

記念館の中庭へ出ると、

公安の私服、制服姿の方達が記念館の要所、

要所に立っておりました。

オープニング駆けつけて頂いた

中国側のファンの皆様が

公安の先導で記念館を後にする私達に

手を振ってくれましたのが唯一、

緊張したセレモニーでの、

心温かくなる場面でした。

セレモニーに駆けつけて頂いた中国の皆さん、

本当に有難う御座いました。

写真は記念館の近く、

曲がりくねった路地の奥にあるレストランで、

一般客は入れない場所だそうで、

路地の道々には

私服の公安が立っておりました。

相当、厳重な警備だと感じました。

四角い中庭を取り囲むように、

建物が四つあります。

その建物がレストランになっております。

中々、雰囲気があり、

緊張した喉に常温のビールがたまりません。

胡瓜に味噌を付けて食べる料理など、

庶民的ですが美味しい料理が

次々と出てまいります。

出ましたね、上海カニです。

美味しかったです。

写真を撮り忘れましたが、

ここでは煙草は、料理が並ぶテーブルに

ライターと共に出されておりました。

煙草を吸うときは、隣の人に煙草を勧めるのが

礼儀だそうです。

お酒と同じですね。一人で飲むのではなく、

カンペーイと、隣の人のグラスと合わせて、

隣の人と一緒に飲む。

礼儀に筋が通っております。

この後、観光へ向かうはずでしたが、

日本大使館を取り囲んだデモ隊と警察が衝突、

逮捕者が出ているとの情報が入り、

急遽、観光は取り止めとなり、

北京飯店へと戻ることになりました。

大手企業中国代表の方が

中国に居られた時、

何度も反日デモを見ておられ、

そんなに過激なデモに

出合うことが無かったと話され、

反日デモがどのようなものか、

怖がらず見られたほうが良いと

話されていたのが印象に残りました。

私もデモを見に行きたいと思いました。

                                            つづく

Comments:0

Comment Form
Remember personal info

Trackbacks:0

Trackback URL for this entry
http://hayashi-seiichi.com/wp-trackback.php?p=336
Listed below are links to weblogs that reference
『私の八月十五日展』北京にて開催② from Seiichi Hayashi Art world

Home > お知らせ > 『私の八月十五日展』北京にて開催②

Search
関連リンク
  • ロッテ 小梅だより
    ロッテのキャンディ『小梅ちゃん』のファンページ。『小梅ちゃん』のプロフィールやパッケージに展開されている『小梅恋物語』などを詳細に掲載しています。
  • 名匠雑貨店
    叙情画の匠が贈る雑貨店
  • 日本アニメーション協会
    林静一が所属する日本アニメーション協会のホームページ。
  • 林静一オフィシャルサイト
    オフィシャルサイトはこちら。
  • 菓匠三全
    林 静一が包装等をデザインする、仙台銘菓『萩の月』の三全のホームページ。
  • 青林工藝舎 アックス
    林 静一が南伸房、水木しげるらと審査員を務める 青林工藝舎「ax(アックス)」のページ。
Feeds
Meta

Return to page top